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説明またはうりのきもち
行動
高校生の時、初めて恋をした。
とても純粋で、 それゆえに恥ずかしくもある、
蜂蜜漬けのレモンみたいな恋だ。
初めて口にした恋愛感情は、
どっぷりと甘ったるい液に浸かっているくせ、
酸っぱく、
ほろ苦く、
それでいて最後に口の中を支配するのは
それらのどの味でもない。
恋愛という感情を、
言語化するのは難解だ。
特定の誰かに惹かれること
誰かのことを強く想うこと
その人を自分のものにしたいと願い
行動すること、、、
だけどそれはニュアンスの話であって
恋という感情そのものが引き起こす
非理性的な衝動
を上手くいいあらわしては
いないように思う。
それを言葉にするのは難しい
けれどしいて言うのであれば
恋とは誰かが好きというよりも
誰かに好かれたいという気持ちと でも言った方が
当事者の感情にはより、寄り添って
いるように思う。
そう彼女に好かれたいと
何よりも強く強く願っていたあの年
俺は紛れもなく
恋をしていた