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朝の日が窓から部屋へと入ってくる。
まだ眠たかった私からしたら、迷惑極まりないことだった。
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私は朝の日に当たる以外では、なかなか起こせないらしい……。
だから、こうやって、毎朝私を起こしているのだ。
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それでも、眩しいものは眩しいので、私は仕方なく起きることにした。
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憂鬱な気持ちで階段を降りる。
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ママはいつもと変わらず、忙しそうに動き回っている。
お母さん
見ると、美味しそうなサンドイッチがおいてある。
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そして、たまごとハムをはさんだサンドイッチを美味しくいただく。
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お母さん
用意を終えてもう会社に行く準備ができたママが私にあいさつをする。
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よしっ、私ももう行こう。
ふあ〜。
眠い……。
ずっと、ベッドで寝ていたかった……!
ゆい
その声と同時に背中に勢いよく圧力がかかった。
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ゆい
この子はゆい。
学校で人があまり寄り付かない私にも優しく接してくれる、親友?みたいな存在。
ゆい
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これは本当だ。
ゆい
そうやって、ゆいは一人笑いながら、他人事のように言っている。
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まあ、言ったところでどうにもならないし、いっか。
キャーッ
うるさいな……。
ゆい
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確かに言われて見ればいつもうるさかったような気がするけど……。
ゆい
私そんなに興味無いものわかりやすいかな……。
隠そうとはしていたつもりだけど……。
仕方ないや〜っと言いながら、ゆいは教えてくれた。
ゆい
へ〜。
ゆい
ふーん。
ゆい
大当たり〜。
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そもそも男の子ってものに興味がないからね〜。
ゆい
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別に、男の子に愛されたいって思ってないもん。
ゆい
ほんっとに……。
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こんなところから早く離れたい……!
ゆい
もう……。
ふう……。
私とゆいは残念ながら、クラスが別。
だから、お昼とかは一緒に食べるけど、主に私は一人。
ゆいは社交的で友達もできやすいけど、私は真逆。
友達と呼べる人すらいない。
初めの頃は優しい人が話しかけたりしてくれたけど、私が冷たい対応をしちゃったせいで、諦めてるらしい。
クラスメイト1
クラスメイト2
あんなふうに陽キャっていうの?
明るく接せない。
てると
ん?
それでも、根強く話しかけてくれる人もいた。
あ、またか。
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てると
この人はてるとさん。
私みたいな人にも話しかけてくれる、クラスのリーダー的存在の人。
最近は、席が隣になったから、前よりも話しかけてくるようになった。
クラスの女の子たちは、かわいい〜って、デレデレ。
確かに、可愛いかもだけど……。
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可哀想〜とかって思ってるんでしょうね。
てると
なんとまあ、上から目線。
これが、かわいいと呼べる人なの……!?
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てると
そう言って、てるとさんは顔の前で手を合わせて謝っている。
これで、無理っは、言いずらいよ……。
ずるい……。
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う〜(泣)。
てると
なんか、弟みたいな可愛さがあるな〜。
だから、可愛いって言われてるのか……。
クラスのぶりっ子
また現れた……!
てるとさんは人気者だから、こうやって、女の子たちに連れていかれる。
本人もいやいやだけど、顔に笑顔を貼り付けて断らない。
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なんで、無理してまでして、みんなに良くするんだろう。
私にだって、仲良くしたって、利益ないのに……。
否定はしないけど……。
まあ、私には理解できない感情があるんだろうね。
キーンコーンカーンコーン
予鈴だ。
先生