皆様こんばんは。如何お過ごしでいらっしゃいましょうか。
今回は主が急遽都合をあけてでも作りたかった作品がございます
それは"東日本大震災"のことです。 実際私は東日本大震災を経験済みではありません。ネットの記事などを見て作りたい思いが込み上げてきその結果作品を作成することにしました
ではどうぞ
莉子
母
母
莉子
そう私は母に言うと逃げるように走り去った
莉子
莉子
莉子
莉子
杏
莉子
杏
莉子
今日も何事も起きなくっていつもみたいに平和に終わると思ってた
時刻は14:46
莉子
莉子
杏
生徒
その掛け声で私たちは外へと走り出した
今までにないほどの揺れだった。泣きじゃけぶ人や怖さに声を上げる人。沢山いた
莉子
杏
杏が私の腕を引っ張りながら外へ向かった
杏
酷い光景だった。車も家も波に飲み込まれていた。
他の友達や後輩先輩も腰が抜けていて座り込んだまま何も喋っていなかった
莉子
莉子
涙が止まらない。もし家族が亡くなっていたら?一人ぼっちになったらどうしよう。頭の中がぐちゃぐちゃになった
杏
いつの間にか空は真っ暗になっていた。泣き疲れた私達生徒はそのまま眠りに落ちた
次の日私は自分の家に行った。中はぐちゃぐちゃだった。水浸しになっていた
莉子
しーん_何も誰の声も聞こえない。母も妹も皆家にいたはずだ。どうして誰の声も姿もないの?
莉子
ボロっ__微かに物が動く音が聞こえた
千歌(妹)
莉子
莉子
千歌(妹)
千歌(妹)
妹の頬には涙がボロボロと溢れていた
莉子
私は千歌の頭を撫でる
莉子
居るわけない。そう思った。大事な娘を放っておいて行くはずないよ
千歌(妹)
あれから2日が経った 父も母も見つからない
莉子
千歌の前では強がっていた。お姉ちゃんだもん。でももうそんな事はどうでもいい。私は泣いた。喉が枯れるまで泣いた
千歌はそんな私を見て抱き寄せて頭を撫でてくれた。昔を思い出した。
小学生の時にいじめられてお母さんに話したら優しく抱き寄せて慰めてくれた
肌の感触。匂い。全部お母さんだった。ますます涙が止まらない。
いつか人間は亡くなってしまう。亡くなって欲しくない人でもいつかはなくなってしまう
だから今生きてる間を大切に過ごすしかないのです
ここまで見て頂きありがとうございます。
この作品を製作途中涙が出ました。 それ以上に被害に遭われた方々はとても辛かったと思います。
私は被害に遭っていませんので実際の所は分かりません。10年前私は幼稚園児でした。お迎えから帰ってきて母がテレビを付けると津波の映像が中継されていたと母から聞きました。
本当に被害に遭われた方々の御冥福を心からお祈り致します