無愛想な私は

時は過ぎ高2になった6月

私は家族で住んでいたあの家にまた戻ることにした

なんだかんだで新幹線に乗っている

小さい時の色んな思い出を思い出すだけで苦しくなる

多分この気持ちは

悲しいって事なのかな

嗚呼

私は大切な人が離れるのは本当に嫌だ

こんなに苦しくなって

寂しくなる

こんな気持ちはもう

味わいたくない

前を歩いている人と軽く肩がぶつかってしまった

食卓の近くには窓がある

外には昔となにも変わらない

景色が見える

私は一人無言で外を見つめている

昔は家族揃って楽しく会話してたっけ

色々考えるけど

頭に出てくるのは"悲しい"と"苦しい"の二つだけ

正直これほど悲しくなったことはない

大切な人が居なくなることは

どんなことよりも苦しい

そんな気がする

いつも笑いあって

いつも相談に乗ってくれていた

大切な人が

急に居なくなる

多分

これほど辛くて心の奥から

なにかを求める

こんなことは

味わったことがない

戻らせてよ....

私は知らぬ間に目を閉じていた...

今私の前には

大切だった

家族がいる

日常的な話をしているが

私にとっては

とても幸せな話

もうこの会話を聞くことができないと思うと

泣きそう

遊園地に来て1時間が経った

少し遠くをみると

少し小柄で

小学1年生ぐらいの子が

一人で寂しそうにベンチに座っている

ジェットコースター前

楽しんでよね