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君と僕の恋愛合格祈願物語

和泉舞白

ノンフィクション

これは

嘘みたいで本当にあった、

青春の1部を切りとった

ドキドキしっぱなしの

爽やかラブストーリー

あなたはこんな恋愛に ひとつ祈願してみませんか?

第一章

「可愛い緑の制服の女の子」

3月3日

寒い風に当たりながら 緑道を歩いていた

高校受験前の出願ってやつのために

家から近いからって理由で選んだ 行先は歩きでは少し遠く感じた、

田舎のこの町には見た事のある制服の男女が何人もいた

ほとんど青っぽいセーラー服と学ラン、

俺も学ランの男子の1人、

同じ高校を受ける同校の男子2人と青いセーラー服の女の子1人

イツメンってまとめられそうなこのメンバーで歩いていたら

30分なんてあっという間だった、

何度か来ていた受験校は すっかり見慣れていた、

「じゃあここで順番が来るまで待っててね」

長尾謙杜

はい、ありがとうございます

担当の先生に案内されて廊下に並べられた椅子に座る

寒い、

めっちゃ寒い、

3月とはいえ気温はまだ18度

上着羽織れば良かったかな、?

そう思いながら静かな廊下にはられた掲示物を眺めていた

藤原丈一郎

なぁなぁ

長尾謙杜

なに?

一緒に来ていた動向の藤原が 嬉しそうに話しかけてくる

藤原丈一郎

あの子可愛くね??

藤原丈一郎

俺めっちゃタイプなんやけど

長尾謙杜

どの子?

藤原の目線の先には

緑のブレザーとこの辺では珍しい制服を着た女の子が1人

こちらに向かって歩いてきていた

長尾謙杜

確かに

長尾謙杜

可愛い

身長は小さめではあるが 可愛らしい目に 柔らかそうな髪、

緑の制服が良く似合う 可愛らしい女の子だった。

藤原丈一郎

長尾〜

長尾謙杜

あ、ごめんごめん

藤原丈一郎

進んでるから行くで

長尾謙杜

うん

長すぎる願書の確認が終わって、

その後緑の制服の子を見かけることはなかった

1週間後の受験当日

寒さは増して、 余計に緊張感が高まる、

藤原丈一郎

俺ら受かれるかな?

笑いながら冗談交じりで話してくる

長尾謙杜

いや、まじギリギリやと思う

藤原丈一郎

まじ頑張ろな

長尾謙杜

うん!

後ろの席でグータッチを交わし、

席について他の受験生が揃うのを待っていた

その時だった

藤原丈一郎

長尾!

藤原丈一郎

入ってきた!

藤原丈一郎

可愛い子!

マスクを外して大きな口パクで 俺に訴えかけてきた

確かに教室のドアを見てみると

出願の時に見た緑の制服の子がいた

なんだか大人っぽい、

でも可愛さのあるその子に

俺も藤原も気を取られていた。

受験自体は手応えはまぁまぁそこそこ、

テストが終わる度に廊下に全員出されてテスト用紙の回収

その時にもその子は1人だった

長尾謙杜

藤原話しかけてこいよ〜

藤原丈一郎

いややわ!

藤原丈一郎

だってテスト集中出来ひんくなるやん‼️

長尾謙杜

じゃあ受験終わりにLINE聞いたら?

藤原丈一郎

んな事できるかい!

冗談半分で言ってみたけど

本当は俺の方が聞きたかった

そんなことはできる訳もなく

気がつけば5時間のテストが終わっていた

受験が終わった瞬間に腫れる空

明るい緑道を歩く俺らの前には

緑の制服の女の子が1人

イヤホンをして歩いていた

長尾謙杜

ほんまにLINE聞かんでええんか〜?

藤原丈一郎

どっちが落ちてたら気まずいやん

長尾謙杜

確かに

自然と笑みがこぼれる藤原の話し方

桜木もも

でもさブレザーってほんま珍しいね

桜木もも

どこの子か私も気になる

4人の中で唯一の女子の 桜木ももがそう話す

藤原丈一郎

じゃあ桜木聞いてきてや〜!

長尾謙杜

あほか!

藤原丈一郎

だって俺そんな勇気ないねんて〜

西畑大吾

てかさ

西畑大吾

受かるかわからんって言ってたけど

西畑大吾

評定なんぼやったん?

長尾謙杜

俺29!!!

西畑大吾

え、、、ほんまにいける?

長尾謙杜

まじ微妙

藤原丈一郎

俺でも32やで?

長尾謙杜

言うほど変わらんわ!

結局話しかけれることなく、

出願も受験も終えてしまった

卒業式の日

3年間片思いだった相手に 切り替えの意味を込めて 告白をした

もちろん玉砕

でも良かった

年を越してからはほとんど諦めていたし、

これでやっと新しい恋ができるかも

そう思いながら

俺は合格発表に向かっていた。

入学前日

無事志望校に受かった俺は 入学前登校日で学校に来ていた

その時に

自分のクラスと選択コースが発表された

「今日からこのクラスの担任の楠本です。」

1年D組の教室に入って 周りを見渡していた

藤原丈一郎

長尾同じクラスやん!!

長尾謙杜

まじか!

長尾謙杜

めっちゃ最高やん!

藤原丈一郎

まじで良かったわ〜

長尾謙杜

俺もやわ〜

藤原丈一郎

ちなみにさ、

藤原丈一郎

受験の時に見たあの子も同じやねん

長尾謙杜

え?ほんまに?

藤原丈一郎

真ん中の列の前から3番目

藤原丈一郎

制服みんな一緒なったけど

藤原丈一郎

絶対そう

長尾謙杜

ほんまやん

長尾謙杜

名前気になるわ、

藤原丈一郎

後で座席表見に行く?

長尾謙杜

そうしよ

その時初めて知った

緑の制服の女の子の名前、

藤原丈一郎

小森はるかか、

長尾謙杜

小森さん

藤原丈一郎

話せるとええな

長尾謙杜

話せるやろ

藤原丈一郎

まじで青春したいわ

長尾謙杜

青春しよな

初めて彼女と話すのは

まだまだ先の話だったけど

同じクラスになれたことが結構嬉しくて

自分からグイグイは行けないけど 話してみたいとは思ってしまっていた

入学式が終わると

既に彼女には友達が出来ていた

楽しそうに笑顔で話す彼女

俺も席が前後の男子には声をかけたりかけてもらったりで

ある程度仲良くはなっていた、

でも

女の子に話しかける勇気はなく

結局俺は藤原と一緒に帰った

あれから3日後、

クラスには馴染めたものの、

小森さんに話す勇気は出なかった

だから何も無かった3日間、

初めての選択コースの授業

芸術選択は音楽、美術、書道と どれも俺が好きそうなものでは無かった

とりあえず書道でいいか、

なんて言いながら書道のコースを選んだため

少し遠くの書道教室まで歩いていた

教室に着いて自分の席を確認して座る、

後ろから二番目の席、

居心地は悪くなく、 よくもない、

でもひとつ驚いた

後ろの一人席に座っていたのは、

小森さんだったから

𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭…

🫶🏼💗500以上で胸きゅんな続きが?!

ぜひ🫶🏼💗連打とコメントよろしくお願いします🙇🏻‍♀️🙇🏻‍♀️🙇🏻‍♀️

この作品はいかがでしたか?

730

コメント

3

ユーザー

きゅんきゅんした💞 3月3日おもちの誕生日、笑

ユーザー

久しぶり!めっちゃ最高!! 続き楽しみ!

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