ると(主)
ると(主)
ると(主)
ると(主)
ると(主)
ると(主)
ると(主)
ると(主)
ると(主)
ころ
情けない声を上げてるのは僕
何で病院に居るかって?
あー...まぁ色々諸事情でね
るぅ
隣に座ってる金髪はるぅく
毎日お見舞いに来てくれる優しい奴
でもとっても弱い
僕が居ないと何も出来ないんだw
ころ
いっその事抜け出してやろうか..
そう考えると
るぅ
僕の心を見透かした様に言ってくる
本人曰く、
何年も一緒にいたら分かるらしい
ころ
るぅ
こんなたわいもない会話をして過ごす
今日もそうだと思った
...
日に日に体が動かなくなってくのを 実感する
それを僕は隠している
ころ
1つ溜息を吐く
それを見て、彼は
るぅ
心配そうに聞いてくる
僕の返答は決まっている
ころ
ころ
返答をした後、僕は猛烈な..
るぅ
寂しさに襲われた。
ガチャ、と部屋を出てくのを見て僕は
ころ
流したくもない涙を流す
るぅくが戻ってくる前に止めないとな
数分経..... ガチャ
ころ
るぅ
涙は収まった
るぅくの顔見ると辛いな..。
もう彼を泣かせないって誓ったのに
あれから数日経
僕の体は動かなくなった。
ころ
るぅ
ころ
るぅ
...
ころ
今事実を伝える
そしたら彼は
るぅ
ころ
そうだった、彼は僕の事ならなんでも知ってる奴だった
るぅ
ころ
るぅ
ころ
謝る事しか出来ない
あれから1日経(早)
ころ
口を動かすのも精一杯な僕は
ぐたっとしていた
るぅ
ころ
自分で分かった。もう僕はタヒぬ
るぅ視点
ころ
変な声を出す青髪の彼
彼は末期ガンだ
ステージ4。治療不可能
それでもうすぐ...。
るぅ
僕は大きな声を出してころの手を握る
その手はいつもより冷たくて
...弱々しかった
ころ
手よりも弱々しい声で
震えていて
でもいつも通りの声で
彼は言葉を紡ぐ
ころ
弱く笑う青髪の彼
何に謝ってるのかが分からない
るぅ
僕は咄嗟に質問を返す
そしたら彼は
ころ
ころ
彼の手が僕の頬まで伸びる
そっとヒンヤリと冷たい手が僕の頬に触れる
るぅ
彼の手を辿って涙が落ちる
僕は...泣いてたの..?
るぅ
次第に涙が多くなり
彼は優しく笑う
ころ
涙脆いはずの彼は泣かずに
僕の方を向いてる
僕が泣きながら柔らかく笑うと
僕の頬に触れていた彼の手は
ゆっくりと下へ落ちた
るぅ
ころ
ピーーーーーっとうるさい音が鳴り響く
医者や看護師が入ってくる
僕はそんな事を気にする間もなく
手を優しく握って
るぅ
信じられない
おかしい
こんな運命僕は信じない
信じない..
信じたくない!
彼の手は完全に
冷えきっていた
るぅ
言葉にならない声が出て
流したくない涙がポロポロと落ち
僕の涙が彼の頬に当たる
僕が歪む視界の中、彼の事を見ると
優しく微笑んでいるように見えた
そしてもうひとつ
”最後くらい笑って”
そう言われた気がする
るぅ
泣きながら
頬をゆるめる、
医者が僕に言った
”.... るぅさん、ころさんは..”
るぅ
言葉が出せなくなった医者
泣きながらも、少し微笑む僕
そして
僕のヒーロー...親友が息をせずに寝ている
結局僕は彼を助けられなかった
ころちゃがいなくなって数日
僕はころちゃと出会った場所に来ていた
ぼーっとしていると、声が聞こえた
りい
さと
ジェ
なな
4人の男性が
大人数の男性に囲まれてる
複数人の男性
複数人の男性
殴られてる
.....僕は震える足を抑えながら
声を掛ける
初めて出会った時、
ころちゃは助けてくれた
それを真似るように
るぅ
僕が睨むと
複数人の男性
逃げていった
るぅ
ころちゃ、見てる?
りい
僕、人助けたよ
さと
ころちゃ、見てる?
ジェ
僕、人からお礼されてるよ
なな
ころちゃ、見てる?
僕、ヒーローになれたよ
るぅ
ると(主)
ると(主)
ると(主)
ると(主)
ると(主)
コメント
7件
泣いちゃった😢
神ですブクマ失礼します!