数え切れないほどの想いを
来夏(らいか)
…そら、今も元気にやってる?
今ならきっとあなたに届くように叫ぶよ
いつからかその眼に映る景色全てが
来夏(らいか)
ッ…あぁ…泣
来夏(らいか)
真琴…ッ
来夏(らいか)
行かないでッ!
キキィィ!
来夏(らいか)
ッ真琴ッ!!
伊月
何やってんだよ!
来夏(らいか)
…離して!
来夏(らいか)
真琴のとこに行くのッ!
伊月
真琴は◯んだんだよッ!
伊月
1年前にここで!
来夏(らいか)
ッ…そんなわけない!
来夏(らいか)
真琴はいるもん!今そこに!
伊月
どこにいんだよ!
来夏(らいか)
そこに…ってあれ?
来夏(らいか)
真…琴?
伊月
おまえどうした?
来夏(らいか)
…そんな…わけッ、
伊月
しっかりしろ!
伊月
らいか…?らいか!
まるで光のない闇の中を見ているよう
来夏(らいか)
…あれ?
伊月
らいか、目が覚めたか
来夏(らいか)
…ッ真琴はッ!
伊月
だから何度も!
来夏(らいか)
信じられない…
来夏(らいか)
さっきまでいたのに!
悲しみに怯え逃げそうになった時
伊月
…らいか、大丈夫だ、
伊月
俺がいるから
伊月
なぁ、お願いだから、
伊月
もうやめてくれ
伊月
弱気にならないでくれ
あなたがくれた言葉に救われたんだよ
来夏(らいか)
…ッ泣だって怖いの。
来夏(らいか)
真琴がいない世界なんてッ…
伊月
…らいか。