アドルフ
彡(-)(-)「はぁ……」
アドルフ
彡(゚)(゚)「今日の演劇はひどかった…」
クビチェク
( ´-ω-` )「たしかに…」
クビチェク
僕たちは劇場で『ローエングリン』の上演を見てきた
リンツの劇場は昔ながらの古い建物だ
だから、あらゆるものが欠けていた
リンツの劇場は昔ながらの古い建物だ
だから、あらゆるものが欠けていた
クビチェク
機械設備、衣装、小道具、楽器…
でも田舎の劇場だから仕方のないことだ
でも田舎の劇場だから仕方のないことだ
クビチェク
( ;´-ω-` )「でもまさか、背景画が音を立てて落ちてくるなんて…」
クビチェク
(´・ω・`)「ワーグナーの描く壮大な世界感が台無しだよ」
アドルフ
彡(•)(•)「ワイはあの男性合唱団が許せん!」
アドルフ
彡(●)(●)「偉そうにイギリスじみた髭を生やしおって!!」
クビチェク
( ´-ω-` )「やっぱり…」
クビチェク
(;´・ω・` )「ちゃんとしたモノを見たいなら都会に行かないとね…」
アドルフ
彡(-)(-)「まあ、それが田舎の劇のええとこやな…」
クビチェク
(´•ω•`)「え?どういうことだい?」
アドルフ
彡(゚)(゚)「後で感動する余韻が残されとるやろ」
アドルフ
彡(-)(-)「きっとワイらがウィーンでちゃんとした劇を見たら…」
アドルフ
彡(゚)(゚)「今回の劇がアクセントになってさらに感動するはずや!」
クビチェク
(´・ω・`)「たしかに…でも、アドルフはさすがだね」
アドルフ
彡(゚)(゚)「ん?なにがや?」
クビチェク
(´・ω・`)「後で感動する余韻が残ってるって…」
クビチェク
(´^ω^`)「とてもステキな表現だと思うよ」
アドルフ
彡(^)(^)「せやろ!!」







