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こはなまるさんのストーリー全部 好きです😭💗 ブクマ失礼します🙌🏻➰
ブクマ失礼します
ブクマ失礼します!m(*_ _)m
リクエスト!!!
遅くなってごめんなさい!!
それでは!
れでぃごっ!!
キーンコーンカーンコーン
放課後 下校を知らせるチャイムが鳴る
みんなは喜ぶだろうが俺は違う
教室を出て校門には行かずに反対側の体育館裏に行く
望んで行くわけじゃない
行かなきゃいけない
体育館裏に着くともう数人の男女がいて
まずは蹴られ、殴られる
それからカッターやバットが出てきてまた殴られる
理由はキモいから、犬耳と尻尾が生えてるから、オッドアイだから
好きでこんな見た目になったんじゃないのに
数時間に及ぶ暴力が終わるとトイレに行き傷を洗う
服についた足跡などをなくしバレないようにする
そして教室に戻るはいいが当たり前のように鞄がない
これは日常茶飯事で大体ゴミ箱か池
今回はゴミ箱に捨ててありそこから拾い上げボロボロになった教科書などを強引に中に入れ教室を出る
まだ帰っていない文化部の人や部活を終わるのを待ってる人たちとすれ違うがその度に鋭い視線を投げつけてくる
思わず苦笑を浮かべ、無視をして気にせず歩く
でも、自然に足が早くなった
先生、先輩、同級生、後輩
すれ違う度視線は、鋭くなる
肌で感じる色んな感情
また、足が早くなった
途中でさっき殴ってきた奴らとすれ違うがその瞬間に目が合い気色悪いぐらい口角が上がったのが見えた
もっと、足が早くなった
気づいたらもう走っていた
肩にずっと力が入っている
息が出来ない
吐きそう
気持ち悪い
苦しい
いたい
死にたい
なんでこんな目に会わなきゃいけないの…?
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるからぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる
気付いた時にはもう家の前だった
家の中に入り部屋に向かう
そんなに長くない階段に廊下が今日はとても長く感じた
長い階段を登り、長い廊下を渡り、たどり着いた俺の部屋
カーテンを閉めて鍵をかけ、カバンを乱暴に投げ捨て制服のままどさっとベッドに倒れこんだ
その瞬間体が重くなるのが分かる
仰向けになり、腕で目を隠す
その時袖が濡れ、冷たい腕が暖かくなる
あぁ…、俺泣いてるんだ
そう冷静に考える
一度出てしまったものを戻すのは大変でなかなか止まらない
諦めて声を殺して泣く
傷がしみて少し痛い
しばらくそのままでいるとコンコンっとなるのが聞こえた
その声は兄ちゃん
つまりなーくん だった
赤
そう返事をし、重い体を無理矢理起こしクローゼットに向かう
部屋を出て、長い廊下を渡り、長い階段を降りてリビングに行く
リビングのドアを開けるともうみんなが座っていた
俺は空いてるところに座ると話は始まる
それは
いじめの話
その内容は みんなは虐められていってること みんなで支えあって行こうってこと みんなのことをよく知ろうってこと 隠し事はしないってこと
でも俺は言えなかった
いや、
言わなかった
辛いのは俺だけじゃない
俺より一つ年上のにぃちゃんだってもう限界の顔をしてるみんなも
俺はみんなよりも辛くない
少しでもみんなの役に立ちたい
少しでも頼りにならなきゃ
大丈夫
俺は辛くない
話が終わると俺は部屋に戻った
ずっと部屋にこもっていたらさとみが夕飯を持ってきてくれたが正直全然食欲がない
匂いだけでも吐き気がする
一口食べてみたがやっぱり吐いてしまった
口に入れた瞬間吐いてしまったものでご飯の上にかかってしまった
せっかく作ってくれたのに申し訳なかったがこっそりと捨てた
そして布団に潜り体を曲げ丸くなる
うごきたくない
ねたい
ねれない
たすけて
こわい
もうやだ
しにたい
でもこわい
しねない
よわい
つかれた
はぁ、
それから1週間が過ぎた
俺はいつもとは違う屋上に呼び出された
この学校は4階建てで俺は2階
教室を出て屋上に繋がる階段に足を運ぶ
何故かいつもと違う気がして嫌な予感がした
重くなる足を無視して階段を登る
階段を登りきりドアに手を動かすがやはり違和感があり、戸惑ってしまう
そしてドアを開けるとそこには
みんながいた
青
赤
あぁ、そういうことか
だからいつもと場所が違うんだ
イライラする
なんでいちいちみんな一斉にするわけ?
意味がわからない
そんなことを思ってると後頭部に激しい痛みに襲われた
赤
紫
黄
死ねアホボケカス社会のゴミ生きる価値なし
ドアの向こうから大勢の人が入ってくる
目の前でみんなが怯えてる
目の前でみんなが殴られていく
目の前でみんなが血を出してる
ふざけんなよ
赤
死ねアホボケカス社会のゴミ生きる価値なし
赤
死ねアホボケカス社会のゴミ生きる価値なし
赤
赤
赤
死ねアホボケカス社会のゴミ生きる価値なし
赤
赤
赤
赤
赤
赤
死ねアホボケカス社会のゴミ生きる価値なし
赤
赤
赤
紫
赤
桃
赤
橙
黄
赤
赤
赤
赤
死ねアホボケカス社会のゴミ生きる価値なし
赤
死ねアホボケカス社会のゴミ生きる価値なし
俺はフェンスに足を掛け飛び降りようとしたが出来なかった
お腹のあたりにまわるものを見ると見慣れた桃色のカーディガンだった
桃
赤
桃
さとみは分かりやすくため息をつきモブ達の方を向き睨みつけこう言った
桃
視界に入れたくもないと軽く軽蔑し、みんなで屋上を後にした
家に帰るとまずみんなで傷の手当てをした
今、ななるぅとは買い出しに行ってころジェルは疲れて自分の部屋で寝ている
桃
赤
桃
赤
桃
さとみは悲しそうな、悔しそうな顔をして俺に言った
赤
赤
そう言うとさとみは目に涙をためポロポロと泣き出してしまった
赤
赤
いつぶりだろうさとみが泣いたとこみるの
久しぶりに弟が泣いたのを見て戸惑ったが昔よくしていたものを思い出した
赤
桃
慰めながら背中をさすりギュッと抱きしめる
すると背中に手が回ってきてにぃちゃんにぃちゃんと何度も呼びながら泣いていた
しばらく慰めていればさとちゃんはぽつぽつと話し始めた
桃
赤
桃
桃
桃
赤
それからしばらくこのままでいるとリビングのドアが開く音がした
青
橙
赤
黄
赤
桃
紫
全