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今回も最高でした……╰(*´︶`*)╯♡ 北陸ズがみんなでコーヒー飲んでるの想像するだけで酒が飲めます(??) お団子食べたくなりました。10回は読み返しますッッッ👍
消した作品に今になって未練ができてしまった。 メモでも残しておけばいいものを。 ↓本編 月見酒みたいなことをしている どうぞ!
富山
新潟
待ち合わせ場所の道中で適当に買った、お酒代わりの缶コーヒーをコツンと合わせる。 月見酒にしては風情のないかけ声だけれど、他に聞かせる訳ではないのでこれでいい。 やけどしそうな熱さが喉を通って、冷えた体に染み渡った。
新潟
お団子が売っていないか菓子屋を何軒か尋ねたものの、今日の営業はとうに終了していた。 まだ来ていない2人に望みを託して、新潟の言葉に首肯する。 そういえば、月見だと言うのに全然月を見ていない。 そう思い顔を上げたのに、月の輪郭はぼやけていた。
石川
富山
声がした後ろを振り向く。 疲れたような表情の石川と福井が、その腕に下げた紙袋を差し出してきた
富山
新潟
紙袋の中には、暗闇に薄く光る白いお団子が入っていた。
富山
新潟
福井
新潟からコーヒーを受けとり
石川
石川がとなりに座った。 さらにその横に福井も腰掛ける。
四人並んで、食べたり飲んだりの穏やかな時を過ごす。 夜だからか、いつものように騒がしくすることもなく、缶コーヒーを啜る音が大きく聞こえた。
石川
新潟
石川
福井
突然の問いに両方から困惑する声が聞こえる。 石川の言葉につられて見上げた空では、星が小さく美しく輝いていた。
富山
独り言のように、そう呟いた。
途端に黙りこくった隣人の表情は、真暗闇でまったく見えない。
そうでもないと、こんなセリフ吐けっこなかった。