コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
水
僕は大きく背伸びをして大好きな人がいるリビングに向かう
水
いつもなら美味しそうな匂いが漂ってくるはずなのに今日はそれがない
不思議に思いながらリビングに向かう
水
そこには僕の愛する人の姿がなかった
水
水
水
水
水
水
あれから部屋中を探したが彼の姿は見当たらない
水
僕は普段仕事の時しか入らないアトリエを覗いた
水
そこにはベッドに横たわる彼の姿があった
水
水
彼の体に触れるととても冷たくなっていたのがわかる
出会ったあの日以上に
水
水
水
声が枯れるほど泣き喚き気がつけば外は暗くなっていた
水
何度呼んでも彼は返事をしない
優しく抱きしめてくれる人も名前も呼んでくれる人ももうこの世にいない
僕の手で壊したのだ
水
僕は彼の亡骸を抱えとある部屋に来た
水
水
水
僕はベッドにいる当時好きだった先輩の隣に彼を置いた
水
水
水
水
あれから何日経ったのだろうか
外がわからないから朝か夜かもわからない
力が出ない
何もする気が起きない
水
僕は2人の亡骸を抱きしめながら永遠の眠りについた
琥珀
琥珀
琥珀