俺らの玩具

ここは奴隷オークション

人種、年齢関係なく借金を背負った者たちが集うところだ

中には親が背負っていた借金を自分に貸せられた子もいる

金持ちが集まり、気に入った者をオークションで買うというまさに人権を無視した遊びだ。

次々と売られていく

誰も僕のこと買ってくれない、

金持ちに買ってもらうことが出来なければ、最悪な生活が続くのだ。

残飯を食べさせられ、寝床は動物の糞が沢山あるとこ

地獄と言っていいほどの過酷な生活

けれど金持ちに買われた人は地獄から抜け出せるのか、それとも臓器売買等に使われるのか

買われた者と買った者にしか分からない

僕は3週間前にここへ来た

最初は何が何だか分からなずただ哀れに道具として売られていた

でも僕は何回オークションに出ようと誰も買ってくれる者は現れない

そう思った

けれど今、僕を買ってくれる人が目の前にいる

知らない場所へ連れてこられた

初めは挨拶等だけだった

優しい、

後ろで両手を持ち勢いよく突いている

血だらけになっており子供にはショッキングな視界だった

隣でものすごく痛々しい音が耳の奥まで聞こえる

骨を折る音

叫び声

見ると僕に助けを訴える目

子供ながらに言葉も上手く発せず状況把握も出来ない

言うことを聞ける状態でもない

服を脱がそうと服に手を入れた

恐怖のあまり反射で押してしまった

逃げなきゃ、逃げないと…泣

怖い怖い怖い怖い怖い

恐怖で腰を抜かし、立ち上がることが出来ない

手を結ばれる

声も震えており、まともに喋れる状態でもない

いやだ、怖いｯ

完全に抵抗できなくなった

涼と対面座位をしており、晴くんの背後には陸がいる状態。 前にも後ろにも逃げ場はない

正面と背後からくる恐怖で下を向いてしまう

ｶﾞﾘｯ ( 舌を噛む音

やだやだやだやだ

怖い

2人 ( くそ可愛い