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それは、暑い暑い夏の日のことだった 天気はすごく良くて‥でもそれはなにかの始まりを 告げるように……
南
南
針は11時くらいを指す そう、私の一日はこうやって慌ただしく始まるのだ
南
南
南
南
母
南
ドアを乱暴に開けると急いで公園へと向かう
南
渚は猫と戯れていた、猫を抱かえて、 私の方をキッと睨むと口を開く
渚
南
渚
南
気まずい雰囲気が流れる それに耐えきれなかったのか猫は逃げ出した それを彼は追う、私もあとに続いた
こ
れ
は
じ
ご
く
の
は
じ
ま
り
だ
っ
た
南
渚
渚が飛んだ、体から赤を散らしながら 生臭い血の香りと渚の香りが混ざりあった トラックのキキィーという音 人たちの悲鳴 耳を劈くような音がたくさん聞こえた 蝉の声が木々の周りで響く
あの猫は少し笑った気がした
天気がいい でもそれは、何かが壊れたように感じる
南
針を見ると11時くらいを指している
南
南
南
母
南
ドアを乱暴に開けると急いで家を飛び出ていく 風鈴の音が何かを伝えたそうにリリリと響いた
渚
南
私はあることに気がついた それは昨日見た夢と同じだったのだ あの猫、この始まり方すべてが似ていた
猫が逃げ出す。 それを追おうとする
渚
南
渚
南
これなら大丈夫 安心していた でもそれは……
みんなが上を向いてざわついている と同時に悲鳴が聞こえた 隣を見ると 鉄柱が渚を貫いていた
(なんで‥なんで渚が‥) そんなこと思ってももう遅い
彼はなぜか笑ってる気がした そして、あの猫も…
何回繰り返しただろうが 渚が死んではまた目覚めて死んでは目覚めて 私はいい加減嫌になってきた だから今日‥
終 わ ら せ る ん だ
トラックが来たこのままだと渚が轢かれる もうおんなじ失敗はしたくない だから…これで良かったんだ‥
渚
南
小さくつぶやいた 渚を押し飛ばす 瞬間トラックにぶち当たる 歪む視界 渚の泣いた表情が見えた あの猫は驚いた表情でこっちを見ていた
南
そう小さくつぶやいて私は終わった
渚
渚
猫を撫でながら小さく呟いた
渚
どうでしたでしょうか?? 楽しんでいただければ幸いです