学生A
可愛い女の子
学生A
今日も言われる 可愛いねって
どうせ私を図に乗らせる言葉でしかない 口先だけなのだろう きっと私が居ない場所では私のことを笑っている
可愛い女の子
知ってる 全部知ってるからこそ 腹立たしい やるなら堂々とすればいいもの それが出来ないならやらないで欲しい
新学期が始まってからまだ1ヶ月しかってない まだこのクラスに慣れていない部分もある だけどそれでいいのかもしれない
生徒B
生徒B
可愛い女の子
可愛い女の子
生徒B
可愛い女の子
可愛い女の子
生徒B
可愛い女の子
可愛い女の子
ギャルは苦手 こうやってグイグイくるところも苦手 どうせ後で悪口を言うんだろう 所詮はギャルのフリした悪女
本当にめんどくさい
作り笑いをしながら相手をする 作り笑いは大変だけど、 感じ悪く話しても相手の機嫌を損ねるだけだ
学生A
まためんどくさいのがきた 正直一緒に行きたくはない 1人の方が楽だからだ
可愛い女の子
可愛い女の子
今日も嘘をつく 自分を守るための嘘を
出ないと身が持たない
学生A
学生A
可愛い女の子
走っていくのを見届ける すると、姿が見えなくなった途端に笑い声が聞こえる その笑い声は明らかに私をバカにしているような笑い方
よく耳をすましてみる
ほんと、馬鹿だよねw あんなのに騙されちゃってw あいつとなんて友達になった覚えなんでないのにw
悪口 そんなことなんて知っていた
だけど……
可愛ィ二シバラレた女の子
可愛ィ二シバラレた女の子
可愛ィ二シバラレた女の子
誰も認めてくれない 誰も本当の姿を好き そんな簡単で簡単で、 言うだけの単純な作業で評価してくれない
そんなのわかってる わかってるつもりだった
可愛ィ二シバラレた女の子
可愛ィ二シバラレた女の子
言い出そうとしてやめる これ以上言ってしまったても 何も変わらないからだ
ふと時計をみる もうチャイムがなる2分前だ 急いで教室をでる
もう廊下にはほとんど生徒が残っていない 教室には既に準備が終わり席に着いている優等生とまだ騒いでいる生徒がいる
可愛ィ二シバラレた女の子
言葉には出せないことを思う 出してしまったら 私の築き上げてきたものが崩れ去ってしまう
次の教室が近くてよかった 教室をゆっくり見ながら移動しても余裕をもってつけるほどだ
教室を眺めていく するとたったひとりの生徒に惹かれるように目がいった
可愛ィ二シバラレた女の子
その生徒はとても美人でスタイルが良くてまるでモデルのようだった
だけど、どこかなにか隠しているような、とても暗い暗いオーラを纏っているような感じがした