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3 - 疑い

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2022年03月20日

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報告する

瑞希

宴……か

彰人

最優秀者が騒がないんでどうするんすか

瑞希

え?

瑞希

ってなんだ、おと……東雲くんか

完全に気を抜いていたから危うく「弟くん」と言ってしまう所だった。あくまで弟くんはボクが絵名と知り合いということを知らないから、そう呼ぶのはダメなのだ

彰人

東雲ですけど……なんかありました?

瑞希

え? いや、なにもないけど

彰人

そうですか、少し顔色悪かったから

瑞希

あぁ、ちょっと自分が最優秀者っていうことに驚いてただけだよ

瑞希

あ、そんなことより、敬語外していいよ

彰人

え?

瑞希

団体は違くとも同じ団長だし、立場はほぼ同じだと思うんだけど

彰人

……だいぶ崩れた喋り方になるがいいか?

瑞希

別にいいよ

ああ、本当にあの時みたいだ。思い出したくないのに、思い出すと幸せになってしまう

「報告がある! それぞれ団長は至急会議室へ向かうように!」

瑞希

……いこうか、東雲くん

彰人

おう

猫かぶり外した途端態度が急変するのも、変わってないなぁ

瑞希

エクエス団長、暁山瑞希です

彰人

パラディン団長、東雲彰人です

そこにはもう全員が揃っていて、ボクと弟くんで最後だったようだ。

「全員揃ったな、じゃあ報告を始める」

「単刀直入に言う。この中に悪魔がいる」

瑞希

……!

バレたのか?

「まだ、誰かは分かっていない」

まだバレていない。ならば、無理を通すか?

「しかし、今日の宴でテンダネス協会の者が告発してくれた」

テンダネス協会、あの凄腕のレオニードがいる協会だ。今日宴に来ていたのは特に注目されている望月穂波。弁解はできないだろう。

瑞希

……っ

いよいよ、追い詰められた。また、あの逃げるだけの日々を過ごさねばならないのだろうか

「1番疑いをかけられているのは……」

ボク、だろうな

「パラディン団長、東雲彰人だ」

瑞希

……え?

なんで、なんで?

弟くんは魔族の血を引いているとはいえあくまで魔女の家系だ。しかも弟くんは魔法使いでもないはず。

なら魔族の血を引いていて家系は悪魔でボク自身が悪魔なボクに疑いがかかるはずだろう。

彰人

オレ、ですか?

声が震えている。当然だろう、弟くんにとっては魔族の血を引いているのは弟くんのみに見えているのだから

瑞希

……根拠はあるんですか

声は震えなかった。エナの家族である子に疑いなんてかけたくない。どうにかして疑いを弟くんからボクに向けなければ

「もちろんだ。東雲彰人は自分の家系を明かしていないのだ」

瑞希

それだったらボクもっ……!

「それに、調べて貰ったところ、あのニーゴの1人によく似ているらしい」

瑞希

……

「……なにか、反論はあるか」

……確証は持てているのですか?

「明日、教会へ行って調べてもらう」

彰人

……っ!

たとえ人間でも、魔族の血を引いていたら黒と判定される。となると、完全に弟くんが黒と断定されてしまうわけだ

なら、ボクにできることは?

瑞希

……それって、東雲くんだけで行くんですか?

「あぁ、そうだ」

瑞希

疑いをかけられている人は複数人いますよね。なら、その人たちも連れていった方がいいのでは?

「そうだな、では、教会へいく者を決めよう」

話し合った結果、協会へいく者は弟くん、ボクを始め、全5人が行くこととなった

ボクも一緒に行けるのならば、何とかなりそうだ。

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