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tkrv 夢小説
rind 夢
男夢主
4tap後 → start
夜の事務室は、紙の擦れる音だけが残っていた
最後の書類に印を押したところで、背後から軽い声がかかる
その声に釣られて振り向くと、他幹部の灰谷竜胆が笑いながら立っていた。
いつも通り、軽くて、余裕そうに、
だが、視線は俺の目ではなく特に特徴も何も無い肩に向けたものだった。
俺は一度黙り込み、また口を開く
選択肢があるような、理由のない呼び出し
それが、彼が一人でいられない夜の合図だと、俺はもう知っていた。
玄関から入った後の廊下を歩く音だけが、やけに大きく響いていた。
彼の部屋に入ると、灯りは最低限で窓だけが薄く開いている。
そう言いながら、彼は視線で椅子を指す。
竜胆は先に座らず、何故か立っていた。
スマホを弄って、画面を伏せ、たまに窓の先にある何かを見つけたそうに眺める。
それからすぐに数分経つが、用件はやっぱりない
俺も何故か座りにくくなってしまった為、壁際に立ち尽くし、何も言葉を発しない。
ここで何かを発せば、無礼となるような雰囲気が漂っていた
背中越しに言葉を投げかけられる
彼の肩が少しだけ下がる
それに気付きながらも、俺は壁に掛かった時計を見る
長針は2時を指していた。
来た時に降ろした鞄に手を伸ばすと、背後で布の擦れる音がする。
竜胆が、ようやくこちらを見た
軽い声。いつもの調子。
理由は言わない。
言えば、引き止められる気がしたから。
一歩、ドアに近づく。
その瞬間、後ろで小さく舌打ちが落ちた。
それ以上は何も言われない。
でも、ドアの鍵は──まだ、開いていなかった。
ドアノブに手を掛けて、初めて気が付く。
鍵が、回らない。
振り返ると、竜胆はまだ壁に凭れたままだった
こちらを見ているのに、何も言わない。
指摘をすると、彼は肩をすくめる。
わざとらしいと思えるほど軽く、
近付いてきて、鍵に手を伸ばす。
一瞬。触れそうな距離。
でも、触れない。
鍵は開いた。
竜胆はそのまま一歩も引かずに言う。
俺は答えずに、ドアを開ける
でも、すぐには外に出なかった。
背後で、彼の息がわずかに乱れる。
竜胆は何も言わない。
ただ、もう一度だけ鍵を掛けた。
窓の外が、少しずつ白み始めていた。
夜と朝の境目で、部屋の中だけが取り残されている。
彼は笑わない。
でも、さっきより背中が丸く見えた。
そんな彼の横顔を見て、俺は思う。
──この人は、今もどこかで悲しんでいる。
名前も、理由も、聞かないまま
ただ、その事実にだけ、胸が静かに触れた。
窓の明かりが差し込む中で、
竜胆は何も言わずに立っていた
眠らない目で、こちらを見る。
笑わない。誤魔化さない。
その視線だけが、
失う前提で何かを掴もうとしている人のものだった。
俺はそれに気付かないフリをして、椅子に腰を下ろす
竜胆は、それを見届けるまで視線を外さなかった。
自己紹介
姓名 → 影山 律 カゲヤマ リツ
年齢 → 26歳
身長 → 172cm
体重 → 58kg
血液型 → A型
好きなもの → ブラックコーヒー
苦手なもの → 即断即決
特技 → 情報整理,記憶力
憧れの人 → 鶴蝶,九井
苦手,怖い人 → 三途
夢 → 誰かの役に立ち続けること
武勇伝,または失敗談 ⤵ 早朝、鶴蝶に資料を渡す直前に机に置いていたブラックコーヒーが肘にあたり、中身が資料に直撃。資料はグショグショで、鶴蝶は眉一つ動かさず「影山…」だけ言った。律は思わず背筋を伸ばして平謝り状態。
お気に入りの場所 → 書店,書類室
ある日の日常 ⤵ デスクに座ってコーヒー片手に書類を整え終えた後、指先でペンを回しながら、誰も来ないオフィスで静かに深呼吸。ふと窓の外を見ると小雨が降ってて、ちょっとだけほっとした。
所属 → 梵天
立ち位置 → 鶴蝶の部下
イメージ画 ⤵
どこかにいそうな人メーカー様 より
初投稿 2026/02/07 最修正日 ??
♡ , 💬 , 👤 待ってます
第1話 見てくれてありがとうございます