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神威
僕はその神楽ちゃんとよく似た男に呼ばれ、仕方なく彼らの元に行き、座ろうとした。 すると、グイッと手を引っ張られ、僕は男の膝の上に座ってしまった。
高杉
ヒイラギ蓮斗
そう言い蓮斗は高杉の方へ向かう
ヒイラギ蓮斗
高杉
ヒイラギ蓮斗
高杉
ヒイラギ蓮斗
そう言い蓮斗と高杉は何処かへ行く
ヒイラギ燐
神威
ヒイラギ燐
三つ編みの男は僕の顔をのぞき込む。 あまりの近距離に私は咄嗟に拳が出てしまった。 しかし、それを軽々手のひらで受け止められた。
神威
ヒイラギ燐
高杉
いつのまにか高杉は戻ってきていた だが蓮斗がいなかった
ヒイラギ燐
高杉
ヒイラギ燐
内心気になっていたが少し怖くなりやめる
ヒイラギ燐
高杉
神威
高杉が神威に何か言っているがよく聞こえない
ヒイラギ燐
神威
高杉
高杉
神威
ヒイラギ燐
神威
それから3人でたわいも無い話をしていた。主に神威という男の僕への質問が八割を占めていたが。 すると、隣の部屋の客が酔っ払いすぎたのか、襖をぶち破り、僕達の部屋に倒れ込んできた。その際に、まだ食べかけだったご飯がひっくりがえる。
すると、神威は倒れ込んできた男の顔を片手で掴んで上にあげる。男の顔はひょっとこのような間抜けな顔に歪んでいた。
神威
モブ男だお
男は謝っているが、神威はその手を離す気はないらしい。高杉の方をみても、興味無さそうに煙管をふかしていた。
神威は手に力を入れていっているみたいで、男は神威の手を掴んでもがき苦しんでいる。 その光景に、神威にみんな恐れて助けようとする者はいない。
ヒイラギ燐
見かねた僕は神威の腕を掴んだ。
神威
一向に離す気配のない神威をみて、僕は掴んだ手に力を込める。
神威
ずっとニコニコしていた神威は、少し驚いたのか目を開いていた。
ヒイラギ燐
すると神威は男を投げ捨てた。
神威
ここで面倒事は起こさないという約束だったし、しかも肝心な高杉とまともな話も出来てないままここで神威と喧嘩を始めてしまえば全部台無しになってしまう。 それよりも、そもそもこの男に僕はかなわないと思う。
ヒイラギ燐
神威
ヒイラギ燐
ヒイラギ燐
神威
ヒイラギ蓮斗
なぜか僕たちは腕相撲をしていた。 僕は必死に押しているのに拳の位置は全く動かない、神威は顔色1つ変えずにニコニコしている。
ヒイラギ燐
ヒイラギ蓮斗
そう聞かれ燐は首を縦に振る
ヒイラギ蓮斗
ヒイラギ燐
ヒイラギ蓮斗
ヒイラギ燐
ヒイラギ燐
ヒイラギ蓮斗
ヒイラギ蓮斗
高杉
そう言うと、高杉は部屋を出ていってしまった。
ヒイラギ燐
僕は疑問を抱きながら必死に立ち上がると、高杉と蓮斗を追おうとする。
神威
しかし、すぐにまた神威に腕を捕まれ、邪魔されてしまう。
ヒイラギ燐
そこまで言ったあとに私はハッとして、神威のほうを振り向く。
神威
ニコニコしながら僕にきいてくる。僕はただ高杉に選ばれただけの女。 僕が高杉に用があるのは変な話だ。
ヒイラギ燐
ヒイラギ燐
神威
神威
ヒイラギ燐
神威
神威はそういうと、掴んでいた僕の腕を引っ張り僕を引き寄せた。
神威
神威は不敵な笑みを浮かべていた。 僕は少し後ずさる。
ヒイラギ燐
ヒイラギ燐
神威
ヒイラギ燐
神威
可愛いという単語を生まれて初めて兄以外に言われた僕は、 顔がわかりやすく赤面した。
ヒイラギ燐
神威
そう言ってほっぺたをつんつんしてくる神威に、 僕は触るなと、手を払い除ける。
神威
神威が少し寂しそうな顔をする。 子犬の様なその表情に、どうやら僕は弱いらしい。
ヒイラギ燐
神威
ヒイラギ燐
途中で神威が僕の顔の前に何かを見せつけてきた。 それは、僕の真選組の手帳だった。
ヒイラギ燐
僕は咄嗟に神威からそれを奪おうとしたが、彼は軽々避ける。
ヒイラギ燐
神威
ヒイラギ燐
神威
ヒイラギ燐
僕は神威を睨みながら言う。
神威
神威
ヒイラギ燐
神威
ヒイラギ燐
僕は右足を少し後に開き身構える。 残念ながら、面倒事を起こさない約束だったため、今日は短刀さえ持ち合わせていなかった。
彼はそんな僕を見ても、身構える事もなく僕が攻撃してくるのをニコニコしながら待っていた。
ヒイラギ燐
そして、僕がいざ踏み出そうとした瞬間。後から声がした。 この建物は10階ある上に、今僕たちがいる場所はその9階。 ましてや、僕の後ろは吉原の街が一望できる廻縁 (城などにあるバルコニーのようなもの)。 外からここまで上がってくるのは結構大変だ。普通の人間では出来ないことだろう。
振り返ると、そこにはよく知った人物が柵の上に立っていた。
沖田
ヒイラギ燐
沖田
柵からヒョイっと降りた総悟が言う。
ヒイラギ燐
すると、総悟は自分の胸上辺りを指で指した。
沖田
ヒイラギ燐
見るとちょうどブラジャーの金具の所に小さな盗聴器が引っ付いていた。
沖田
僕は何も言えず赤面する。
沖田
ヒイラギ燐
すると今まで黙っていた神威が口を開いた。
神威
神威は総悟を指さす。
ヒイラギ燐
神威
まるで煽ってるかの様にヒューヒューと冷やかしてくる神威。
沖田
神威
沖田
その瞬間総悟が刀を抜いて神威に斬りかかった。
しかし、神威は刀を手のひらで握って受け止めたのだ。
神威
沖田
神威
神威は痛々しく手から血を流していてもずっと笑顔のままだった。
沖田
総悟はそう言うと、真下にあった箱前を足で蹴りあげた。すると、その上に乗っていたまだ食べかけだった料理が宙を舞う。
それを見た神威はよほどの食いしん坊なのだろう、勿体無いと言わんばかりに綺麗にパクパクと空中でたいらげたのだ。
そのすきに総悟は僕を肩に抱えると、後ろも振り向かずに建物の外に飛び降りた。
ヒイラギ燐
沖田
屋根を器用に飛び越え降りていく総悟が僕に聞く。
ヒイラギ燐
神威は僕達を追いかける事はしなかった。 ただ僕たちが逃げる様子を部屋から柵に頬ずえをついて眺めていた。
神威
総悟は結構な間僕を抱えたまま走っていた。 周りには人もいるし、恥ずかしくなった僕は総悟に声をかける。
ヒイラギ燐
沖田
そういえば僕は部屋で裸足だったため、靴を履いていなかった。
ヒイラギ燐
しかし総悟は僕が言い終わる前に、体制を変えた。 担いでいた僕を前にもってきてお姫様だっこすると再び歩き出した。
ヒイラギ燐
沖田
ヒイラギ燐
ヒイラギ燐
沖田
そう言われて僕は 「そういえば...」 と納得せざるを得なかった。 裸足で歩いて帰るにはまだ距離はあるし、靴が売ってる様な店は周りには見当たらない。 僕は仕方なく、真選組の屯所に帰るまで我慢する事にした。
吉原を抜けると一通りも少なくなり、その分周りも物静かになる。 沈黙に耐えられなかった僕が思い出したかのように切り出した。
ヒイラギ燐
沖田
ヒイラギ燐
すると総悟はそばにあった川に僕を投げようとしたので、僕は必死に謝った。
沖田
ヒイラギ燐
沖田
ヒイラギ燐
沖田
ヒイラギ燐
そんな話をしていると、ようやく屯所に着いた。
ヒイラギ燐
沖田