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自身が吸血鬼になってから……何時間たっただろうか……気づけばイギリスと一緒に寝ていたらしく、そして向かいにある時計を見るとその時計は3時を指していた

🇩🇪

……変な時間に起きてしまったな

🇩🇪

……あれは夢では無いよな……

🇩🇪

ダメだ……頭が痛くってよく分からん……

どうしても信じられないと思い、自分の親指を牙のある所に刺して、確かめた……元々サメのような歯をしているため、血が出るのはわかっていた……だが……

🇩🇪

……ゴクッ///

🇩🇪

……はぁ///……夢じゃなかったのか……

🇩🇪

ほんの少しの血だけでここまで反応してしまう……

🇩🇪

今後の生活どうしていこうか……

そう考えていると、隣りでまるで息をしていないように静かに眠っていたイギリスが重々しく体を起こした。

🇬🇧

……どうしたんですか?

🇩🇪

あ、起こしてしまったか……

🇬🇧

いえ、どこからか血の匂いがして……

🇩🇪

ん?……ああ、これか

🇬🇧

それ……どうされたんです?

🇩🇪

気になって噛んでみたんだ……

🇩🇪

そしたらほんの少しの量だけでも反応した……

🇩🇪

なぁ……俺に何をした?

🇩🇪

頭がすごく痛いからよく覚えてないんだ……

🇬🇧

…………

🇬🇧

帰り、気絶したのは覚えてますか?

痛みによって重く感じる頭の中にある記憶を辿っていくと……僅かながらだが、イギリスと会って、其の瞬間に首を噛まれたということを思い出した。

🇩🇪

……思い出した、その時俺はお前に噛まれて……それで……

🇬🇧

…………あの時はすみませんでした

🇬🇧

あまりの空腹でそれで……

🇩🇪

……事情は分かった。

🇩🇪

それで……なんで俺が吸血鬼に?

🇬🇧

えっと……私が血を吸いすぎてそれで……一時は仮死状態になってたんです

🇬🇧

それを阻止するため……私は自身の血を貴方にあげて、延命したところ……こうなったって感じです。

🇩🇪

つまり、俺が瀕死になりかけてたから、延命措置をしようとしたけど、吸血鬼になったってことか

🇬🇧

はい……

🇩🇪

こりゃ……生活とかが面倒だな。

🇩🇪

……イギリス

🇬🇧

🇩🇪

普段どう過ごしてるんだ?

🇬🇧

えっと……普通の人とは変わらない生活ですよ?

🇬🇧

でも、日中出歩いたりとか……普通の方々ができる習慣はできません。

🇩🇪

つまり、昼以外での生活はできると……少し混乱するが慣れるか

🇬🇧

あと……

🇩🇪

ん?

🇬🇧

その血……飲んでも宜しいですか?

🇩🇪

分かった、だけどまたあの時みたいに吸いすぎるなよ?

それを承知した上で、ゆっくりと噛んだ手をイギリスに渡した……手を見るなり手の甲にある数本の血管を見るなりして、怪我した所を嗅いで、ゆっくりとか噛んだ。

🇩🇪

っっ!///

🇩🇪

イギ……リス……少し痛い

🇬🇧

んん///……これぐらい我慢してください///……

指にある僅かな血をゆっくり、じっくり味わった後、気に入ったのか次は手首を思いっきり噛みちぎる勢いで吸い付いた。

🇩🇪

っ//////……何して///……?

🇬🇧

んん///……んん///……

そこには、今まで見たイギリスとは違うイギリスが瞳の中にいた……手首を美味しそうに貪り、顔を赤らめながらも興奮を抑えて飲み続けた……

🇬🇧

んん///……んん///……ぅぅ///

🇩🇪

はぁ///……はぁ///……

🇬🇧

んん///!……んん///!

時が経つにつれ、イギリスはさらに強く吸い付き、自分では抑制できない状態にまで陥ってしまったようだった……

何をすればいいのか分からず、自分のできる事をただ只管(ひたすら)にやるだけやった……

🇩🇪

イギリス……ゆっくりだ///……落ち着いて///……飲め///

🇩🇪

大丈夫だ///……安心して……くれ///……ハッ///

🇬🇧

んん……んん……///

🇩🇪

そうだ……ゆっくりだ///……ゆっくり///

🇬🇧

んん///……んはぁ!!///……あぁッ///……あぁあッ///……

血を飲み終えてもなお、まだ興奮を抑えきれていない彼をゆっくり、自分にある体温で優しく包み込み言い聞かせた

🇩🇪

よし、よく耐えたな……大丈夫だ……大丈夫……

🇩🇪

深呼吸して……落ち着かせろ……

🇬🇧

ッ……ッ……フゥ……フゥ……

🇬🇧

…………あ、ありがとうございます……

🇩🇪

どうだ気分は?

🇬🇧

ええ、大分……

🇩🇪

それで……なんで血を飲んだらそんな興奮状態になるんだ?

🇬🇧

そ、それが……私にもよく分からなくって……

🇬🇧

きっと……相性によって、興奮させる作用となる血となるのかと……

🇬🇧

こういうの……滅多にないんです……

🇩🇪

そうなのか?

🇬🇧

ええ……

🇬🇧

ごく稀に……1人すごく血の相性が良い方のを堪能しました。

🇬🇧

そのお陰で、その方は死亡。そこから行方不明だの事件だので大騒ぎになったので……

🇩🇪

そうか……でも、なんで辞めなかったんだ?

🇩🇪

あぁなるって事をもう分かったのに……

🇬🇧

それが……輸血では全く……

🇩🇪

つまり、生きた人間のじゃないと無理なんだな

🇬🇧

はい……

🇩🇪

……まあ、これ以上被害が大きくなって騒ぎになるのも面倒だし

🇩🇪

一緒に暮らすか?

🇬🇧

え?

🇩🇪

お互い同じ吸血鬼だ、別々で暮らしたら……騒ぎが大きくなるのもあれだしな

🇬🇧

…ありがとうございます。

🇬🇧

あと……さっきのもあって、疲れたので少し休ませてください……

🇩🇪

あぁ……はぁ///……はぁ///……

🇬🇧

……もしかして、欲しいんですか?

🇬🇧

私の血……

🇩🇪

あぁ///……どうやら……そうみたいだ///

血を吸われた影響かあの状態がこちらにも伝染したのか、だんだん胸の鼓動が高まり、次第に体温が高くなり……次第に血が欲しいという欲望へとなった。

🇩🇪

す、すまない///……いいか?///

🇬🇧

いいですよ……寝ながらの体勢で申し訳ないんですが……

🇩🇪

あぁ……大丈夫だ///……むしろ、お前を抑えるのに楽な体勢だからな///

🇬🇧

え?……今なんて……ッ//////

さっきイギリスにされた事を、自身もやってみて理解した……暖かい、美味しい血が身体中を巡りに巡るのを感じながら、味わった

🇬🇧

あぁ///……あぁ///……あまり///吸いすぎないでください///……

🇩🇪

(なるほど……こんな気分なんだな……血を吸うって言うのは……)

🇩🇪

んぁ///……はぁ///……

🇩🇪

イギリス、少し我慢しててくれ///

🇩🇪

なるべく抑える……ようにするから///

🇩🇪

アグッ///……んん///……んん///

🇬🇧

はぁ///……はぁ///……

🇬🇧

これが……される側の気持ち……///……ですか///

それから数分して……あまりにも美味しかったがゆえ、ドイツもまたイギリスがやってしまった事をやってしまったとか何とか……?

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