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彼は泣いた
私の目の前で
膝をついて
顔をぐしゃぐしゃにして
泣いていた
目の前にいたのに
私にはどうすることもできなくて
慰めてあげられなくて
何に泣いてるのかもわからなくって
何もできなかった
彼は私の前から消えた
探したけど見つからなかった
私は今でも心残りだ
まだ彼のことを忘れられない
今でも、彼につながる手がかりを探して居る
彼は大学生だ
サークルに入っていた
でも、サークルにも何もなかった
サークルは、何も知らないようだった
それどころか、誰?と聞き返された
何度説明しても、聞いてくれなかった
手がかりは見つからなかった
もう、どうしようもなくなって
彼の家に行った
彼のお母さんにあって
改めて話を聞いたり部屋を見たりした
でも、驚いたことに
彼のお母さんは
彼のお母さんではなくなっていた
キョトンとした顔をされ
その人は、何も知らない
と言うふうな顔つきだった
それでも、部屋には入れてくれた
そしたら、見つけてしまった
彼からの手紙を
その人に、手紙について聞いてみると
何も知らないと言った
でも、宛名は「エリーへ」と書かれていた
その人に、この名前に見覚えはあるか聞いたところ
泣いていた
その人は、顔を変えず手紙を熱心に読み
その人もよくわからず泣いていた
彼のお母さんらしきその人は
私をみると、
抱きついて来た
私もこの手紙を読んだ
内容は
「俺の存在を消します。」
とだけ書いてあった
彼の存在を知って居るのは私だけ
なら、どうして私は覚えているのか
彼は優しい人だから。
私だけが覚えているのは、私が関係しているんじゃないのか
そう思った
存在を消すと言うことは、誰も覚えていないってこと
何か大きなことをしない限り、そんなことにはならないハズ
私は、存在を消せると言う店を調べて当たってみた
でも、そう簡単に行かなくて
存在が消えてるから、誰も覚えてないの
名簿見せてくれと言っても、守秘義務とかで見せてくれなくて
実はね
私も…
彼の名前
覚えてないの
だから、調べようにも調べられなかった
今まで、調べているうちにどんどん忘れてって
今では
彼の一言「お願いだから」
しか覚えてないの
だから、最初の方にメモした名前を頼りに調べているんだけど
…
調べていくうちに
彼の声
彼の仕草
彼との思い出
いろんなことを忘れていって
とうとう、何を調べるのかも忘れちゃったの
だから、もしも
答えに辿り着けていたら
未来は、変わったのかもしれない
あの時に、どうして君は泣いたのか
その答えに、辿り着けていたら
ーー真相ーー
拓海
拓海
拓海
拓海
拓海
ピーーーーーーーーー
拓海
拓海
拓海
拓海
拓海
拓海
はいっ!ヒミツです!
面白かったですか??
えーと、ちゃんとした真相を話すとですね
「えりかは事故にあって、目を覚まさない間夢を見ていた。その夢で、拓海との記憶を取り戻して現世に帰れるか、そのまま忘れて目を閉じるか。えりかは間に合わず、拓海を思い出すことが出来ず死んでしまう。」
ってことですね
だから、「お願いだから」だったんですよ!
はぁー!えりかー!!!
手紙の「俺の存在を消します」って言うのは多分、死神の手招きかな。だって思い出せなかったらそのまま死んじゃうんだもの
そこで、お母さんは泣いて抱きしめたと
夢の中の人物はもちろん現実と同じくえりかが大好きだったんでしょうね
でも、間に合わなかった
だから最後の「答えに辿り着けていれば」、帰れたかもしれないのにって言う意味ですね!多分!
って私が描いたのに多分ってなんだよ多分ってw
まぁそういうことです!
面白かったらいいねを!
目標は1000!って、なんかもう達成してる!?ありがとうございます!!
これからも!よろしくお願いします!(^_−)−☆
byヒミツ