3度目の人生は東リべキャラと転スラの世界で

ランガとゴブタが先行したあと俺は考えた

豪!!

オークジェネラルはランガに攻撃するがかすりもしない

ランガをまじまじと観察してみた すると普通の黒狼族とは少し違うことが分かる

オークジェネラルは自分が感じた直感を気の迷いだと考えた

そう叫び配下の精鋭達に鋭く命令した オークナイトは散開し,ランガを包囲する 一糸乱れぬ完璧な連携

オークジェネラルの指揮で一斉に槍を構える,ランガ相手に一騎打ちをする気はないという意図であった

ランガはわらった 高揚感から自分の本能を解き放つ 力限りの咆哮を放ち,自分のオーラを解放した

敬愛するリムルの影に潜み,リムルの影から出た時シキからオーラを浴び続けた イメージして続けたのは一体の魔物 この姿を目指せと言われてから,ずっとイメージし続けた

今こそ,ランガの本能は目覚める時を迎えたのを悟った 力が湧き出てくる気がする｡ 筋肉は盛り上がり,本来の姿である5mを越す巨躯となった

爪が強化され,牙が鋭く強固なものへと変質する｡ 特徴的な額にある二本の角 その姿は,かつて見た主の姿 そこにはテンペストスターウルフへと進化したランガがいた

シキに言われた通り思うままにやった結果 黒稲妻が発生し風操作により竜巻を発生させる それによりランガの広範囲攻撃デスストームは, 完成した

ここで一旦元凶のところを見てみよう

パリーン！

オークジェネラルの視線が同時中継されている水晶球｡ 自分の野望が達成する瞬間を見ようとしていたが雇い主から渡された3つの水晶球は全部黒く染まった

今回の新たなる魔王を誕生させる計画をゲルミュドは何年もかけてやっていた

上手く行けば自分の思い通りになる魔王という人形が手に入るそう考え着々準備してきた ジュラの大森林は誰も手出しが出来ぬ不可侵条約を魔王間で締結されている

実際はそれを守らず小規模な介入が日常的に行われていた

森に存在する種族達の中で有力なもの達に名付けをした,一定期間動けなくなるが名付けをしたもの達はゲルミュドのことを親のように慕った

名付けたもの達を争わせ最後の生き残りを魔王へ進化させる蠱毒の呪法 それがゲルミュドの狙いだった

だが予想外なことが多く,計画を進める時が変わったりした トレント,オーガには名付けをすることは見送った

正しくはオーガは名付けをしようと持ちかけても断られたのだ 上位魔人とはいえ主と簡単に定めるわけはなく その事がゲルミュドの逆鱗にふれ ゲルミュドはオーガの里を襲う理由となった

今まで自分が魔王を恐れる側だったが,この計画が成功すれば操る立場となる それがもうすぐ達成されるはずだった

水晶球の1つが消失したのだ これはオークロードの腹心オークジェネラルの五体のうち一体が殺されたことを意味する ゲルミュドは慌て,次第に青ざめた

このままでは支配者の一角に名を連ねるどころか,ゲルミュドの主によって彼自身が粛清されてしまうと気づいた

気づいた時には水晶球の3つ目が消失したのとおなじだった このままでは自分の野望が潰れ,破滅へと進んでいく ゲルミュドはそうはなりたくなかったので対策も何も考えず湿地帯へと早急に向かった

キィーーーン

ビュン

スパッ