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これは
夏の8月の祭りの時の花火が空に昇った時
僕の彼氏がこんなことを言った
音と同時に
海斗
そんなことを言われて僕は
あかり
あかり
海斗
あかり
海斗
あかり
あかり
海斗
僕は声を殺しながら泣いていた
でもそんな時
ポツ…ポツっと雨が降ってきた
その次はザァーっと雨が降ってきた
こんな時雨が降ってきたから泣いてる事はバレないだろう
そして家について誰もいない家に「ただいま」といった
もうその日はお風呂に入って眠りへとついた
その夢は最悪の夢になった
起きる時も最悪だった
体はだるいし
頭は痛い
昨日のことが忘れられなかった
僕は誰もいない部屋1人で1人こう呟いた「妹に勝てるわけが無いんだ」っと
母はいつも僕だけには「1位を取りなさい」っと言う
口癖のように
僕は朝ごはんを食べて家から出る時「いってきます」といった返してくれるはずもないのに
そう言った
さつきが何かを言っていることを知らずいいや……聞かずと言った方が正しいだろう
さつき
母はいつもテストの点数と順位と成績を気にしていた
テストでは必ず1位と100点を取らないと怒られていた
誕生日プレゼントはいつも本とか文房具とかだった
でも……本は好きだからよかった文房具はいつも何かを書けていたからそこまで別になんとも思わなかった
中三になったある日のこと
それはそろそろ高校を決めないといけない日だった
赤司征十郎という人に声をかけられた
彼はこう言った
赤司
あかり
赤司
あかり
赤司
あかり
赤司
あかり
洛山……それは結構有名だった…成績……お母さんに言えばそこを受ければお母さんは褒めてくれるかもしれない
そう思った
でも……本当の僕はどこに言ったんだろう
褒められるために…それだけの事だけで…
僕は何がしたいのかもうわかんなくなった
赤司
あかり
本当は9月1日…その日は多くの人が死ぬ日
僕はその日で死のうとした日
でも……もうやめた
生きる意味もない死ぬ意味もない
なら……自分で死んでいることにすればいいと思ったから死にたいなら死んでいることにする
さつき
あかり
さつき
さつき
あかり
さつき
あかり
さつき
あかり
さつき
あかり
別に妹を恨むつもりは無い
やるだけ無駄だから
恨む暇があったら絵を描きたいぐらいだ
妹を恨んでも好きな人は戻ってこないから
もう全てがどうでも良くなれば…何も感じないから
さつき
あかり
今お姉ちゃんは笑っていると自分で思ってそうだけど
笑っていない
なんで?どこで違ったの?
いつものお姉ちゃんは?
いつものあの笑顔は?
なんで中学生になってから…小学生の頃のあの笑顔はどこに行ったの?
さつき
あかり
そう言って私は何も言えなかった
何がダメだったの?
どこが違ったの?
教えて
いつものお姉ちゃんに戻ってよ
双子でしょ?分かちあってこそ双子でしょ?
いつもお姉ちゃんは自分で抱え込んで……なんで私には相談してくれないの?
そんなお姉ちゃん嫌いだよ
そう思った頃にはもう
さつき
そう口に出ていた
お姉ちゃんは苦笑をして
あかり
あかり
そう言ってきた
取り返しのつかないことをしてしまった