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甘酸っぱいような感じが好きです🫶🫶
※ベットの位置関係がおかしなことになってますが気にしないでください( ; ; ) ナムギュ←←デホです!
狭い寝床で、カン・デホは横になったまま天井を見つめていた。ゲームの参加者としてここに来てから、何日が経ったのか正確には分からない。ただ、時間とともに、この狂った世界にも慣れつつある自分が怖かった。 暗がりの向こうで、ナムギュが背を向けたまま何かをしている。
デホ
ナムギュ
刺々しい声。ナムギュは強者には媚びへつらい、弱者を見下す。そんなところが大嫌いなはずなのに、どうしようもなく目で追ってしまう自分がいる。 デホはベッドから体を起こし、ナムギュの方へと歩み寄った。
デホ
ナムギュの肩がピクリと震える。しかし、すぐに嘲るように笑った。
ナムギュ
デホは小さく息を吐いた
デホ
ナムギュの動きが止まった
デホ
馬鹿みたいだと思う。でも、この気持ちはどうしようもなかった。 ナムギュはゆっくりと振り返る。表情が読めない。怒っているのか、呆れているのか、それとも。
ナムギュ
デホ
ナムギュの瞳がわずかに揺れる。デホはその顔をじっと見つめ、そっとナムギュの顎を掴んだ。
デホ
ナムギュの唇に、デホは強引に口づけた。 ナムギュの背がびくりと震える。最初は抵抗するようにデホの胸を押したが、次第に力が抜けていった。
ナムギュ
唇が離れたとき、ナムギュの目は潤んでいた
ナムギュ
ナムギュは口を開きかけたが、何かを飲み込むように目を伏せる。デホはその顔をじっと見つめ、そっとナムギュの頬に触れた。
デホ
ナムギュの瞳が揺れる。デホの指がそっとナムギュの首筋を撫でると、彼は小さく息を呑んだ。
ナムギュ
ナムギュはそう呟きながら、デホの腕をぎゅっと掴んだ。 たとえ、この先に何が待っていようとも── 二人の境界線は、もうとうに消え去っていた。