チームメイト
Hey! At least give the Yuki pass properly.
(おいユウキパスくらい
ちゃんと出せよ)
(おいユウキパスくらい
ちゃんと出せよ)
僕には何を言っているか分からなかった
カナハシユウキ
昔は通訳がついていたもんな〜
今は通訳なんてつけている余裕もない
カナハシユウキ
英語も学ばなきゃいけないな〜
監督
Hey Yuki, communicate well. Don't ruin the team atmosphere.
(おいユウキコミュニケーションしっかり取れよ。チームの雰囲気を悪くするな)
(おいユウキコミュニケーションしっかり取れよ。チームの雰囲気を悪くするな)
カナハシユウキ
オー ソーリーソーリー
僕にはこれくらいしか話すことは出来なかった…
監督
今度の試合のスタメンを発表する!
もちろんベンチだった
悔しかった
3年前なら絶対にあり得なかった
まるで世界にたった一人取り残れるような感覚になった
カナハシユウキ
………
チームメイト
おい
チームメイト
お前すごい奴だったんだろ
なんでこんなひどいプレーばっかしてんだよ!
なんでこんなひどいプレーばっかしてんだよ!
カナハシユウキ
……僕は1年前に大きな怪我を負ったんだ
カナハシユウキ
前のようにキレのあるドリブルもできない、
スピードのあるシュートも打てないし
スピードのあるシュートも打てないし
チームメイトは僕の話しを遮るように 食い気味に怒口調で話し始めた
チームメイト
お前がスタメンに入れない理由はそれだ
チームメイト
逃げる理由を探しているだけだろ
チームメイト
悔しくないのか!
チームメイトの言葉がやけに心に刺さった
カナハシユウキ
………そうか……ありがとう
その時僕はショックだった。 だけどそれ以上に救われた気持ちなった
カナハシユウキ
そういえば君の名前は?
ジョン
俺はジョンだ、今度はコート出会おう
カナハシユウキ
応!
そうして僕の世界へのリベンジが始まった