コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
前回に引き続き過激な表現があります
見られる方は注意してご覧ください
辺りが嵐のような炎に包まれ、
ごうごうと炎から出るとは考えられないような音が鳴っている。
この時代の家はほとんどが木造だったため
それを燃料に炎はどんどん大きくなっていく。
心地よかった秋の風も
一瞬にして過ぎ去った。
今は秋の中旬だというのに
汗が噴き出て仕方がない。
先ほどからの不快感が
さらに増大される。
しかしそれは
生きてる証とも思えた。
日本
日本
ふとにゃぽんの方を見る
日本
日本
おい!
日本
女と子供以外は消化に回れ!早く!
日本
指示を出されているというのに頭がなかなか追いつかない。
にゃぽん
自分の方を不安そうな顔で覗き込む
日本
日本
日本
にゃぽん
重い体をやっとの思いで起き上がらせる。
足が震えて立つのも苦しい。
酷い倦怠感が自身を襲い、ふらつく。
日本
瓦礫を踏みながら、男達が集まっている場所へ向かう。
時々膝の力が抜けそうになり、前へ倒れ込みそうになる。
モブ1
やっとの思いで着いたと思うと、突然仕事を振られ思考に困る。
日本
向こうに手を振っている誰かが微かに見える。
バケツの中には満タンに入れられた水がある。
モブ1
日本
重いバケツを不安定な足場の中運ぶ。
手が痛い。
足が痛い。
とてもじゃないが、耐えれない。
日本
モブ2
ようやく一人にバケツを渡せた。
ただ、それだけなのに
とてつもない大仕事をしたようで、
とても時間が経ったように思えた。
それでも仕事は止めどなく流れてくる。
日本
果てしなく感じられた。
日本
日本
日本
あれから何往復しただろうか。
考えずに淡々とこなしていたせいでわからない。
おーい
日本
日帝(陸)
日本
日帝(陸)
日本
日帝(陸)
日本
日帝(陸)
軍服の端々が燃えて焦げている。
火の中を通ったのだろう。
日本
日帝と会えて安心したのか、
腰が抜けそうになる。
日本
なんとか足を踏ん張り体勢を保つ。
日帝(陸)
日本
日帝(陸)
日本
日帝(陸)
日本
返事をしたことを後悔した。
なれない重労働。
現世で働いていた時とはまた違う疲労感。
意識が飛びかけているということは知られないように。
きっと、日本男児のくせになんと弱いのだ、そう言われる。
そうに決まっている。
日本
そう呟いた。