テラーノベル
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深海を泳ぐ勇魚と、遠い空を行く渡り鳥は
どちらが幸せなのだろう。
山深い源泉のほとり
捕らえたサカナがジタバタと足掻いた。
トリでもサカナでも。生物を観察をするのは好きだ。
まあ、あまり理解される趣味ではないけれど。
サカナはいつの間にか抵抗をやめ、僕の手の中でぐったりしていた。
見てごらん。キミはこんなにも無力だ。
いくら観察しても、キミのことは何一つ理解できなかったよ。
同じ言語をしゃべっていたはずなのにね。
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