テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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1人の少女の話

第1話 - 怖くなったあの日

2024年01月10日

#第2回テノコン

#創作

#下手くそ注意

ぱるる

これはとある1人のお姉ちゃんのお話

私の弟は発達障害です。私はそんな子のお姉ちゃんをやっています。

このお家ではおばあちゃんとお父さんの弟も一緒に住んでいます

優奈

（私は優奈！保育園をそろそろ卒園するんだ！！）

優奈

（小学校ってどんなところだろう！楽しみだな！）

優奈

あ、秀〜それ私のだから触らないで〜！

秀(弟)

いやっ！！

優奈

(この子は私の弟2歳の子です)

優奈

（この子は発達障がいというものを持っています）

優奈

さわんないでっ！！！

お母さん

おねぇちゃんなんだから貸してあげて？

優奈

(なんでいつもわたしばっかりなの…？)

お母さんは弟につきっきり

なにかあればすぐおねぇちゃんなんだからって言ってくる

お父さん

もーうるせぇなぁ……

この人は私のお父さん

性格が荒くてほわほわ系のお母さんとたまに衝突している

それでも唯一私のことをみてくれる人だ

秀(弟)

ぁ゙ぁぁぁぁぁあ！！！(泣)

優奈

うるさっ…ﾎﾞｿｯ

お父さん

はぁ…はやくこいつ黙らせろ

お母さん

もー少しくらい手伝ってくれてもいいでしょ？

お父さん

俺は優奈の方見てるから

お母さん

なんでそんな優奈ばっかりなの？

優奈

お、おかあさ……？

お母さん

ちょっといまは静かにしてて

秀(弟)

ゴホッゴホッ

お母さん

あーまた咳してる💦

弟は体が弱くてアレルギーも何個かあり毎日大変らしい

生まれた頃からよく入院していたり、痙攣を起こし救急車に乗ったりしている

とりあえず大変なことしかわかんない

犬(しろ)

わんっ！！

優奈

うわぁ！！しろ！びっくりしたぁ！w

優奈

(唯一の私の救いかもな)

それが私の保育園の頃の記憶

優奈

に、入学式緊張したぁ……

お母さん

お疲れ様

お父さん

なんかご飯食べに行くか！

秀(弟)

おすし！

優奈

うん！！

小学校の低学年頃まではすごい楽しかった

でもクラス替えがあったり担任が変わったりでバタバタしてたな

３・４年の頃の先生はすごく怖かった

先生

ここの直し終わるまで居残りです

優奈

えっ…

私は算数が苦手だった

人よりあまりできなくて…いつも苦戦してた

優奈

で、でも先生…私塾あります…

先生

そんなのただの言い訳でしょ

先生

さっさと終わればいいじゃない

優奈

………

優奈

はい……

いつも５時頃まで残されてたな…w

そして2番目に嫌だったのが大縄大会

クラスごとの大会だから誰か１人が足引っ張ったら終わりなの

優奈

ﾄﾝｯ…ﾄﾝｯ…ﾄﾝｯ…

優奈

(い、いつ入ればいいのか分かんない…(泣))

先生

はやく入りなさいよ！

優奈

ご、ごめっなさい……

優奈

た、タイミングが分からなくて……

先生

じゃあ上手な友達と一緒に入りなさい

あい

じゃあ私とやろう！

優奈

え、あ、いいの……？

あい

うん！

優奈

(あんまり仲良くないのに…優しい…)

あい

じゃあ私が背中押したタイミングで走って飛んでみて！

優奈

う、うん！

あい

ﾄﾝｯ

優奈

ぴょん！

優奈

と、飛べた！！

あい

すごい！！

先生

そんな一回だけ喜んでなにになるの？

優奈

あ、え、ご、ごめんなさい…

あい

大丈夫…次もできるよ！ﾎﾞｿｯ

優奈

！

優奈

ありがとう…！

けれど失敗の方が多かった私

先生

優奈さん放課後居残りして私と練習しましょう

優奈

え……

先生

だれか1人縄まわしてくれる人〜？

みんな

シーン

優奈

………なんか恥ずかしいよ……ｸﾞｽｯ

あい

はい！私やります！

先生

あらあいさんいいの？

あい

はい！！

先生

良かったわね優奈さん

優奈

あ、はい……

先生

あとそんなんで泣かないの弱い子ね

優奈

ごめんなさい…

放課後連続で20回できるまで残されてた

あいちゃんにも申し訳なかったし…体力も持たなくてすっごく辛かった

そして５・６年生の先生はすっごく優しかった！

だから私もクラスのみんなとすぐ仲良くなれたな！

優奈

鬼ごっこする人〜！！

みんな

はーい！！

優奈

グラウンド行こ！！

あい

うん！

あいちゃんも変わらず仲良くしてくれて嬉しかった！

優奈

(この時がずっと続けばいいのにな…)

けどそうもいかないよね

６年生の頃家庭内で少しいざこざがあった

私が修学旅行から帰ってきた夜の話

優奈

それでね！！〇〇ちゃん達とーーーしたりーーーーしたの！

お父さんは前の仕事をやめて新しい仕事に就いてた

けどそこの環境があまり良くないみたい

お酒を飲む量がすごく増えた

お母さん

もうあなたそこまでにして…

お父さん

うるせぇ！！

お母さん

もう6缶も飲んでるのよ？

お父さん

喋んな

お父さん

優奈はやく酒もってこい

優奈

あ、え、はい

秀(弟)

もうパパうるさい

お父さん

親に対してその口の聞き方はなんだ？

お父さん

ﾁｯ…

優奈

あ、はいこれ…お酒…

お父さん

ﾊﾞｯ

お父さん

ｺﾞｸｺﾞｸ

お母さん

今日はそれで終わってね

おばあちゃん

ちょっと飲み過ぎ

お父さん

だまれ…

私はその時の空気感が嫌で2階部屋にいたな

けど呼ばれたのお父さんに

お父さん

お前おれ何回も呼んだのになんでこなかったんだ？

優奈

あ、そうなの…ごめん聞こえてなかった

お父さん

は？？

お父さん

ﾊﾞﾁﾝｯ

優奈

っ……

頭ぐーで殴られちゃった

お母さん

あなたやりすぎよ、聞こえないのはしょうがないでしょ

お父さん

お前の教育なってないからだろ

優奈

痛っ……

優奈

なんでそんなことするの…

お父さん

ぁ゙？また口答えか？？

お父さん

ﾍﾞｼｯ

優奈

っ…ｸﾞｽｯ

お父さん

そんなんで泣くなら家出てけ

優奈

い、いやだ…ｸﾞｽｯ

お父さん

泣くんじゃねぇうるせぇな

お父さんの弟

おいやりすぎだ

丁度お風呂から上がったお父さんの弟がお父さんの腕を掴んでくれた

おばあちゃん

実の子供になんてことしてるの

お母さん

優奈こっちおいで

優奈

ん…

お父さん

ちょっとまて

優奈

(服を掴まれて動けない…)

お父さん

この家にお前はいらねぇ出てけ

秀(弟)

だからパパうるさいってば！

弟はとにかく空気が読めない

それも障害？なのかな…わかんないや

お父さん

おめぇも生意気すぎるぞ？

お父さん

(手をあげる)

優奈

お、お父さん……私…外にでる…から…秀だけは……だめ……

その時はとりあえず私の他に殴られることのないように必死だった

お父さん

じゃあいますぐ出てけ

あのときは長かった髪引っ張られてたな…

優奈

いたっ……

バタンｯ

優奈

さ、さむい……ｶﾞﾀｶﾞﾀ

春先だったから寒くて凍え死にそうだったなぁ

外飼いのしろがいたからあまり寂しくはなかった

犬(しろ)

わっ！！わんっ！わんっ！

優奈

へへ…かわいい…ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

優奈

足…裸足だからすっごい冷えるな…

犬(しろ)

わふっ！！

優奈

しーちゃんはあったかいなぁﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

しろだからしーちゃんって勝手に呼んでた

けどしーちゃんにも反応してくれるから嬉しい

犬(しろ)

ﾍｯﾍｯﾍｯ

ガチャ

優奈

ﾋﾞｸｯ

お母さん

冷えるから早く中入りなさいごめんね…

優奈

ううん…大丈夫

優奈

またねしーちゃん

犬(しろ)

わんっ！

すぐにお風呂に入らされた

けど私の家はお風呂行くにはリビングも通らないとだから必ずしもあの修羅場に遭遇しちゃう

優奈

(お父さん怖かったな…)

優奈

(教育委員にでも言えばいいだろとかめっちゃキレてたし…)

優奈

はぁっ……

お母さん

優奈早くあがってね

優奈

はーい

そんなんで６年生も終わった

でも…中学校受験するかしないかで凄くもめてたのもあるな〜…

お父さん

お前は馬鹿なんだから高校で苦労しないように受験しとけ

優奈

え、でも私〇〇〇〇中学校がいい……

優奈

家から近いし…たくさん友達行くから…

お父さん

友達なんてどうせ離れる

お父さん

そこは頭悪い所だからだめだ

お母さん

好きに選ばせなさいよ

優奈

………

私は中学校受験はしなかった

その後からお父さんは口を聞いてくれなかった

お父さん

部活は絶対運動部にしろよ

それだけ言われたから渋々陸上部入った

優奈

陸上部か……正直……やめたい…

私は動くこと自体が好きではなく…

ただ友達に誘われたからという理由で入った

優奈

はぁ…

花帆

なーにそんなナヨナヨしてんのよ〜

優奈

あ、かほ……

この子は小学校で仲良くなった花帆ちゃん

私と違っていつも明るいし友達もたくさん

花帆

一緒に陸上部がんばろ！

優奈

あ、うん…

そしてもう一人は違う小学校から来た子

朱乃

あの〜…？

花帆

っ！？はい！

朱乃

私も陸上部入ります！よろしくね！

優奈

よ、よろしく！

花帆

よろしく！！！

優奈

お名前は？

朱乃

し、朱乃です！

優奈

しゅのちゃんよろしくね！

花帆

仲良くしよ〜！！

2年生に女の先輩は居なくて、３年生に1人居た

紗良

君たちが新しく入る子達！！？

花帆

はい！

朱乃

よろしくです！

優奈

ﾍﾟｺｯ

紗良

紗良って言います！先輩呼びは苦しいから紗良ちゃんでいいよー！！よろしくねぇー！

花帆

よろしくです！

朱乃

よろしくおねがいします！

優奈

よろしくお願いしますﾍﾟｺｯ

紗良

花帆ちゃんのそのキーホルダーって！

花帆

あ！これ〇〇〇ってグループのなんですよ！

朱乃

それ私も知ってる！！私〇〇推しだよ！！

紗良

私〇〇〇推し〜！

花帆

そうなんですか！！

花帆

先輩とも朱乃とも仲良くなれそうﾆｺｯ

朱乃

もう仲良しでしょ〜！w

紗良

そうだよ〜w

この時点で私の心はキャパオーバー

全く違う4人が集められそのうち私を除いた３人が共通した話題をもっている

優奈

(輪の中に入れない…)

優奈

（いいや…端で見てよ）

朱乃

ーーー！！！

花帆

ーー？www

紗良

ーーーーwwwwww

優奈

(辛いな…この空間…)

優奈

(これが3年間かぁ……)

優奈

(紗良先輩が居なくなっても2人で話すだろうし…)

そんなこんなで初めての部活ミーティングが終わった

紗良

わたし幅跳び1人だから誰か女子おいで〜！

朱乃

わ、私やってみたいです！

紗良

お！いいよー！おいでおいで！

花帆

花帆は〜〜200mと400m！！

優奈

わ、私は100mでいいや

優奈

花帆頑張ってね

花帆

うん！優奈もがんば！！

優奈

朱乃もファイト！

朱乃

うん！！

３人別々の種目についた

なんだかんだ月日も過ぎて初めての大会…

と言いたい所だけど

コロナが流行って無くなっちゃった

だから学校主催の各部活動大会みたいのやったの

紗良

よーし！みんながんばろーね！！

朱乃

はい！

花帆

がんばる！！

優奈

うん…！

陸上部は100mを走るだけだったからとても楽だった

けどこの3人と走るのは…って感じ…

相変わらず輪の中には入れてない

そして私は自分がどのくらいの速さなのか知らない…

だって測り方知らないもん

とりあえず走ってるだけ

その点花帆は陸上が大好きで小学校からリレーのメンバー

私も一応リレーメンバーにはなぜかなってたけど花帆よりは速くないそれは確か

モブ

オン・ユア・マークス

モブ

セット

モブ

パンッ

音が鳴り響いた

花帆

っ…！！

優奈

……ﾊｧ

朱乃

！！ﾊｧｯﾊｧｯﾊｧｯ

紗良

ﾊｧｯﾊｧｯ

モブ

ゴール

そして順位が決まった１花帆２優奈３朱乃４紗良

紗良

っ………

優奈

ﾌｩ………（やっぱ100m走るだけだし楽でいいや）

紗良

さ、さすがだね花帆ちゃん！！

花帆

いえいえ！ﾍﾍｯ

紗良

優奈ちゃんも！

優奈

……（聞こえてない）

紗良

優奈ちゃーん？？

優奈

！？

優奈

あ、はい！…？

花帆

絶対分かってないww

優奈

な、なんの話ですか……ご、ごめんなさい……💦

紗良

大丈夫大丈夫！

紗良

お疲れ様！！

優奈

あ、ありがとうございます

優奈

紗良先輩もお疲れ様です

紗良

うん！ありがとう！

優奈

朱乃も花帆もお疲れ様

朱乃

うん！

ここまではまだ仲良かったな

けどその後私が紗良先輩の泣いてる時を見かけた瞬間一気に態度が変わった

優奈

あ、あの先輩このメニュー………

紗良

……

優奈

花帆ここわかる…？

花帆

知らない

優奈

しゅ…朱乃は…？

朱乃

………

優奈

(私なんかしたのかな…)

その後もずっと無視

花帆だけは少しは応じてくれた

それは先輩が卒業しても続いた

そこからかな…？

初めて

死にたい

って思ったのは

この作品はいかがでしたか？

1件

新連載ありがとうございますっ！！既に不穏な感じが…続き待ってます！！

ぱるる

プロフィール

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