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大人

お前は出来損ないだ!!!!

………ごめんなさい。

大人

なんでこんなものも出来ないんだ!!!

…………ごめんなさい。

そう、謝り続けて何年経っただろう、ここはどこだろう、

海生(あおい)

(………目を開けてみよう、)

海生(あおい)

………(あぁ、やっぱりここか、昔の記憶は嫌なものばっかだ。)

僕は海生。 海に生きるって書いて海生(あおい) 理由は海のように心広い優しい子に育って欲しくてつけたらしい。 なんなんだこの世界は。僕は………親の”奴隷”として生きるだけなのかよ……

海生(あおい)

………(学校行こ、)

海生(あおい)

…………(海だ。)

あぁ…綺麗な海。 死に損ないの僕が来ていいところじゃないのに。

海生(あおい)

………(”人生はそう甘くは無い”……か。)

僕の日課は学校前にこの海を見ること。 潮のいい匂いがしていい気分になる。

海生(あおい)

………父さんたちと来たっけ。

海生(あおい)

…………

人生はそう甘くはないと大人は言う。 でも僕は違うと思う。

子供

きゃーー!笑

海生(あおい)

…………(元気だな。)

僕は子供が苦手だ。 元気でいいとは思うが、苦手だ。

海生(あおい)

………(入学式緊張する。)

そう。今日は高校の入学式。 楽しみだけど、不安だ。

『ガラガラ』

海生(あおい)

…………(まだ誰も来てないんだな。)

海生(あおい)

………(疲れた。)

琉晟(りゅうせい)

………

海生(あおい)

…………(なにあいつ。ガラ悪。不良かな、関わんないでおこ。)

琉晟(りゅうせい)

ねぇ。

海生(あおい)

(な、なにこいつ。)

琉晟(りゅうせい)

ねぇってば。

海生(あおい)

………はい。(まじなんなん。)

琉晟(りゅうせい)

ここって何年何組?

海生(あおい)

(教室前に書いてあるだろ。)1年2組ですけど。

琉晟(りゅうせい)

あっそ。さんきゅ。

海生(あおい)

…………(顔を背ける)(なんなんだあいつは。目、いや、頭が悪いのか?)

琉晟(りゅうせい)

…………ねぇ。

海生(あおい)

………な、なんですか。(またかよ、次はなんだ…)

琉晟(りゅうせい)

お前名前は?

海生(あおい)

(なんなんだ…)海生ですけど…

琉晟(りゅうせい)

海生?どんな漢字なん?

海生(あおい)

えっと…こう書きます。(知ってどうすんだよ。)

琉晟(りゅうせい)

へぇ。珍しい漢字だね

海生(あおい)

………(何こいつ)

琉晟(りゅうせい)

俺こっちかと思った。(”葵”を書いた)

海生(あおい)

よく言われます…。(腹立つ)

琉晟(りゅうせい)

よろしく。海生くん

海生(あおい)

あ、はい…(あ〜。めんどくさい。)

琉晟(りゅうせい)

俺は琉晟。よろしく。漢字はこう書くんだ。

海生(あおい)

あっそうですか。(なんなんだよマジでコイツめんどくさい、!)

琉晟(りゅうせい)

冷たいなぁ。

海生(あおい)

そうですかね。(お前がめんどくさいからじゃ!!!)

琉晟(りゅうせい)

うん。

琉晟(りゅうせい)

なんかごめんな。迷惑だったか?

海生(あおい)

……いえ別に。(なにこいつ。)

海生(あおい)

…………(はぁ、まじで災難だった、)

海生(あおい)

………(てか、陽キャ多すぎだろ、)

琉晟(りゅうせい)

あっ…海生くん。

海生(あおい)

な、なんですか、(今一番会いたくないやつに会ってしまったぁぁぁ!!)

琉晟(りゅうせい)

よっ。一緒に帰らね?

海生(あおい)

無理です。さようなら。

琉晟(りゅうせい)

えー、即答傷つくなぁ、笑

海生(あおい)

………(無視だ無視、帰ろ、)

琉晟(りゅうせい)

なぁ、マジで待てってば。

海生(あおい)

は、離してください、!(や、やばい、声出しすぎた、)

琉晟(りゅうせい)

………。ごめん

海生(あおい)

あ…(これでいいんだよ、何悲しんでるんだ…)

海生(あおい)

…………(着いた、疲れた…)

海生(あおい)

……(腹減った、)

海生(あおい)

………(なんかあったっけ、)

海生(あおい)

あー、何も無い、買いに行くか、

海生(あおい)

………(寒っ、)

海生(あおい)

………(どれにしよ、)

琉晟(りゅうせい)

あれ?海生くん?

海生(あおい)

………(は、?待って、後ろから、ま、まさか、)

琉晟(りゅうせい)

海生くんじゃん!

海生(あおい)

………あ、こんにちは、(最悪だぁぁぁぁ)

琉晟(りゅうせい)

おう!海生くんはここで何してんの?

海生(あおい)

お昼ご飯を買いに、(何言ってんだよ!!!言うなアホ!僕のバカっ!!!)

琉晟(りゅうせい)

あ、アイス持ってる。家近いんだ?

海生(あおい)

そ、そうですけど、(何こいつっ、!まじきもいっ、!)

琉晟(りゅうせい)

あれ?色々買ってるね?俺ん家も近いんだよね。来る?

海生(あおい)

いいです。無理です。(何言ってんだこいつ!)

琉晟(りゅうせい)

いいじゃん!来てよっ!

海生(あおい)

うわぁっ、!ちょっ、!は、離してください、!!!(まじこの人の力バケモンすぎっ、!!!)

琉晟(りゅうせい)

俺ん家に友達いんだよ!顔見せてやってよ!

海生(あおい)

えっ…嫌です。(顔を逸らせば、諦めろっ、!!!)

琉晟(りゅうせい)

………来て?^^

海生(あおい)

っ…(な、なんだこいつ、なんで今こいつをかっこいいなんて、俺狂ったか、?)

海生(あおい)

……………(け、結局ついてきてしまった、)

琉晟(りゅうせい)

入って!

海生(あおい)

…………(顔を見せたら帰る、顔を見せたら帰る、)

海生(あおい)

あ、あれ、?(友達いるんじゃねぇの?)

琉晟(りゅうせい)

ふふ、ごめんね?こうでもしないと来てくれないと思って

海生(あおい)

は、はぁ!?騙したのかっ、!(うっっっざ!!!!)

琉晟(りゅうせい)

ごめんてば

海生(あおい)

何あんた!!俺になんで付きまとうんだ!!!(聞いてやる、!!!!)

琉晟(りゅうせい)

…………なんでだと思う?

海生(あおい)

は、はぁ?(わけわかんねぇ、)

琉晟(りゅうせい)

………一目惚れってやつ?そう、一目惚れをした俺は。君に

海生(あおい)

はっ、?!ば、バカ言うなっ、!!!!(な、なんで男の俺にっ、!!!!)

琉晟(りゅうせい)

真面目なんだけどー?

海生(あおい)

ま、真面目って、(無理なんだけど、)

琉晟(りゅうせい)

ねぇ。海生くんって恋人っている?

海生(あおい)

はっ!?い、いるわけっ、!(なんでそんなこと聞いてくるんだっ、!)

琉晟(りゅうせい)

じゃあ候補に俺入れといてよ。^^

海生(あおい)

っ、!(な、なんだこいつはっ、!!!なんで俺はこいつに照れてんだ、!!!)

琉晟(りゅうせい)

いつでもいーよ。^^待ってる

海生(あおい)

っ!!!!うるせっ!!!(こいつを殴りたいっ、!!!!)

琉晟(りゅうせい)

照れてるね。^^かあいい。

海生(あおい)

だまれっ!!!!(何こいつっ!!!)

琉晟(りゅうせい)

学校では違うね。雰囲気が^^

海生(あおい)

っ〜!

あぁ…実際そうだ、俺は中学を卒業したと共に喧嘩を辞めたんだからな、

中学の時俺は、

中学時代の頃…🐥⸒⸒

中学時代の海生(あおい)

おらぁ!!!!!

俺はタトゥーを入れて、髪も中学で染めた。

喧嘩っぱやくて、何人も病院送りにしてきた。 それが僕にとってすごく辛くて屈辱で、苦しかった。

周りの奴らは俺を軽蔑した。 親も、親友と思っていたやつもみんな、みんな。

生きた心地がしなかった。喧嘩をするのが日常だったから。

”高校では静かに生きよう。”そう決めた。

そう決めたのに……。

暗闇にいる俺をなんの音も立てずに現れた。それが琉晟。

暗闇にいる俺を引っ張りだそうとしてくれてるやつが現れたと思ったら、泣きそうで、弱音を吐きそうで、安心する、

俺はあいつが好きなのかもしれない、でも、俺は男だ、あいつも、男、

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コメント

2

ユーザー

└('ω')┘フォォォ!!最高

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