テラーノベル
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難聴で耳が聞こえにくく、大きく喋ってしまう癖がある。 自分にはそれがいい音量でも周りからしたら大きいことがある
情動逆転性敵意障害
この障害はほんとうにはありません
チャットGPTに名前を考えてもらいました
あと兄
ちょっとまってな
あと兄〜!
今行く!
分かってる
あっきいは難聴で
ぷりとちぐは障害がある
その面倒を見るのはあと兄とけちゃ兄
障害を持ってる人の方が辛い
そんな、
我慢は辛く無いよ
朝、起きて
宝物のぬいぐるみを抱きしめる
悪魔のぬいぐるみで、あと兄とけちゃ兄が悪魔のヘアピンと一緒に買ってくれた物
軽く髪をとかして、鏡を見る
白と黒のツートンカラーの髪
兄弟の中で俺だけツートンカラーだった
母さんの弟さんがツートンカラーで、それが遺伝したみたい
白い方にヘアピンを付けて
下へ降りる
ちぐは、いいな
部屋に戻って鏡を見てみたら
打った頭の部分が
白い部分の一部が、赤く染っていた
コンコン
言えなかった
「痛い」って
「助けて」って
「気付いて」って
それが
1年前の出来事
今は
どうなってると思うか?
今日も「おはよう」無しと
ご飯はカチカチトーストと
「行ってらっしゃい」は無しと
テクテク
本の登場人物で知った
”きょうだい児”という言葉
障害児を兄弟に持っている人の事らしい
まさにそれは俺だった
「きょうだい児への愛情」
「きょうだい児をメインとした集まり」
「きょうだい児への配慮」
調べてみてもそのようことしか出て来ない
障害者
お前がだよ
正直、気にもとめなかった
家に帰って隠しておいたプリンを食べる
予定だった
小学生でも少ない月10円のお小遣いで
何ヶ月も貯金して自分へのご褒美に買ったプリン
ずっと、ずっと
楽しみにしてたもの
大切なものは弟達に取られてきた
お兄ちゃんも、
全部
ガチャ
バタン
3人が憎い
憎んだら、ダメだ
俺より辛いんだから
それより先、人とかかわるのが怖くなった
学校に行くふりして逃げても
面倒事を嫌う先生だから連絡を寄越さないし
お兄ちゃんに知られることなんてさらさらない
そう思ってた通り、数日経つと人と関われるようになった
学校とかでは明るく振る舞う
でも、時々悩む
「俺って愛されてんのかな?」
って、考えても意味ないことを考える
でも、ある日
最悪の事件が起きた
最近は部屋以外にもぬいぐるみを連れてきていた
ずっと抱きかかえて、膝に乗せとく
あぁ、憎い
愛されてるのに
欲しがる所も
憎い、憎い
死んじまえばいいのに
そう思った瞬間
俺は片手にぬいぐるみを抱き
片手に
包丁を持っていた
包丁の刃は弟達の方を向いていて
何故か俺の腕が赤い
無心で包丁を振り上げた瞬間
俺の身体は俺よりも大きく
暖かいものに押し倒された
気が付くと
包丁が床に転がってて
俺の腕が赤くて
弟達が居て
兄が俺を抱きしめながら、謝りながら泣いていた
俺の名前を呼ぶ声を後に、俺は目を瞑った
気がつけば、まっくらな所に居て
______です
話し声が聞こえて、耳を傾けた
そう、ですか
知っている兄達の声がした
その瞬間、俺の体は光に包まれた
おはよう
兄が俺に「おはよう」と言う
それだけで信じられない光景だった
情動逆転性敵意障害
俺はお兄ちゃんに全て話した
大事にしていた悪魔のぬいぐるみを3人に取られたこと
今まで楽しみにしてたもの、大切なものは
全て取られてたこと
あのぬいぐるみがないと落ち着かないこと
ぬいぐるみを取り返した拍子に3人がパニックになってしまったこと
それを見て「泣けば心配される、憎い」
と思って3人を殺そうとしたこと、
その後、家族で「ルール」を決めた
それから
ルールを決めてから
我慢する時が減って
弟達もパニックを起こす回数が少なくなった
断言出来る
今
俺は
幸せだと
354タップ!めっちゃ長く書いたつもり😎
コメント
2件
こんにちは、 作品見させてもらいました めちゃくちゃ良かったです、 応援してます。