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藍 花

何か 隠してますか … ?

嗚呼 遂に言ってしまった

… 、そうだなぁ

どっから話そうかな

何時も通りの明るい声は 何処か 牙骨無 様に聞こえた

俺さ 、母親が嫌いなんだ

藍 花

え 、

理想の高い親 将来を押し付けられ

勉強ばかりで 自分なんて見やしない

明るく振舞う

偽りの仮面

これが本音なのだと

言い聞かせていた

一 年 前 楓 side

その日は 模試の結果が分かった帰りだった

想像より悪い点数 怒られるんだろうと思うと憂鬱で

( … 俺のしたい事って何だっけ 、)

考える事すら面倒だった

__ あの これ落としましたよ 、!

そんな時に 君と出会った

あぁすみません
ありがとうございます

… あれ 、もしかして
氷室くん?

、 冴希さん?

其れ迄地面に向けていた視線 見上げると同じクラスの冴希さんだった

駅のホーム 思えば同じ様な出逢い方をしたんだな

翌 日

諷 華

一緒の電車だったんだ 笑

な 、吃驚した 笑

あの後軽く雑談をして 同じ電車である事が分かった

この日から一緒に登校し始めた

諷 華

ねぇ 、楓

ん?

諷 華

数学教えてくれないかな … !

いいけど …
諷華めっちゃ頭良いじゃん?!

暫く経つと お互い名前で呼び合う様になった

諷 華

それがさ 、今回のテスト範囲のとこ
ほんっと分かんなくて!

成程!
俺で教えられるとこなら聞いて ー

諷 華

ありがとう

人に頼るのも 頼られるのも上手で

諷 華

そういう事か … 分かってきた!

お 、良かった

諷 華

ほんと何でも出来るよね
羨ましすぎる

いやそんな事ないって 笑

其れは君の方なのに 何時も褒めてくれて

” 才色兼備 ” 其れが相応しい子だった

俺は何時しか 恋心を抱いていた

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