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凜(りん)
ねぇねぇ、桃々葉
桃々葉(ももは)
どうしたの？
凜(りん)
私、恋してみたいなぁ～
桃々葉(ももは)
分かる～
凜(りん)
うちら女子高だから
凜(りん)
恋なんてしたことないよね。
桃々葉(ももは)
ホントにそうだよね。
凜(りん)
妹はいいなぁ～
桃々葉(ももは)
妹って、凜の妹の暖ちゃんのこと？
凜(りん)
そうそう、
凜(りん)
暖は中学の頃から彼氏がいて、
凜(りん)
二人とも頭がよくて同じ共学の高校に合格したんだよ。
桃々葉(ももは)
うらやまし～
桃々葉(ももは)
彼氏さんはどんな人なの？
凜(りん)
えっとね、１回だけ会ったことがあって
凜(りん)
背が高くて、優しくて、カッコよくて
凜(りん)
運動神経もよくて、頭もよくて
凜(りん)
まさに、理想の子なんだよね。
桃々葉(ももは)
え！ヤバ
桃々葉(ももは)
かなりうらやましい～
凜(りん)
そういえば、あと一週間で
凜(りん)
高校も卒業だね。
桃々葉(ももは)
そうだね。
凜(りん)
大学では恋愛できると良いな
桃々葉(ももは)
大学も、うちら一緒だもんね！
家に着いた。
暖(のん)
お姉ちゃん、お帰り
凜(りん)
暖帰ってたの？
暖(のん)
うん、今日は部活がないからね。
凜(りん)
今日はなんか予定とかあるの？
暖(のん)
あ、うん。
凜(りん)
どうせまた、彼氏とデート？
暖(のん)
うん。そうだよ....
暖(のん)
彼氏が、よかったらお姉さんもどうですかだって。
凜(りん)
え！行きたい！
凜(りん)
けど、お邪魔じゃない？
暖(のん)
大丈夫だよ。
凜(りん)
だったら、行きたい～
暖(のん)
じゃあ今日の6時に△○広場だから。
凜(りん)
わかった。
6時
暖(のん)
お姉ちゃん、ちょっと先に行ってて
凜(りん)
わかった！
△○広場
良(りょう)
あ、こんにちは！
凜(りん)
あ、妹がいつもお世話になってます。
良(りょう)
しっかりしたお姉さんですね。
凜(りん)
いやいや、そんなことないです。
良(りょう)
今日、僕がお姉さんを誘ったのは
良(りょう)
理由があって
良(りょう)
暖と最近上手く行ってないんですよね。
凜(りん)
あ......
良(りょう)
だから、相談したくて。
凜(りん)
そうなんだ。私どうすればいいのかな？
凜(りん)
暖の姉として。
良(りょう)
僕は別れたいんですけど、
良(りょう)
暖はどうなのかなって思って。
凜(りん)
良君的にはどうなの？暖のこと、どう思ってるの？
良(りょう)
もちろん好きです。でも、僕は暖よりも
良(りょう)
暖のお姉さんの方が好きなんです！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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