僕から君達へ、BADEND

別れて探してから 20分くらい経った

道中、敵に見つかっては 戦って殺した

はじめて、人を殺した

罪悪感、気持ち悪い 少し復讐出来たという喜び

天使族なのに、手を汚した

色んなものが頭の中の 俺を壊す

ああ、クロノアさんは 優しいなぁ、なんだろう 汚れてるのに汚れてない

殺したのを 悪く思ってるのかな

ああ、また殺さなきゃ いけないのか

ボーっとしてると敵が 斬りかかってきた

あ、ヤバい 避けることが出来ない

でも、もう死ねば 皆とーーー

死ぬ覚悟をして目を瞑る

目を開けるとクロノアさんが 目の前にいて敵を殺していた

腕にかすり傷が出来ている さっきまで出来てなかった

クロノアさんが俺の方に よろつく

怒られるのか 何か言われるのか、と 思い思わず目をつぶる

クロノアさんは口に 出しながら俺の頭を撫でる

俺が悪いのに優しく 慰めてくれる クロノアさんを見て 思わず涙が出る

立って歩こうとすると 足が震えて転びそうになって クロノアさんが支えてくれる

なんとなく、クロノアさんが 汚れてない理由がわかった

いや、なんで汚れが 目立たないのかがわかった 気がした

なんでか知らないが 敵がいない

走っていくと 光が見える

そこには倒れてる しにがみさんがいた

後ろからコンちゃん達が きた、無事だったのか

2人が辺りを見に行った

嫌な予感がする

コンちゃんがしにがみさんの 手首を触って脈を測る

しにがみさんの服を巡る

服をめくると腹が 綺麗に割れて、中の ものがぐちゃぐちゃに なって血が黒くなってた

一瞬の出来事で 絶望につつまれた