テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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１００日お話を書く

第17話 - １７日目　彼岸桜の下で

2025年02月18日

#irxs

#nmmn

#ご本人様とは一切関係ありません

#女体化

リリエン・クローバー

リリエン

十七日目！

お題：江戸彼岸桜

登場人物

水♀

黒の恋人で、一途な女の子。黒のやっていることをやめてほしいと思っている。

黒

水の恋人で、剣の達人。尊敬する先生がいて、その人の命で人を○っている。

白♀

水の姉。つい最近嫁いだ。水のことをちゃん付で呼んでは嫌がられている。

リリエン

今回は江戸から明治にかけてのお話となります

リリエン

こちらはnmmn作品となります

リリエン

苦手な方は見ないことをお勧めします

リリエン

またご本人様達とは一切関係ございません

リリエン

それではどぞ！

これは遠い昔の話

水♀

お団子美味しい♪

黒

よかったなぁ

水♀

兄貴も食べればよかったのに

黒

俺はお腹減ってないからええんよ

黒

その分、ほとけが沢山食べ

水♀

・・・じゃあ、はい！

水♀

一串あげる！

黒

？

水♀

ここのお団子すっごく美味しいから

水♀

兄貴にも食べてほしいの！

黒

！・・ありがとうな

黒

せっかくやから貰うわ♪

水♀

うん！食べて食べて！

黒

・・・確かに美味いな

水♀

でしょでしょ？

水♀

・・・ねぇ、兄貴

黒

なんや？

水♀

その・・まだ続けているの？

黒

何を？

水♀

人を・・その・・

黒

あー、まぁな

水♀

・・・

水♀

やめないの？

黒

・・まだ、やめへんよ

水♀

どうして？

水♀

・・”先生”の頼みだから？

黒

まぁな

黒

それに、俺が

黒

それに従うべきだ、って思ってるんよ

水♀

・・・そっか

黒

それより

黒

ほとけはいつになったら

黒

俺のこと名前呼びしてくれるん？

水♀

え？

黒

俺らもう長い付き合いやろ？

黒

なのに、出会った時のまま

水♀

あ、えっと・・

黒

なぁ、なんでなん？

水♀

だ、だって//

水♀

改めて言うの、恥ずかしいし//

黒

・・しゃーないなぁ

黒

いつか、呼んでな？

水♀

う、うん！//

～とある日～

黒

先生、なんの用ですか？

黒の先生

よく来たな、悠佑

黒

・・先生のお呼び出しとあれば

黒

次は誰を斬ればよいでしょう？

黒の先生

いや、今回はそうではなくてな

黒

では、一体・・？

黒の先生

実はな＿＿＿＿＿

黒

え・・？

～数日後～

水♀

わぁ✨

水♀

凄い、凄いよ！兄貴！

水♀

満開！とっても綺麗✨

黒

あぁ、そうやな

水♀

・・・どうかしたの？

黒

ん？

水♀

どこか、上の空な気がする

黒

・・・こういうときは鋭いなぁ

水♀

・・やっぱり何かあったの？

水♀

（まさか・・あのことが）

黒

今、ほとけが思っとることやないで

水♀

・・・ほんと？

黒

あぁ、ほんまや

水♀

（じゃあ・・）

水♀

一体・・なに？

黒

・・・それを話す前に

黒

少し、こっちに来てくれへん？

水♀

え？・・うん

水♀

・・・兄貴？

)))ギュッ

水♀

～？！///

水♀

あ、兄貴？！//

黒

・・ほんま綺麗な髪やな

水♀

え？！//

黒

空と同じ、桜がよう似合っとる

水♀

（兄貴ってこういうこと言う人だっけ？！）

黒

・・この前、先生に言われたんや

黒

明日から、京に行くから

黒

”ついてこい”と

水♀

え・・

水♀

きょ、京・・って都の？

黒

あぁ

水♀

しかも、明日？

黒

・・・ごめんな

水♀

どうして・・

水♀

どうして、僕を選んでくれないの？！

黒

ほとけ・・

水♀

前からずっとそう！

水♀

僕がどれほどやめてほしいって言っても

水♀

やめてくれなかったもん！

黒

・・・

水♀

・・分かってるよ、その先生が

水♀

兄貴にとって、命の恩人だってことも

水♀

・・僕より、大切だってことも

黒

それはちゃう！

水♀

！

黒

確かに、先生は大事や・・

黒

あの人がおらんかったら、俺はここにおらん

黒

・・ほとけにも出会ってないしな

水♀

（・・・やっぱり）

黒

それでもほとけが大事やないわけやない！

水♀

（あぁ・・）

水♀

（嘘、じゃない）

水♀

・・・いつ帰ってくるの？

黒

・・五年後って言われたわ

水♀

五年後・・・

水♀

（そんな、長い間・・）

水♀

・・・絶対、絶対だよ

黒

あぁ、絶対な

水♀

ねぇ、一つ聞いていい？

黒

なんや？

水♀

僕のこと・・好き？

黒

あぁ

黒

愛してんで

～翌日～

白♀

ふーん、それで送り出したんや

水♀

・・・うん

白♀

いむちゃんも大変やなぁ

水♀

・・・ちゃん呼びはやめてよ

水♀

僕もう子供じゃないよ

白♀

うちからしたら子供やもん♪

白♀

でもええなあ

水♀

え？

白♀

そこまで思いあえるなんて

白♀

おとぎ話みたいやない？

水♀

・・・どうかなぁ

水♀

（五年も会えないのに）

水♀

僕からしたら

水♀

毎日一緒に過ごせるほうがいいと思うけど

白♀

・・まぁ、そうやな

水♀

それより！

水♀

お義兄さまとはどうなの？

白♀

え？あぁ、ないちゃん？

水♀

うん！呉服屋なんだよね！

白♀

毎日大忙しや

水♀

（やっぱ着物って人がよく来るんだな）

白♀

ないちゃん・・顔がええから

水♀

あー

～数か月後～

水♀

（兄貴が旅立ってもうすぐ一年）

水♀

時が経つのは早いなぁ・・

水の母

ほとけー！

水♀

？

水♀

なぁーにー？

水の母

ちょっと町へおつかいに行ってきてくれない？

水♀

えー

水の母

文句言わない！

水の母

貴女もいずれ、母になるんですからね

水♀

・・はぁい

ザワザワ・・

水♀

（・・なんか騒がしい？）

町人１

ねぇ、あの立て札見た？

町人２

立て札？

町人１

都のほうで、打ち○の刑に処された方がいたらしいの

町人２

え？！

町人１

なんでも、何人も人を○ったとか

水♀

（え・・・まさか）

水♀

（まさか・・それって・・！）

水♀

っ！)))タッタッタ

水♀

はぁ・・はぁ・・

水♀

・・見つけた

水♀

（京・・にて・・人を○る者現れたし）

水♀

（以下・・・指示の名を・・記載す）

水♀

あ・・

水♀

この名前・・

水♀

（兄貴の・・先生の名前・・）

水の母

・・・ねぇ、ほとけ

水♀

・・なに？

水の母

お昼・・作ったんだけど

水♀

・・いい、いらない

水の母

・・ねぇ、何があったの？

水の母

この前、町に行った時からずっとそう

水の母

夕飯しか食べないし

水の母

部屋に籠ってばっかり・・

水♀

なんでもない、ほっといて！

水の母

・・・そう

水♀

・・・兄貴

水♀

（・・・あの立て札には）

水♀

（兄貴の先生の名前しかなかった）

水♀

（他にも何人か投獄されたようだけど）

水♀

（その人たちの処分はわかってない）

水♀

・・きっと、大丈夫だよね

水♀

約束、したもん・・

～数日後～

水♀

（あと・・何日だろう）

水♀

（あと何日したら、会えるかな）

水の母

ほとけ！

水♀

・・なに？お母さま

水の母

聞いてちょうだい！

水の母

あなたの縁談相手が決まったの！

水♀

え・・・

水♀

（えん・・だん・・？）

水の母

あなた、最近元気なかったでしょう？

水の母

だからお父様がまとめてくださったの！

水♀

・・・

水の母

何があったか知らないけれど

水の母

そんな些細なことは忘れて

水の母

あなたも幸せｎ

水♀

些細なことなんかじゃない！

水の母

？！

水♀

絶対いや！受けないから！

水の母

・・・

水♀

早く、早く出て行って！

水♀

・・・大丈夫

水♀

待つって、決めたから

水♀

・・・兄貴

水♀

会いたいよぉ・・・

～五年後～

水♀

・・・美味しい

水♀

（五年前と、何も変わらない）

水♀

（変わっているのは・・兄貴がいないことだけ）

町人３

・・相変わらず美人だよなぁ

町人４

まだ嫁いでないわけだし・・

町人４

可能性を考えちまうよなぁ

町人１

絶対にないから、やめときなさいな

町人４

そんなこと言うなよなぁ！

町人１

・・・あの子、思っている人がいるらしいもの

町人４

あー！うらやましい！

町人３

どこの誰なんだろうなぁ

水♀

・・・もうすぐ、会えるよね

水♀

（次会ったときは・・）

水♀

あぁ・・今年も綺麗

水♀

（五年前は届かなかったけど）

水♀

（今ではもう、触れちゃうんだ）

水♀

・・・早く、来ないかなぁ

～数時間後～

水♀

・・・もうすぐ、日暮れかな

水♀

・・・嘘つき

水♀

（絶対帰ってくるって言ったじゃん）

水♀

（今日のためにお洒落したんだよ）

水♀

（ずっと待っていたんだよ）

水♀

（・・・五年後って言ったから）

水♀

・・・帰ってきてよぉ

「・・・ほとけ」

水♀

！

水♀

あ・・兄貴・・

黒

・・ただいま、ほとけ

水♀

あ・・あぁ・・

黒

泣くなやｗ

水♀

な、泣いて・・ひっく・な、いもん・・ひっく

黒

泣いてるやんｗ

水♀

う・・うぅ・・ひっく

黒

ただいま、ほとけ

水♀

お、おかえり！

黒

落ち着いたか？

水♀

・・・うん

黒

ずっと、待っていてくれてありがとうな

水♀

えへへ、約束したもん！

黒

・・・綺麗になったな

黒

あの時と同じ・・いや、もっと

黒

桜が、似合っとる！

水♀

！・・でしょ？

水♀

もう五年だよ？

水♀

僕、町で評判なんだから！

黒

そうか・・)))ニコ

水♀

あ、そういえば

水♀

その・・大丈夫だったの？

黒

・・・あぁ

黒

実は、向こうに行って

黒

道場とか通ってたんやけど

水♀

けど？

黒

・・ちょっと怪我してもうてなｗ

水♀

え？！大丈夫だったの？！

黒

まぁ、大したことやなかったんだけど

黒

しばらく剣を振るの、禁止されてな

水♀

・・・

黒

その間に・・あんなことがあったんや

水♀

・・そっか

水♀

でも、生きていてよかった

黒

…心配かけたな

黒

これからは、ずっとそばにおるから

水♀

うん！ずっとだよ！

黒

あぁ・・)))ギュッ

水♀

！

黒

ずっと、あっちでも、な

水♀

・・うん！

水♀

大好きだよ、愛してる！悠佑！

黒

！・・・名前

水♀

練習したんだ！

水♀

もう、絶対に離れたくないから！

水♀

だからどこにでもついていくね！

黒

・・ありがとうな、ほとけ

黒

ずっと、一緒や

その後、風が吹いて桜が散ったとき

彼らの姿は、どこにもなかった

それでも、時折この桜の下で

黒い髪の男と、水色の髪の女が

幸せそうに笑っているらしい

リリエン

おかえりなさいませー！

リリエン

・・意味、分かりましたかね？

リリエン

ここまで読んでくださりありがとうございました！

リリエン

また324タップお疲れさまでした！

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