湊
ふぅ…
それにしても今見ると派手だね〜風鈴って
湊
どこに…
梅宮
おーい
校門に立っている梅宮さんの姿が見えた
湊
あ、梅宮さん!
梅宮
そんじゃあ行きますか
湊
はい!
梅宮
///!?
湊
?どうかしましたか
梅宮
手…///
梅宮さんは照れを隠すつもりか顔を背けた
湊
わぁぁあ!?すみません!
湊
いや…だったですか?
梅宮
そういう訳ではないが…
湊
そ、それより行きましょ!
私変なことしちゃったかな?
梅宮
あ、あぁ…
梅宮
(手を握るのは反則技だろが!///)
湊
?
湊
どうです?野菜の成長具合は
梅宮
ナスもピーマンも元気だぜ
梅宮さんは私の歩幅に合わせていた
湊
今年…余ったら欲しいです
梅宮
たくさん出来るはずだから
梅宮
やるぞ笑
湊
ありがとうございます!
私も野菜がとても好きだったから嬉しかった
梅宮
…
梅宮
湊
湊
?どうかしましたか
急に梅宮さんがピタっと止まった
梅宮
まだ、
梅宮
思い出すか…“あの時”のこと
その時、何処かぞわっと感じた
湊
!!
湊
あっはは…
湊
そうですね…思い出しちゃいます笑
トラウマなんて…忘れられる訳がない
梅宮
そうか…
湊
でもいいんです
湊
もう“あの時”とは違うんですから
梅宮
…
この気まずい空気から逃れたい
湊
さ、さぁ!
湊
早く終わらせましょ!
梅宮
…そうだな
梅宮
うしっ!スーパーまで競走だ
梅宮さんが急に走り出した
湊
あっ!待って
梅宮
んじゃ俺
梅宮
先に会計してくんわ
湊
はい
梅宮さんがその場から立ち去る
湊
(明日、炒飯でも作ろうかな)
湊
(それなら焼豚とネギがいるな)
モブ
ねぇそこのお姉さん
後ろから声が聞こえた
湊
?どうかしましたか
モブ
俺達とあっちのクレープ屋さんに行かない?
湊
うーん…
湊
ごめんね?私待ってる人が…
断らないとやばい気がする
モブ
そんな事言わないでさ〜
湊
ちょっ…離して!
手を引っ張られた
湊
(た、助けて!)
?
おい…何やってんだ
大ピンチ!そこに助けに来たのは〜?