現場はフツーの病院。夜も開放しているというおかしな病院なのだが、みんなそれ目当てに肝試しとしてやってくるやつらが多い。
葉川 樹
呪霊さぁーーん?
小声で呼んでみる。 やっぱり無理だ。
葉川 樹
はぁぁぁぁぁぁ
あまりにめんどくさい。
シズル(モブ)
あのぉ〜ぉ
ひぃふかはぁ〜
どこじゃぁ?
ひぃふかはぁ〜
どこじゃぁ?
(こいつ絶対前世ぶりっ子だろ) 括弧は筆者の思ったこと
葉川 樹
あ、えっと
あぁ‼︎あそこの角を曲がってまっすぐ行ったらありますよ。
あぁ‼︎あそこの角を曲がってまっすぐ行ったらありますよ。
シズル(モブ)
ほぉぉー
ありがとぉねっ
ありがとぉねっ
(やっぱこいつ前世ぶりっ子)
葉川 樹
いえいえ、では
そそそっと僕は逃げていった。
シズル(モブ)
、、、
ー移動ー
葉川 樹
あ、いましたいましたー
呪霊くぅぅんっ
ゔゔゔゔゔゔゔ
ゔえ"の"っっっっ
ゔえ"の"っっっっ
葉川 樹
喋れてるけど、、、二級です??
喋れるやつは大体強いけど今回のは“喋れるだけ”で呪力量は少なめ。 多分無意識に喋っているんだろう。
葉川 樹
》草育恩・ハエトリソウ《
そう呟くと草がハエトリソウの見た目になって、呪霊を喰らう。
ハエトリソウ
呪霊くぅぅんっ
い"たい"‼︎
い"たい"っ‼︎
い"たい"っ‼︎
葉川 樹
、、、
見慣れてしまった光景を見続ける。どうやら私の技は他の術師が祓うより痛いのだそう。
ハエトリソウ
がっつがっつ
ばしゅ
ぢうぢうぢう
ばしゅ
ぢうぢうぢう
葉川 樹
よく食べてくださいよ
ハエトリソウ
がしゅっ
げぉっじるっ
げぉっじるっ
食べ終えてお腹がいっぱいになった素ぶりを見せたので消す。
葉川 樹
はぁ、