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形裕

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形裕

2 - 第2話 学校に閉じ込められた?!(Part1)

♥

9

2025年03月30日

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裕也 ︶ 👣

〜♪

形兆 ︶ 🪖

裕也…はよ…

裕也 ︶ 👣

ん、おはよ形兆。

裕也 ︶ 👣

今朝飯作ってるから待ってろよ♪

形兆 ︶ 🪖

…わかった。

裕也 ︶ 👣

眠い?

形兆 ︶ 🪖

まぁな…

裕也 ︶ 👣

もうちょい寝てくるか?

形兆 ︶ 🪖

いや、いい。

形兆 ︶ 🪖

今日学校だからな。

裕也 ︶ 👣

それもそうか。

裕也 ︶ 👣

2度寝したら遅刻確定だもんなぁ(笑

形兆 ︶ 🪖

笑うんじゃあねー…

裕也 ︶ 👣

結構前遅刻してただろ〜?

裕也 ︶ 👣

几帳面なお前が遅刻するなんて珍しいもんだから、クラスザワザワしてたぜ〜?

形兆 ︶ 🪖

…そうかよ。

裕也 ︶ 👣

もうちょいで出来るし、
皿持ってってくれよ。

裕也 ︶ 👣

今、手ぇ離せねーからさ。

形兆 ︶ 🪖

わかった。

裕也 ︶ 👣

お待たせ〜。

形兆 ︶ 🪖

…ん、美味そう。

裕也 ︶ 👣

今日は軽めだけどな。

裕也 ︶ 👣

いつもは時間かけるけど、今日はちょいと遅くなっちまったからな…

形兆 ︶ 🪖

んな事気にしなくてもいいのに…律儀だな…

裕也 ︶ 👣

え〜?

裕也 ︶ 👣

まァいいや、さっさと食って学校行くぞ〜。

形兆 ︶ 🪖

…わ〜ったよ。

裕也 ︶ 👣

形兆 ︶ 🪖

…かわいい。(ボソ

裕也 ︶ 👣

形兆 ︶ 🪖

なんでもねー…

裕也 ︶ 👣

そうか?

裕也 ︶ 👣

オレ先行っとくからな〜。

形兆 ︶ 🪖

あ、ちょ…

形兆 ︶ 🪖

…行っちまった。

形兆 ︶ 🪖

まぁいいか…

形兆 ︶ 🪖

俺も早く行かねーと…

裕也 ︶ 👣

今日の授業なんかあったかな〜?

裕也 ︶ 👣

…あ、今日体育あるじゃん

裕也 ︶ 👣

体操着…あった!

裕也 ︶ 👣

良かった…

形兆 ︶ 🪖

また忘れたら貸してやろうと思ったんだがな?

裕也 ︶ 👣

馬鹿野郎!オレはそう何でもかんでも忘れねぇよ!

形兆 ︶ 🪖

ハッ、そうかよ。

裕也 ︶ 👣

この野郎…

裕也 ︶ 👣

はよ〜…

クラスメイト

おはよ〜裕也!

クラスメイト

元気なさそ〜だな?

クラスメイト

どうした?

裕也 ︶ 👣

あ〜、いや、別に大丈夫。

裕也 ︶ 👣

サンキュな。

クラスメイト

大丈夫なら良いんだけどな。

クラスメイト

今日体育あるけど、体操着持ってきたかよ?

裕也 ︶ 👣

ちゃんと持ってるわ。

クラスメイト

お前この前忘れて隣のクラスの男に借りてたろ〜?(笑

裕也 ︶ 👣

う〜…言うんじゃあねーッ!

裕也 ︶ 👣

アレは…ただの"友達だ"ッ!

クラスメイト

ほんとかよ?(笑

クラスメイト

嘘だぁ。

裕也 ︶ 👣

ほんとだっつの!

裕也 ︶ 👣

お前ら勘違いしすぎなんだよ!

裕也 ︶ 👣

大体、それを言うなら下級生の仗助とか億泰にも言えるだろ?!

クラスメイト

アイツら付き合ってるし、なんなら知ってる。

裕也 ︶ 👣

は?!

そう、裕也だけが知らなかったのだ。 仗助と億泰が付き合ってるのを。

裕也 ︶ 👣

な、なんだよォ…先言えよ…

クラスメイト

悪かったよ(笑

クラスメイト

んな事より、さっさと着替えてグラウンド行こうぜ。

クラスメイト

遅刻したらシバかれるぞ〜?(笑

裕也 ︶ 👣

う…

裕也 ︶ 👣

(なんだよ、あの2人付き合ってるのかよ…)

裕也 ︶ 👣

(さっさと着替えよ…)

裕也 ︶ 👣

(なーんか集中できねーな…)

クラスメイト

どーしたんだよ?

クラスメイト

お前、いつもなら50m走余裕じゃん。

裕也 ︶ 👣

裕也 ︶ 👣

なーんか乗り気じゃあねーんだよな。

クラスメイト

そーなのかよ?

クラスメイト

珍しいな。

裕也 ︶ 👣

…まァな。

裕也 ︶ 👣

(さっさと終わらせよ…)

クラスメイト

(大丈夫かな裕也…)

クラスメイト

(どーせ形兆の事で悩んでんだな。)

形兆 ︶ 🪖

クラスメイト

形兆〜?

形兆 ︶ 🪖

あ?

クラスメイト

怖っ、んな顔するなよ(笑

形兆 ︶ 🪖

…で、なんだよ。

クラスメイト

ほら、これ。わかんねーから教えてくれよ。

形兆 ︶ 🪖

…それはこうするんだ。

形兆 ︶ 🪖

1年時に習ったろ?

クラスメイト

忘れてたの〜、悪かったよ。

形兆 ︶ 🪖

そーかよ。

形兆 ︶ 🪖

さっさとやり直ししろよ。

クラスメイト

へーへ、お前アイツと付き合ってんの?

形兆 ︶ 🪖

あ?

クラスメイト

裕也だよ、あのナルシスト。

形兆 ︶ 🪖

クラスメイト

お前さぁ、考えな?

形兆 ︶ 🪖

なんでだよ?

クラスメイト

アイツの評判悪いって聞くぜ〜?

形兆 ︶ 🪖

…フゥン

形兆 ︶ 🪖

それがどうしたんだよ。

クラスメイト

だってさぁ〜…

形兆 ︶ 🪖

…次、その口開いて裕也の事言ってみろ。

形兆 ︶ 🪖

次はねーからな。

クラスメイト

…な、なんだよ。本気にするなよ。

形兆 ︶ 🪖

形兆の冷たい目は、どこか殺意がある様な目をしていた。

クラスメイト

…わかったよ!

クラスメイト

悪かったな!

逆ギレして去っていく。

形兆 ︶ 🪖

形兆 ︶ 🪖

(不安だ…)

裕也 ︶ 👣

クラスメイト

裕也…!

裕也 ︶ 👣

クラスメイト

おいッ!裕也!

裕也 ︶ 👣

うあっ…?

クラスメイト

次お前だぞ!

裕也 ︶ 👣

…あ、嗚呼、オレか。

裕也 ︶ 👣

(ダメだ、形兆の事ずーっと考えてる…ぼーっとする…)

裕也 ︶ 👣

(オレの事でトラブル起こすなよ…形兆…)

放課後

クラスメイト

な〜、裕也!

クラスメイト

一緒に帰ろうぜ!

裕也 ︶ 👣

あ、嗚呼。いいよ。

クラスメイト

アレッ、珍しいな。

クラスメイト

いつもは形兆と帰るって言ってんのに、どーした?

裕也 ︶ 👣

あ〜、今日は気分じゃあなくてな。

裕也 ︶ 👣

たまにはいいかなって。

クラスメイト

そー?

クラスメイト

嫉妬されるぞ〜?(笑

裕也 ︶ 👣

そんな簡単にアイツがするかよ(笑

裕也 ︶ 👣

(本当はして欲しいけど、でもして欲しくない…)

クラスメイト

ま、いいや!行こうぜ!

裕也 ︶ 👣

…あ、その前にちょっと忘れもん取りに行ってくるわ。

裕也 ︶ 👣

美術室に筆忘れちまったからさ。

クラスメイト

お、了解〜。

クラスメイト

外で待ってるわ

裕也 ︶ 👣

おう、サンキュな。

裕也は美術室へ。

クラスメイト

…裕也の事、置いて帰ろうぜ。

クラスメイト

別にいいけど、アイツ評判悪いもんな。

クラスメイト

置いてかれて当然だわ。

そう、噴上裕也。 彼は学校からの評判は悪く、仲のいい人と取り巻きの人以外は近寄らない。

上辺で仲良くしているだけだったのだ。

美術室

裕也 ︶ 👣

えーっと、確かこの辺…

裕也 ︶ 👣

あ、あった。

裕也 ︶ 👣

…ふぃ、見つかって良かった。

裕也 ︶ 👣

アイツら待ってるし行くか〜…

ドアを開けようとした。 だが、ドアががっちり閉まっていたのだ。

裕也 ︶ 👣

あれッ…っかしぃな…

裕也 ︶ 👣

鍵はオレが持って…

裕也 ︶ 👣

あ…?

裕也 ︶ 👣

無い?!

裕也 ︶ 👣

ここに置いてた…よな…?

裕也 ︶ 👣

(まさかスタンド攻撃でも受けてんのか…?)

裕也 ︶ 👣

(そんなわけないか…)

裕也 ︶ 👣

…アイツらに連絡取れねーかな。

裕也 ︶ 👣

なぁ、美術室の鍵知らねえ?

クラスメイト

え、知らないな…

クラスメイト

っつかごめん、俺ら先に帰るわ!

裕也 ︶ 👣

え…

裕也 ︶ 👣

待っててくれるって…

クラスメイト

用事思い出したんだよ!

クラスメイト

そーそー、塾とかあったからさ!

裕也 ︶ 👣

そ、そうか。

裕也 ︶ 👣

んじゃあまたな。

クラスメイト

おう!

クラスメイト

…サヨナラだな、噴上裕也。

退会させられました。

裕也 ︶ 👣

…?

裕也 ︶ 👣

は…?

裕也 ︶ 👣

グループ…

裕也 ︶ 👣

裕也 ︶ 👣

(薄々わかってたけど、結構辛いな…)

裕也 ︶ 👣

…閉じ込められたままか。

裕也 ︶ 👣

帰れねーな…

刻一刻と、時間は過ぎていく。

もう何時間か経つ。

なのに誰も来ない。

恋人である形兆でさえも。

裕也 ︶ 👣

(嫌われたのかな、オレ。)

裕也 ︶ 👣

(当たり前だよな…)

裕也 ︶ 👣

裕也 ︶ 👣

寂しいもんだな、こういうの…

校門前

形兆 ︶ 🪖

形兆 ︶ 🪖

遅せぇな。

形兆 ︶ 🪖

何してんだ…

クラスメイト

お、形兆じゃん。

クラスメイト

どーした?

クラスメイト

また裕也のこと待ってんの?

形兆 ︶ 🪖

…悪いか

クラスメイト

別に。

クラスメイト

裕也なら先に帰ったと思うぜ〜?

形兆 ︶ 🪖

…そうか。

クラスメイト

おう、じゃあまた明日な

形兆 ︶ 🪖

ん。

形兆 ︶ 🪖

形兆 ︶ 🪖

先に帰ったのかアイツは…?

この時、まだ形兆は知らなかった。

裕也が美術室に居ることに。

美術室の黒板前

裕也 ︶ 👣

…寒い

裕也 ︶ 👣

暖房も付かねえ…

裕也 ︶ 👣

くそっ…寒い…

裕也 ︶ 👣

(凍えそうだ…)

裕也 ︶ 👣

…暇だな、寂しいし。

裕也 ︶ 👣

なんか落書きでもするかな…

カツカツと、チョークで落書きをする音が教室に響き渡る

ただその音に込められたのは、 寂しさと苦しさだった。

裕也 ︶ 👣

裕也 ︶ 👣

寒い…な…

裕也 ︶ 👣

この時期って結構寒いしな…

裕也 ︶ 👣

温まる方法ないかな…

裕也 ︶ 👣

…なさそうだな

裕也 ︶ 👣

形兆…どこに居るんだよ…

裕也 ︶ 👣

いつもなら温めてくれるんだけどな。

裕也 ︶ 👣

居ないもんな…

また再び落書きをする。

でも、文字だけだった。 "Help" や "助けて" という言葉しか出なかった。

裕也 ︶ 👣

裕也 ︶ 👣

身体がもう動かなくなってきた…

裕也 ︶ 👣

電話…できねーかな…

そっと電話をかけてみる。

相手はもちろん、形兆である。

2人の家

形兆 ︶ 🪖

形兆 ︶ 🪖

遅せぇ。

形兆 ︶ 🪖

絶対おかしい…

形兆 ︶ 🪖

何かがおかしい。

形兆 ︶ 🪖

形兆 ︶ 🪖

まさか…

形兆 ︶ 🪖

学校に閉じ込められたんじゃあねェだろうな…

形兆 ︶ 🪖

…あ?

形兆 ︶ 🪖

なんだ…?

形兆 ︶ 🪖

裕也?

裕也 ︶ 👣

…形兆…?

形兆 ︶ 🪖

…お前今どこだ。

裕也 ︶ 👣

美術室…

形兆 ︶ 🪖

なんでんな所居るんだよ。

裕也 ︶ 👣

…忘れ物…取りに…

形兆 ︶ 🪖

裕也…?

裕也 ︶ 👣

形兆…

裕也 ︶ 👣

寒い…

形兆 ︶ 🪖

…わかった、今行く。

裕也 ︶ 👣

時間…足りない…

裕也 ︶ 👣

寒い…

裕也 ︶ 👣

死にそう…

形兆 ︶ 🪖

…億泰とか連れていくから待ってろ。

形兆 ︶ 🪖

耐えれるか。

裕也 ︶ 👣

わかんねぇ…でも…

裕也 ︶ 👣

耐える…

形兆 ︶ 🪖

…なるべく暖かくしろ。

形兆 ︶ 🪖

すぐ行く。

裕也 ︶ 👣

うん…待って…

裕也 ︶ 👣

通話終了

通話
05:00

形兆 ︶ 🪖

億泰の部屋

形兆 ︶ 🪖

億泰ッ!仗助ッ!居るか!

億泰 ︶ 💲

う〜…なんスか兄貴ィ…

仗助 ︶ 💎

なんの用ッスか…

仗助 ︶ 💎

寝てたッスけど…

形兆 ︶ 🪖

裕也助けに行くぞ。

仗助 ︶ 💎

待てよ…

仗助 ︶ 💎

それってどういう…?

億泰 ︶ 💲

まさかとは思うけどよ…

形兆 ︶ 🪖

…言いたいことは分かるな?

仗助 ︶ 💎

了解ッス!

億泰 ︶ 💲

おー…閉じ込められたってことか、理解したぜ!

形兆 ︶ 🪖

仗助 ︶ 💎

(そっか、唯一救ってくれたのは裕也だから…心配なんだよな、形兆…)

億泰 ︶ 💲

(兄貴カッケー。)

裕也 ︶ 👣

(もう、どれぐらい経っただろう…)

裕也 ︶ 👣

(2時間?)

裕也 ︶ 👣

(3時間…?)

裕也 ︶ 👣

(それよりもっと…)

裕也 ︶ 👣

(考えたくなかった…)

裕也 ︶ 👣

(スマホの充電も切れて、暖も取れる場所もなくて。)

裕也 ︶ 👣

(そろそろ限界だ…)

意識が朦朧とする。 自分は何をしていたのか、

誰を求めていたのか。

分からなくなったのだ。

裕也 ︶ 👣

裕也 ︶ 👣

ハァ、ここで死ぬのか…?

裕也 ︶ 👣

ヤダね、そんなの…

裕也 ︶ 👣

まだ、誰にも"ありがとう"って言えてねーのに。

裕也 ︶ 👣

死ぬ訳には行かねぇっつの…

裕也 ︶ 👣

とは言ったものの、本当は…

廊下で物音がした。

裕也 ︶ 👣

…?

扉の外から聞こえるのは、 自分の名前を呼ぶ声だった。

それも複数。

裕也 ︶ 👣

…聞き覚えのある声だ。

形兆 ︶ 🪖

「裕也ァ〜!」

裕也 ︶ 👣

…!

裕也 ︶ 👣

(クッソ!開かねぇッ!)

ガチャガチャとドアノブを捻る。

裕也 ︶ 👣

形兆…

裕也 ︶ 👣

ここ…

裕也 ︶ 👣

ここに…居るから…!

裕也 ︶ 👣

なァ…!

形兆 ︶ 🪖

裕也…

億泰 ︶ 💲

…お?

仗助 ︶ 💎

どうした億泰?

億泰 ︶ 💲

なーんかガチャガチャすんなーってよ。

仗助 ︶ 💎

まさかそこに!

形兆 ︶ 🪖

…裕也ッ!

億泰 ︶ 💲

(兄貴…)

仗助 ︶ 💎

(…泣いてる、滅多に見せねえのに。この時だけは、泣くんだよ。いつも。)

仗助 ︶ 💎

(アンタは、俺よりもっと抱えてる。)

形兆 ︶ 🪖

…裕也?

裕也 ︶ 👣

「形兆…?そこ…いる…?」

仗助 ︶ 💎

声が途切れ途切れだ…

億泰 ︶ 💲

鍵は?!

仗助 ︶ 💎

あーッ、えーっと…!

仗助 ︶ 💎

あった!

仗助 ︶ 💎

「今鍵開けるッス!」

裕也 ︶ 👣

…仗助…

億泰 ︶ 💲

「裕也先輩大丈夫ッスか〜?!」

裕也 ︶ 👣

…億泰まで

鍵の開く音がする。

仗助 ︶ 💎

開いたァ!

形兆 ︶ 🪖

裕也…!(抱締

裕也 ︶ 👣

形兆ォ…!

億泰 ︶ 💲

ふぃ〜…何とかセーフ…!

仗助 ︶ 💎

…でも、なんで?

仗助 ︶ 💎

なんで裕也が閉じ込められてんだ?

裕也 ︶ 👣

…ぐすっ…

形兆 ︶ 🪖

…(ギュッ

裕也 ︶ 👣

…遅せぇよ、馬鹿。

形兆 ︶ 🪖

悪かった…。

億泰 ︶ 💲

(兄貴…)

仗助 ︶ 💎

(やっぱり、アンタは不器用ッスね…)

仗助 ︶ 💎

(俺より、誰よりも不器用ッス。)

裕也 ︶ 👣

…うっ…ぐすっ…

形兆 ︶ 🪖

…(撫

億泰 ︶ 💲

…なァ、1つ気になったんだがよ。

億泰 ︶ 💲

なんで閉じ込められたんだ?

裕也 ︶ 👣

裕也 ︶ 👣

わからねぇ。

裕也 ︶ 👣

だけど、来てくれて助かった…

裕也 ︶ 👣

ありがとよ。

仗助 ︶ 💎

当たり前ッスよ、将来の"義兄さん"なんだから。

仗助 ︶ 💎

…んで、こっからどーするンスか?

仗助 ︶ 💎

生憎、俺たちも学校に閉じ込められたみたいッスけど。

裕也 ︶ 👣

…オレのせいだ…

億泰 ︶ 💲

裕也先輩…?

裕也 ︶ 👣

オレが忘れ物なんか取りに行ったから…!

形兆 ︶ 🪖

…お前は何も悪くねぇ。

形兆 ︶ 🪖

…一緒に帰らなかった俺が悪い。

形兆 ︶ 🪖

すまん…

裕也 ︶ 👣

…んーん…

仗助 ︶ 💎

…なァ、裕也。

裕也 ︶ 👣

…?

仗助 ︶ 💎

アンタは気づいてるンスか。

仗助 ︶ 💎

陰口言われてるの。

億泰 ︶ 💲

ほえ…?

裕也 ︶ 👣

…嗚呼。

仗助 ︶ 💎

…アンタ、それ相談しましたか。

仗助 ︶ 💎

形兆にも、俺にも、億泰にも。

仗助 ︶ 💎

ましてや取り巻きの人達にも。

仗助 ︶ 💎

言いました?

裕也 ︶ 👣

…言ってない。

仗助 ︶ 💎

…ですよね。

仗助 ︶ 💎

知ってるんすよ、俺。

仗助 ︶ 💎

アンタがずーっと抱えてること。

仗助 ︶ 💎

無理しないでって俺に言いますけど、アンタにも言えるッスからね。

裕也 ︶ 👣

…悪かったよ。

裕也 ︶ 👣

次から言うようにする。

形兆 ︶ 🪖

…(撫

億泰 ︶ 💲

まァまァ、とりあえず無事だったんだし、結果オーライだろ。

仗助 ︶ 💎

まァ、そうだな。

仗助 ︶ 💎

命は最優先だからなぁ。

形兆 ︶ 🪖

…で、どうする。

形兆 ︶ 🪖

どうやって出る…

裕也 ︶ 👣

…どっかに、裏口みたいなヤツがあったハズ。

裕也 ︶ 👣

それ使えば…

億泰 ︶ 💲

でもよォ、それも鍵掛かってるぜ…

裕也 ︶ 👣

…じゃあどうしろって!

形兆 ︶ 🪖

裕也…?

裕也 ︶ 👣

…ッ。

仗助 ︶ 💎

…パニックになってるッス。

億泰 ︶ 💲

おぉ…?

仗助 ︶ 💎

…怖いッスよね、分かるッスよ。その気持ち。

仗助 ︶ 💎

俺も…家族にそうされた…。

仗助 ︶ 💎

パニックに陥るのも分かる…

仗助 ︶ 💎

苦しいよな…

形兆 ︶ 🪖

…大丈夫、信じろ裕也。

裕也 ︶ 👣

…でも…!

形兆 ︶ 🪖

…(撫

裕也 ︶ 👣

…ぐすっ…ん…

仗助 ︶ 💎

…じゃあもうこうしましょ。

裕也 ︶ 👣

…?

仗助 ︶ 💎

4人全員で行動、これが1番いいと思います。

仗助 ︶ 💎

大丈夫ッス、何があっても守るんで。

仗助 ︶ 💎

な? 億泰。

億泰 ︶ 💲

当たり前だろぉ〜?!

億泰 ︶ 💲

言わせんなよ!(ドンッ

仗助 ︶ 💎

悪かったって(笑

裕也 ︶ 👣

…仗助…億泰…

形兆 ︶ 🪖

…俺も居るからな。

裕也 ︶ 👣

…うん…!

仗助 ︶ 💎

元気出たっぽいッスね。

仗助 ︶ 💎

じゃあどこから行きます?

裕也 ︶ 👣

窓って開けられるか…?

形兆 ︶ 🪖

ダメだがっちりしまってやがる。

裕也 ︶ 👣

…そういや、美術室に来る前になにか非常口みたいなのがあったハズ。

億泰 ︶ 💲

そこまで向かってみるか!

次回、脱出作戦スタート

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