テラーノベル
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『どうやら……目が覚めたようですね』
声がすると、目の前で何かが光った。
そしてそれは、雲の隙間から降りてきた。
女神様
女神様
現れたのは、女神様だった。
背からは、四つの大きな羽根が生えている。
私の何十倍も巨大で、そのうえ私の何百倍も巨乳。
いや、ゼロには何をかけてもゼロではあるが、今はそのことを考えないでくれ。
とにかくおっきいのだ。
その時、わたしは自転車で峠を走っていた。
確か仕事をクビになって、家で酒とタバコに明け暮れて……
理由もなく楽しくなってきて、ゲームと現実の見境が無くなっていた。
『ブッブー!』
後ろでクラクションが聞こえたと思ったら、赤いスポーツカーが横にいた。
そしてわたしを追い越して、前に入ってきた。
それはちょうど、曲がり角でのことだった。
『ドッシャーン!』
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
女神様
床が抜けたみたいに雲を裂いて、私は光へ落ちていった。
女神様
悪役令嬢 セイボリー。
作中では主人公のマカロンへ、陰湿なイジメを繰り返していたクソ野郎。
最終的にはその問題は解決して、マカロンと攻略対象らは魔王討伐へ行くわけだけれど。
その時、セイボリーが暴力まで発展しているようなイジメを学園中の生徒から受けていることが、読者にだけ提示される。
マカロンらはそれに気づかず、魔王討伐へ行ってしまい、 セイボリーがどうなったのかは、その後一切の説明がない……
セイボリー
『バチッッッ!!』
弾かれた……?
『バチッッッ!!』
私は大きく弾かれた。
実体を持たない身体は壁も通り抜け、抵抗すらもない。
なにもできずに、どこかへと飛ばされていく。
制御不能となった魂は……
クロッフル
『ポンッ!』
ワインコルクを抜いた時のような、心地のよい音が響いた。
クロッフル
クロッフル
貴族とはいえども、豪華すぎる寝室。
まず今自分が沈んでいる、ベッドの質感で既に違和感は覚えていた。
覚えてはいたが、こんなことがあるのだろうか。
鏡を見る。
流れる金髪と碧の瞳。そして、調子の良さそうな浮かれた笑顔。
それは第一王子、クロッフルの姿だった。
クロッフル
コメント
4件

マリカバイク勢やったか…
よくある悪役令嬢モノとは違って面白そうですね:) 楽しみにしております。。