及川side
西山栞
及川徹
休日を挟んで月曜日。
部活も休みで 普通の時間に学校に行くと、
後ろから今1番 聞きたくない声がした。
西山栞
西山栞
少し拗ねたような 声で聞かれる。
けど俺には振り返って 顔を見れるほど、
余裕は無かった。
西山栞
及川徹
西山栞
結局俺は振り返らず 強引にその場を去った。
それからというもの、 廊下で会ったりしても
平静を装って 軽く流すようになった。
理由は簡単、顔が見れない。
というかまともに 話すこともままならない。
だって話すだけでも あの時の恥ずかしさがぶり返して
顔が熱くなる。
まるで恋する乙女だ。
そんなある日。
ドンッ
廊下で誰かとぶつかる。
見下ろすと 俯く西山ちゃんで。
ほんと何回ぶつかるんだか。
及川徹
西山栞
及川徹
ぽたりと地面に雫が落ちる。
西山ちゃんは、泣いていた。
栞side
及川徹
西山栞
及川徹
涙で視界が滲み、
上手く見えなくて 誰かとぶつかってしまった。
聞こえた声は 及川先輩のもので、
私は咄嗟に見上げる。
西山栞
泣き顔を見られたくなくて 私は俯いて押し黙った。
及川徹
西山栞
及川徹
及川徹
及川先輩はそう 弱々しく言った。
コメント
6件
あののののの、ええ !?急展開過ぎてやばい ほんと、やばいからもう、見るの遅くなったの最悪🥺
本 当 に き ゅ ん で す
好きという言葉しか出てこないよ 😠 メガネ無しもありもどっちもかぁわいいのに ~ !!!!!! 好きな子泣かせるなんての部分よ !!!!!! 言っちゃった ~ 🫵🏻🩷 まさかもうじきクライマックス来ちゃうのかな ...