初めてだった。 人に興味を持ったのも、この感情も。 でも、それが何だかわからない。
栗花落カナヲ
......師範、教えて欲しい事が、あ、るの。
胡蝶しのぶ
.........!
胡蝶しのぶ
カナヲから話し掛けて来るなんて珍しいですね。何かありました?
栗花落カナヲ
私、わからないの...。
栗花落カナヲ
この感情が何なのか...。
胡蝶しのぶ
もしかして、炭治郎くんの事ですか?
栗花落カナヲ
......コクコク((頷く
胡蝶しのぶ
何が引っかかるんですか?
栗花落カナヲ
...炭治郎を見てると、胸が痛くなって、苦しくなって...ギュッて苦しくなるの。
胡蝶しのぶ
なるほど...。
胡蝶しのぶ
それは恋ですね。
栗花落カナヲ
...恋?
胡蝶しのぶ
はい!
胡蝶しのぶ
一度自分でハッキリと気持ちの整理をしてみてはどうですか?
胡蝶しのぶ
きっと、何かカナヲ自身でわかる事があるはずですよ。
栗花落カナヲ
...あ、ありがとう。
胡蝶しのぶ
ふふっ...。
胡蝶しのぶ
(...カナヲも成長したものですね。姉さん、カナヲはこんなに立派に成長しましたよ。そちらから見ていますか?)
栗花落カナヲ
.........ボー
竈門炭治郎
あっ!カナヲ!
栗花落カナヲ
......ビクッ!
栗花落カナヲ
あ、た、炭治郎...。
竈門炭治郎
どうしたんだ?
竈門炭治郎
熱でもあるのか...?((心配
ソッ...((おでこに手を当てる
栗花落カナヲ
ッ......!/////
竈門炭治郎
カナヲ、顔が赤いぞ...!やっぱり熱があるんじゃ...。
竈門炭治郎
ちょっと来てくれ...!
栗花落カナヲ
......!!
胡蝶しのぶ
...それで、来たという訳ですか。
竈門炭治郎
そうなんです...!
竈門炭治郎
しのぶさん、すみません...。
竈門炭治郎
俺、これから冨岡さんと任務に向かう所なんです...。
竈門炭治郎
本当は付き添いたいんですが...。
胡蝶しのぶ
ふむふむ、なるほど...。
胡蝶しのぶ
わかりました!カナヲはこちらで看病しておきますから、炭治郎くんは安心して任務に向かってください。
竈門炭治郎
ありがとうございます!!
冨岡義勇
炭治郎、ここに居たのか。
冨岡義勇
胡蝶、悪いが炭治郎と任務に向かう。
胡蝶しのぶ
はい、炭治郎くんから聞いてます。
冨岡義勇
...その、今度......茶でも。
胡蝶しのぶ
ふふっ...。
胡蝶しのぶ
はいはい、わかりました。
胡蝶しのぶ
予定は開けてますから。
胡蝶しのぶ
気を付けてくださいね。二人共。
竈門炭治郎
はい!
竈門炭治郎
じゃあ、カナヲまた!
栗花落カナヲ
...ッ......たっ、炭治郎っ!!!
竈門炭治郎
...!!
栗花落カナヲ
ま、またね。
竈門炭治郎
...!!!!
竈門炭治郎
また!!
栗花落カナヲ
............。







