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…ふぅん?悠衣はもう全部知ってたんだ

悠衣

紬が気絶してる間に、ちょっとだけ聞いた

悠衣

紬は研究室の関係者…なの?

そうだよ

関係者っていうか、私の親が責任者で

だからよく遊びに行ってたっていうか?

悠衣

じゃあ、なんで人間の世界に…?

悠楼を追いかけてたんだよ

悠衣

悠楼を…?

知ってる?有名人なんだよ

たまたま見かけて、着いて行ったらあの世界にいて

そこには色んな邪孤があったの

上級も下級も中級も

ある一部を持ち帰って、それで終わりにしようと思ってた

けどね、もっともっと知りたくなったの

もっともっと、邪孤を改良して、あの人間たちをどうしてやろうって思ってね

悠衣

つ、紬…?

私、邪孤そのものなんだ

悠衣

…邪孤、そのもの?

すごいでしょ。お母さんとお父さんの研究で実体を作ることが出来たの

冬樹は邪孤に呪われた鬼と人間のハーフ

私は邪孤そのもの。わかるでしょ?

悠衣

紬が、冬樹に近づいたら冬樹は消える

そーゆー事

でもいい実験台だからどうにかして持ち帰ろうって思ったの

その時に人間の世界で現れたのが悠衣、貴方だよ

悠衣

わ、私?

特別な体質だった

最上の邪孤が近づいても悠衣はまったく変わらない

だから友達として近づいた

悠衣

じゃあ…今までの思い出は全部…

そうだよ。その時のため

悠衣

あの、邪孤の話も…?

うん。あの時嬉しかったなぁ

やっとこの時が来たんだって思ったの!

悠衣

私を使って、実験をする気だったの…?最初からそのつもりで?

違うよ。悠衣は冬樹を実験台に運ぶために利用するだけ

悠衣

どういうこと?

どんな邪孤も影響しない悠衣が私の代わりに冬樹を実験するの

悠衣

…そ、んな

私は邪孤、でも他の人に冬樹を任せるのは無理

でしょ?

悠衣

…今までずっと騙してきたんだね

そうだよ

悠衣

そっか、じゃあもういいよ

悠衣

紬、アンタが邪孤なら私が祓う

悠衣

覚悟して

イイネ!もっともっと私を楽しませてよ。悠衣♡

冬樹

…悠楼様

悠楼

なんだ?

冬樹

なんだではありませんよ。このままでは悠衣様が

悠楼

お前は、悠衣を信用しないのか?

冬樹

そういう訳では…

悠楼

懸念はあるが、大丈夫だろう

冬樹

大丈夫だと思ったから、治療なんて必要ないのにここに連れてきたんですか?

悠楼

治療が必要ない訳では無いだろう

冬樹

それはそうですが…

悠楼

もともとは、お前の邪孤を祓うという目的で悠衣を近づけたんだがな

悠楼

今はもう変わってしまった

冬樹

変わった…とは?

悠楼

あの女を祓ってもらう

冬樹

やはり、あの人の邪孤は私と同じですか

悠楼

あぁ

冬樹

でしたら、悠楼様も加勢してください。悠衣様1人の力では到底無理です

悠楼

やはり信用してないのだな

冬樹

そ、れは…

悠楼

お前をあの女には近づけない

悠衣

ッ…ゴホッ

もっとできるはずでしょ?ねぇもっともっと

悠衣

(なんで祓えないの?感情も力もあるのに)

悠衣

なんで…

簡単なハナシ。悠衣に力がないから♡

悠衣

そんなこと…

無いって?なんでそう言えるの?

悠衣

それは…(悠楼に、言ってもらえたから)

悠衣、早く諦めて冬樹と一緒に来てよ

もうこれ以上友達を傷つけたくないし

悠衣

触らないで

悠衣

私は、冬樹を守るって決めたの

悠衣

パァンッ

アハハっ!効かないよ?ねぇもっと頑張ってよ!もっともっともっと!

悠衣

ガシッ)

え?

悠衣

やっと、わかった

いずれ貴方を助けます

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