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ボビーに手を引かれ公園の中を進んでいく

時折こちらを見ては、小さく微笑んでまた前を向いて歩いていく

ニキ

(なんでそんなに見るんだろ?)

しろせんせー

クスクス

ニキ

(何笑ってるんだろ)

しろせんせー

お前www

しろせんせー

考えてること全部顔に出てんでww

ニキ

(ん?)

しろせんせー

ふはははww

心底楽しそうに笑うボビー

その顔が優しくて、かっこよくて俺はしばらく見とれてしまっていた

しろせんせー

そんな顔でみんなやw

しろせんせー

どうにかしてしまいたくなるやろ...?

ニキ

(っな...///)

ニキ

(耳元でそんな声出すな//)

ふいに耳元で甘く囁かれてビクッと身体を震わせた俺は、囁かれた方の耳を押さえて顔を真っ赤にした

ニキ

(もう...!!)

しろせんせー

ふはwww

しろせんせー

ほんま可愛いww

しろせんせー

いい反応すんなぁお前w

しろせんせー

ほんま...大好きやで?♡

ニキ

(ちょっ...////)

ニキ

(なんでそんな...)

ニキ

(サービスすごくない?)

しろせんせー

こっち座り...

急な愛の言葉にドキドキして固まっていると、いつの間にかついていたベンチにすわるように促された

しろせんせー

ほら...もっとこっち寄って...

ニキ

(腰......)

ニキ

(触り方がえっろい...)

少し間を開けて座った俺の腰に手を回して、優しく引き寄せるボビー

でも少しいやらしくまさぐるように触られ、身体が反応する

しろせんせー

ん?...ふぅ

しろせんせー

やから...

しろせんせー

そんな顔すんなや...

しろせんせー

外やのにめっちゃキスしたくなるやろ?

ニキ

(んんんっ...)

ニキ

(えろいよー)

ニキ

(うちのボビーがエロいよー)

真っ赤になった顔を隠すように下を向く俺を、ボビーは楽しそうに見つめていた

なんか立場が逆になったみたいで落ち着かない

何を思ったのか、ボビーはカメラを片手で押さえて、俺との距離を一気に詰めてきた

ニキ

(え?)

ニキ

(なに?)

しろせんせー

んっ...

ニキ

(んんんっ...)

軽く唇を合わせるだけのキスをして離れていくボビー

思わず軽く睨むと、口に手を当てて小さく笑われた

しろせんせー

ふはwww

しろせんせー

お前、ほんと飽きねぇわww

ニキ

(俺ばっかドキドキしてるみたいで悔しい...)

しろせんせー

そんな顔すんなやww

しろせんせー

そんなお前が好きなんやからw

ニキ

(仕返し...)

ニキ

チュッ...

俺はカメラを少し避けて、ボビーの頬にかるくキスをした

すると、ボビーはしばらく目を丸くして驚いた顔をしていたが、ふっと目を細めて意地悪な笑いをうかべた

しろせんせー

ほーん

しろせんせー

お前...怖いもの知らずなんやなw

しろせんせー

家帰ったら...覚悟しとけよ

ニキ

(っ...)

ニキ

(しくった...///)

衝動的に動いて、その結果に焦る俺を意地悪な顔で見ながら笑うボビーは、月に照らされてとても色っぽく見えた

しろせんせー

じゃ、そろそろ移動するか

しろせんせー

寒なってきたしな

そう言って立ち上がったボビーは、俺へ手を差し伸べてふんわりと笑った

俺はその手を取ると、俺の歩調に合わせて歩いてくれるボビーの横をゆっくりと歩いていった

ニキ

(こんなに外で手、繋いだのはじめてかも...)

ニキ

(なんか)

ニキ

(恥ずかしいけど嬉しい)

しろせんせー

ほら、予約の時間に間に合わんくなる

しろせんせー

ちょい急ぐで

時計を見て少し焦ったらしいボビーは、俺の手を引きながら少しだけ歩調を早めた

ニキ

(こうやって引っ張られるの)

ニキ

(たまにはいいな...)

たまにはこういうのも…ね(ニキしろ) 本編⑨

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