この作品はいかがでしたか?
106
この作品はいかがでしたか?
106
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
好きになった瞬間から
僕が初めて恋をしたのは 中学2年生の時だった
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
蒼(ソウ)
蒼(ソウ)
蒼(ソウ)
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
中学2年の夏休み明け
時期外れの転校生に 僕は何故か興味が湧いた
それから何かと構っていると 弘樹とはすぐに仲良くなった
あまりにも一緒に居るものだから 僕と弘樹はセット扱い
冬が訪れる頃には 親友と呼べる存在になっていた
そんなある冬の日
僕は弘樹と一緒にテレビを観ていた
弘樹の両親が 泊まりがけの仕事で居ないからと
僕は弘樹の家に呼ばれた
弘樹の家には 何度か泊まりに来た事がある
理由は大体が今日と同じ
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
観ている番組が恋愛ドラマだからなのか
弘樹は突然、変な質問をしてきた
僕は呆れ気味にポテチを口へと運ぶ
弘樹(ヒロキ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
そう言って弘樹はテレビを指さした
"無意識に目で追っていたりとか"
"この先もずっと一緒に居たいとか"
"そんなピュアな事言わないわ"
"想像してご覧なさい"
"その人とキスをして嬉しいかどうか"
"嬉しければそれは恋よ"
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
あまりにも分かりやすくて 分かりづらい教科書
僕も弘樹も言葉を失った
蒼(ソウ)
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
弘樹の言葉に驚いて 僕はパッと顔を上げた
目が合うと弘樹はニヤリと笑う
弘樹(ヒロキ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
蒼(ソウ)
これは弘樹のせいだ
音として、言葉として 頭の中に入ってしまった
僕の意志とは関係無く 脳内再生されるキスシーン
キスしているのは僕と
弘樹だ
ー嫌じゃないー
弘樹(ヒロキ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
蒼(ソウ)
蒼(ソウ)
弘樹(ヒロキ)
蒼(ソウ)
だって
好きになった瞬間から
失恋しているんだから
コメント
1件
青くて苦くてそこが好きです( ˘ω˘)