TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

お兄様!

ノア・アディス

ああオリヴィア、

ノア・アディス

どうした、

ノア・アディス

何かあったか?

ルーシー様のことで、お話がございます

ノア・アディス

、、、

ローワン様から全てお聞きしました

ノア・アディス

違うだ、オリヴィア、

何が違うと言うのですか?

ノア・アディス

、、、これはルーシーと俺の問題だ

そうして放って置くうちに、こうしてこじれたのでしょう

ノア・アディス

それでも、、俺には、、、

、、、本当に、意気地の無い男、

ノア・アディス

っ、オリヴィア、お前!

なんでもございません、

失礼します、お兄様、

バタンッ

ノア・アディス

オリヴィア、、、

ノア・アディス

昔はもっと大人しい性格だったのに、

ノア・アディス

どうしてしまったんだオリヴィア、

バタンッ

リリー・アディス

、、、

あら、リリーいつの間に、

リリー・アディス

お姉様、、、

リリー・アディス

お兄様はどうしてルーシー様を、、

リリー・アディス

ルーシー様を悲しませながら、お兄様自身も、もっと悲しい顔をするのでしょうか、

、、、リリー

リリー・アディス

あたしもうこれ以上、、お二人の傷ついた顔を見たくは、ありません、(泣)

リリー、そのような顔をしないで、

大丈夫、私が、必ずどうにかして差し上げますわ

とは言ったものの、どういたしましょう

お兄様に直談判するというのは、

先程、ダメだと分かりましたしね、

陳情というのなら、

ルーシー様への方が効果的でしょうね、

そういえば、ブラウン家のお茶会が近日中にありますわね

ブラウンとラドゥエルの両家は長い友好関係にあったはず、

ではあれば、ルーシー様らがお呼ばれになることは必然、

しっかりと準備して臨むことと致しますか

リリー・アディス

きらきら〜!

そうね、

(さて、ルーシー様は、、、)

あっ、いましたわっ

ルーシー様!

、、、お兄様といますわね

ルーシー・ラドゥエル

どうして!

ノア・アディス

何度言わせる、

ノア・アディス

俺はもう疲れたぞ

ルーシー・ラドゥエル

、っ私はっ、

ルーシー・ラドゥエル

そんなふうに言うのはずるいわ!

ノア・アディス

ヒステリックもいい加減にしてほしい

ルーシー・ラドゥエル

っ!ノア様は、なぜ、いつもっ

ルーシー・ラドゥエル

再度っ参ります!

(あらあらいけないわね、)

ルーシー様、

ルーシー・ラドゥエル

っ!

ノア・アディス

オリヴィアっ

ここで逃げてはいつまでも変われないままでございます

人の恋路に割り込むというのは大分胸が痛みますが、

、、、こちらも愛しき者をこれ以上悲しませるわけにもいきませんので、

ノア・アディス

オリヴィア、

ノア・アディス

訳を説明させてほしい

ノア・アディス

これは仕方のないことなんだ!

ええ、理由を話していただきましょう

ノア・アディス

俺は、彼女を幸せにできるほどの力は持っていない

ノア・アディス

彼女と婚約することで彼女の不幸を招いてしまう

ノア・アディス

俺のせいでルーシーが不幸せになってしまう、

ルーシー・ラドゥエル

そんなことはないわっ!

ルーシー・ラドゥエル

私はっ!貴方といられれば、それでいいの!

ノア・アディス

駄目だ、それでは駄目だ

ノア・アディス

君がよくても、俺は駄目だ

ノア・アディス

本当に申し訳ないと思っている、

ルーシー・ラドゥエル

っ、

本当にどうしようもないわね、

ノア・アディス

、、、

ルーシー・ラドゥエル

っ、、、

パシンッ

ノア・アディス

オリ、ヴィア、

ルーシー・ラドゥエル

っ!、オリヴィア様なにを!

お兄様!あなたはそんなどうでもいい理由で二年もレディーを泣かせ続けていたのですか!!

ノア・アディス

ごちゃごちゃと屁理屈を並べてはいるものの、要するに自分に自信がなく、その事実から逃げているだけでしょう

ただ格好が着くように仕方ないことだと悲劇の人にでもなったつもりで語って、

それで彼女が何度深く傷を負ったか、

あなたの判断だからと強くは言えないことをいいことに、安易に、彼女と向き合いもせず、

あなたの行いがどれだけ紳士的でないか、理解して、反省すべきです

ノア・アディス

、、、

ルーシー・ラドゥエル

、、、グスッ

タッタッタッ

ノア・アディス

まっ待ってくれ!ルーシー!

タッタッタッ

っ(少々ヒートアップしすぎましたね、)

(もっと穏やかに事を進める予定でしたのに、、、)

まぁ、これで解決するなら、

エドワード・ブラウン

おい、何があった、

えっエドワードっ、、様

大したことはございませんわオホホ

エドワード・ブラウン

そうか、

エドワード・ブラウン

ああ、そうだ

エドワード・ブラウン

今日は__

っ!

ノア・アディス

ルーシー!どこへ行ったんだ、

ノア・アディス

(よく考えれば、こんなふうにルーシーが自衛のため走り出したとき、)

ノア・アディス

(俺が彼女を追いかけたことが一度でもあっただろうか、)

ノア・アディス

(いや、きっとない)

「あなたの判断だからと強くは言えないことをいいことに、安易に、彼女と向き合いもせず」

ノア・アディス

俺は本当に最低なことをしていたんだな

ノア・アディス

、、、あや、まらなければ、、、

ノア・アディス

ルーシーに謝らなければ、!

ルーシー・ラドゥエル

グスッグスッ

ルーシー・ラドゥエル

(わかっている、こんなところで一人泣いていても手を差し伸べてくれる人などいないことを、)

ルーシー・ラドゥエル

(いや、違う、)

ルーシー・ラドゥエル

(私は誰かに気づいてほしいわけでも助けてほしいわけでもない、)

ルーシー・ラドゥエル

(ノア様、たった一人の、あのお人にだけ手を差し伸べてほしい、)

ルーシー・ラドゥエル

それだけ、なのに、

ルーシー・ラドゥエル

(追いかけて来てくれることを期待することももうやめた、)

ルーシー・ラドゥエル

、、、

ノア・アディス

ルーシー!

ルーシー・ラドゥエル

、、、ノ、ア、さま

ノア・アディス

ルーシー、こんなところにいたのか、

ノア・アディス

探したぞ、

ルーシー・ラドゥエル

、、ノア、様、なぜ、

ノア・アディス

なぜって、、、

ノア・アディス

、、、自分のやっていることの愚かさに気がついたんだ、

ノア・アディス

我ながら妹に説教されて初めて理解するなんて、とんだ無能だと笑ってしまう

ノア・アディス

いや、全く笑い事ではないんだがな、

ルーシー・ラドゥエル

、、、

ルーシー・ラドゥエル

いいんです、もう、

ルーシー・ラドゥエル

大好きな妹さんからお話を聞いて、無理して従っているのでしょう、

ノア・アディス

無理などではっ

ルーシー・ラドゥエル

私は!、、あなたに辛い思いをさせてまで婚約するべきでないと、

ルーシー・ラドゥエル

やっと、、気づけたのです、

ルーシー・ラドゥエル

お慕えしておりました、ノア様、

ノア・アディス

ルーシー、どうか、どうか、

ノア・アディス

これまでの非礼を許してほしい、

ノア・アディス

愚かな俺は本気で君のためだと思いながら、君を遠ざけるために、

ノア・アディス

わざと君が傷つくようなことを言っていたんだ

ノア・アディス

申し訳ないことに、今の俺にはやはり自信がない、

ルーシー・ラドゥエル

、、、

ノア・アディス

でも、そんなことは関係ない!

ノア・アディス

いい加減、覚悟を決めることにするよ

ノア・アディス

ルーシー、自信はないものの、覚悟と決意を持って、君を幸せに導く努力を惜しまないことをここに誓う

ノア・アディス

俺と婚約してくれないか?

ルーシー・ラドゥエル

、、、っ

ルーシー・ラドゥエル

ノア、様、、もちろんでございます、、!

氷織

はい!お疲れ様です

炎華

なっっっっっが

氷織

それはそう、ごめん

氷織

でもドラマチックになるように頑張ったんで!♡たくさん欲しいです!

炎華

コメントもよろ

氷織

てなわけで

氷織

ばいばい

貴方を史上最も悪名高き王にするまで

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

106

コメント

2

ユーザー

リア充しn((お幸せに!!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚