お久しぶりです!!4Iです!!
短編をあげます
ぴくしぶさんに上げてたやつです
ぴくしぶさんにあげてたやつなので文章に全振りしてます (※要するに会話少なすぎ文多すぎの物語)
注意 irxs nmmn 水青
それでは、お久しぶりに なんでも平気な方だけ、行ってらっしゃいませ〜!
どうやら、今日は上手くいかないみたいだ。
いつもはしないのに珍しく寝坊して遅刻ギリギリで教室に入り、焦っていたからか忘れ物をし、帰ってきたテストの点はいつもより少し低い。
こんな不幸が重なることなんてあるだろうか。
ただでさえ気分が落ち込んでるのに友達と喧嘩までして更に気分は落ち込む。
失敗続きでもうどうしようもないのに、いつも通り生徒会はある。
だがなかなか仕事に手が付かない。
これだけ落ち込んでいたらそりゃやる気も出なくなる。
ぼーっと窓の外をみてみる。
雨でも降ればいいのに。
俺を嘲笑うかのような快晴。
こんな気分には見合わない。
仕事がやっと終わり、もうみんなも帰った頃に帰り支度を始める。
外の事など気にしていなかった。一刻も早く家に帰りたかった。
生徒会室から出て、昇降口に向かう。
そのまま外に出ようとして足を止めた。
外は土砂降りだった。
いやなんで?さっきまで晴れてたじゃん、ねぇ。
いや雨降ればいいのにとか言ったけど。言ったけどさ。
どうせならこのまま晴れてて欲しかったよ。
今更濡れて帰りたくないよ。やっと仕事終わったところなんに。
当然誰も迎えになんて来ない。
脳裏に浮かぶのは水色。来ないかな、なんてあほらしいことを考える。
家が遠いんだから来るはずがない。このまま濡れて帰るしかない。
あいつ今日大学って言ってたよな。
帰るの遅くなるんかな。
土砂降りの雨の中をゆっくりと歩いていく。
手先は悴んでいくがそんなのを気に留める程の余力はもう残っていなかった。
あー、帰りたくねぇな。
もうこのまま雨に打たれてたい。何もかも投げ出したい。
でも帰んないとあいつに会えない。でも帰るの面倒臭い。
そもそもあいついるか分かんねぇし。もう無理、全部だるい。
遠くからぱしゃぱしゃと足音が聞こえる。
会長だった。
桃
青
桃
青
来ない。あいつ雨の日外に出たがらない。
青
桃
そう言って会長が視線を向けた先には、赤髪のあいつが居た。
赤
桃
赤
あ、苦しい。
俺もほとけと喋りたい。
彼女が寂しがってるのにあいつ何してんだよ。
ねえなんで来てくれないの?
雨じゃん。俺傘持ってないよ。寂しいよ。
ないこみたいに迎え来てくれたっていいじゃん。
ないこ彼女だけど。りうらが彼氏だけどさ。
…俺寂しいじゃん。
早く会いたいのになんで来てくれないの?
こんなに待ってるじゃん。ねえ来てよ。
願っても怒ってもあいつは来ない。諦めて足を進める。
寂しい。
早く帰りたい気持ちとは反対にゆっくり進む足にどうしようも無い焦燥感が走る。
帰ってほとけとぎゅーしたい。寂しい。会いたいよ。
家に着く。家の電気は着いていない。
あぁ、帰ってきてないんだ。早く帰ってきただけ無駄だったかな。
あーあ。もういいや、部屋で寝よう。全部忘れたい。
自分の部屋なら泣いたって何言ったって自由だろ。
ガチャ。鍵を回してドアを開ける。
重い扉を開いて玄関に入る。
ばたばたと慌ただしい音が聞こえる。
誰だろ、良く考えればわかる事だが疲れきってやられている頭ではまともな思考すら出来なかった。
水
聞こえてきたのは大好きな声。
水
見えるのは大好きなあいつ。
水
慌ただしく去っていくアイツ。
なんだよ。構えや。
帰ってきた途端にぎゅっと抱きつく。
水
抱きつく力を強める。彼氏なんだから気付いてや。
水
そうだよ。寂しかったよ。
水
なんで来なかったんだよ。まってたのに。
青
涙ぐんだ声で出てきたのは可愛さの欠けらも無い言葉。
あーあ、なんでこんなことしか言えないんやろ。
水
ずっと撫でてくれる手の温かさが伝わってきて、優しくて、うれしくて、なきそうになる。
青
水
青
水
青
青
水
青
水
1度涙が零れてしまえば、止まることなんてなくて。
水
嗚咽でまともに話も出来ないのに、ずっとずっと優しく俺の事を撫で続けてくれる。
そんなほとけの優しさが身に染みて、また涙がこぼれていく。
俺はそのまま目を閉じた。
水
規則的に動く背中と可愛らしい寝息が聞こえてくる。
つかれてたんだろうな。
今日が上手くいかなかったか、普段弱みを人に見せないから疲れが溜まって爆発しちゃったか。
どっちかだろうけど、多分今回は前者かなあ。
やっぱり迎えに行けばよかった。
まだ学校にいるのかと思ってたのに…今日は早めに終わるって言ってたからなぁ。
とりあえずベットに寝かせてあげよう。
優しくいふくんを抱き上げて寝室まで運ぶ。
家に帰ってきて初めてちゃんと見えたいふくんの顔。
辛そうだった。
水
彼氏なのになぁ。またやらかした。
いつもヘマばっかりだよなぁ僕って。
寝室に着いて、優しくいふくんをベットに下ろす。
まだ髪とか服が濡れてる。でも今起こすのも、…うーん…
でも起こさないと風邪ひいちゃうよなぁ…
連続でいふくんに辛い思いさせたくないし…
いふくんにはごめんだけど、今起こそう。
水
水
青
青
水
青
のそと起き上がってくれるいふくん。
水
青
珍しく甘えたなんだな。
最近一緒にいれないこと多かったもんね。
青
水
青
そういってぎゅっと手を握る彼。
水
ぎゅっと手を握り返す。
さみしかったんだね。
ごめんね、気付いてあげられなくて。こんな不甲斐ない彼氏でごめんね。
でもいふくんへの愛は誰にも負けないよ。
不器用だから、気遣いとか、彼氏っぽい振る舞いとか、何一つ上手くできたことなんてないけど、いふくんのこと忘れたことなんて一時もないよ。
だから、不安にならないで、なんて言えないけど
もうちょっと、いふくんも自分から甘えに来てよね。
如何でしたでしょうか。
水青を書いてみました。
最後の水くんの言葉、ん?ってなった方もいらっしゃるのではないのでしょうか?
私の中でのこの小説内での青くんは、普段全く水くんに頼らないような人です。
全部自分でやる、ほとけには迷惑かけたくない精神で生きてるんですね。全く、もっと迷惑かけてあげてください
青くんが毎回ぎりぎりまで無理しちゃうので、水さんはその度に頑張って慰めます。不器用なりに頑張ります。
でもそんな時間がお互い好きとか思ってたり思ってなかったり。
青水もいいけど水青もいいですね。
それでは、また次回作でお会い致しましょう。
コメント
4件
初コメ失礼します!! 書き方になんかめっちゃ感動しました!!(?) 水青いいですよね…☆
よんあいちゃん様お久しぶりです! 好きです!!!(毎回恒例) いつも水くんに甘えないのにこうゆう...辛い時?に甘えるの可愛いしなんか嫉妬してる?のが恋人の鏡だなって思いました....カレシホスィ 改めてお久しぶりです!!
お久しぶりです!尊いをありがとうございます☆ 普段甘えない青ちゃんが辛い時に甘えるとか可愛いすぎでしょぉ...