「ねぇねぇ、境夜神社って知ってる?」
「何それ?」
「ほら、隣町に行くための唯一の道だよ」
「あ〜なんか聞いた事あるかも」
「そこを通らないと隣町に行けないんだけど」
「夜は絶対に入っちゃダメなんだよね」
「何で?」
「夜は時空の歪みが生じて別の世へ繋がってしまうから」
「そして夜、そこに行った者たちは行方不明になったり」
「帰ってきた者達は皆、記憶喪失と貧血を起こして帰ってくるんだって!」
「へぇ〜そんな処が合ったんだ………」
「此処は……何処?」
満月の夜、鈴の音と共に
赤髪の男が幽世へとやって来る
その者は幽世に幸福を齎し
そして、刻を動かすだろう
チリンチリーン
「?!」
「今の聞こえたか?」
「うん、聞こえた聞こえた!」
「まさか、"当たり"?」
「そんなわけある?」
「えっ鈴の音?!」
「これはもしやもしや?」
「えぇ〜でもほんとかな?」
今宵は、幽世へ 𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡_____
天乃ミント
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