復讐

ドイツさん 必ず仇を取りますね

あの人だけは許せない 絶対に

こんなのおかしい あの人だけは優しく 面白い人だった

デスクにコーヒーを置く しかも期間限定のコーヒー なかなか手に入らない

ドイツさんに恋に落ちた 生まれて初めて 恋に落ちた こんなの初めて

ドイツさんと付き合いたいと思った

恥ずかしいけど

距離感を近く為ために誘うことにした

休憩時間の時に行くことにした 嬉しくて時間を忘れるほどだった

人が多い中 ドイツさんと会話する 笑うドイツさんを見ると幸せに感じる

その言葉が嬉しかった 泣きそうになった

犬に触ろうとした瞬間

目の前が真っ白になった

そして体中が熱かった。

意識が遠ざかりそうになった時 目の前で

苦しむドイツさんの姿があった

体中大火傷していた 眼鏡が壊れていた

私は、理解が出来なかった

襲撃すぎて…

瓦礫の下になっていた

無理に動くと痛い

血だらけだった

人の悲鳴が聞こえた

私は、耳を抑えた

すると目の前でドイツさんが口を動かした ゆっくりとまるでカタツムリみたく動かした

ドイツさんが目を閉じる 動かなかった 美しい顔で笑顔で笑っていた

私は、叫ぶ その後の記憶が覚えてない

原因は、テロだった

頭のおかしい人だった

窓を見る 窓には、沢山の警察官達が居た

壊れていた眼鏡 元々ドイツさんは、目が悪くなかった 東ドイツさんの形見だ

必ず復讐してやる…

深夜0時になっても寝なかった

怒りと悲しみで頭がいっぱいだった

机に置いていたフルーツナイフを手に持った

ドイツさん達を殺した人を絶対に殺します

End