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まろ ッ …

まだ … っ

生きたいよ … ッ

… っ

 

まろちゃんは産まれたときから病弱だった

病状が悪くなったのはつい最近

去年の夏くらいか

去年の夏を最近と思う人は少ないだろうか

僕はまろちゃんと過ごせてる時間ほど幸せなことはないから

そう思えるだけかもしれない

 

 

まだ っ … 生きれるよ … ッ

だってまろちゃんは

まろ … ちゃんは ッ …

…… ッ

 

言葉が出てこない

まろちゃんは僕の大事なお嫁さん

なにか声をかけてあげなきゃ

安心させなきゃ

僕が

僕が ッ …

守らなきゃ

 

  

ごめん …

変に気使わせちゃったね … ッ ( 笑

あ … ッ

まろちゃんの声で現実に戻る

僕の瞳に映ったまろちゃんの笑顔は

僕が見たい笑顔ではなかった

僕が愛おしくて仕方がない

笑顔ではなかった

ただただ苦しみで出来た仮面のような笑顔が

張り付いているだけだった

 

 

 

あぁ

僕ではまろちゃんを幸せにできないのか

あいつにすべて取られてしまうのか

僕のすべてを

嫌だ …

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ

嫌だ ッ …!

 

 

( そっか …

( あいつを利用すればいいのか

( はっ…

( なんだ もっとはやくやっておくべきだった

( まろちゃんは僕しか見えなくていい

( 他の奴らなんて見なくていい

( まろちゃんには申し訳ないけど …

( まあいいよね

( ちょっとだけだもん

( うん

( ほんとに少し

( 傷ついてもらうだけ

 

 

 

ねぇ … まろちゃん?

ん っ …?

ほとけ先輩にさ

デート

誘ってみようよ ♡

 

 

  

 

 

 

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