過去を引きずることは時に
自らの歩む足を止めることになります
だから過去を引きずるなと言われて
そう簡単に引きずらないでいられる人なんて
そうそういません
誰にだって
何かを引きずったり
立ち止まったりすることはあります
そんな時は
また歩めるようになるまで
休んで
また歩めるようになった
ゆっくりで構いません
1歩ずつ
1歩ずつ
歩み始めたらいい
無理に周りに合わせなくていい
じぶんのペースで
進んで行けたら
それでいい
これは俺が
"_________"のことを引きずって
歩んでいた道を立ち止まって
どうすればいいか分からなかった時
周りにいた人が
手を差し伸べてくれた話______
黄
碧
黄
碧
黄
碧
黄
白
白
碧
碧
瑞
瑞
白
瑞
白
瑞
赫
碧
黄
碧
黄
碧
黄
碧
俺には恋人がいた
ピンク髪で
成績も良くて
生徒会長もできる
そんなかっこいい彼女
でも
今は隣にいません
あの日のことは
多分
一生忘れない
碧
黄
碧
黄
桃
碧
桃
碧
黄
桃
碧
赫
瑞
瑞
碧
桃
桃
白
碧
桃
黄
赫
瑞
白
瑞
赫
桃
桃
碧
桃
この時のクラス 赫→1年3組 瑞→1年3組 白→1年3組 桃→3年4組 碧→3年2組 黄→3年2組 【高校生です】
碧
黄
瑞
黄
赫
碧
赫
白
黄
俺らはまだこの時
誰も予想してなかった
"_________"を失うことになるなんて
放課後
碧
桃
碧
桃
碧
桃
桃
碧
桃
碧
碧
桃
桃
碧
碧
桃
碧
桃
数日後のお昼
赫
碧
赫
白
瑞
白
碧
黄
赫
黄
碧
赫
赫
碧
碧
碧
瑞
白
瑞
瑞
碧
白
黄
黄
黄
赫
瑞
白
碧
碧
赫
碧
碧
赫
瑞
白
赫
瑞
白
赫
白
放課後
碧
ピロン
碧
桃
桃
碧
桃
碧
碧
桃
碧
桃
碧
いふまま
碧
いふまま
碧
いふまま
碧
碧
いふまま
碧
碧
碧
いふまま
碧
いふまま
いふまま
碧
いふまま
碧
碧
いふまま
いふまま
いふまま
がちゃん
碧
碧
碧
碧
ガチャ
碧
黄
碧
黄
黄
碧
黄
黄
黄
碧
碧
碧
碧
碧
その時
俺の目に写ったものは
"血まみれで倒れたないこの姿だった"
碧
碧
碧
碧
黄
碧
碧
碧
黄
桃
碧
桃
碧
桃
碧
碧
桃
碧
桃
碧
黄
黄
黄
碧
ないこは
あの後病院に運ばれたが
手遅れだった
頭の打ちどころが悪かったと
医者は言ったが
怪我の量が異常だった
ないこはいじめを受けていたのかもしれない
ないこの服の下は痣だらけだった
頭も
転落した時のものとは違う傷があったと
医者が加えて言っていた
子供組も後から来たが
既に冷たくなったないこ見て
泣いていた
りうらに至ってはそれからずっと放心状態
俺も同じ状態
葬式の時
自然と涙は出なかった
影で
『なぜあの子は泣かないのか』
『あの子がいじめていたんじゃないか』
『友達が亡くなったのに涙ひとつ流さないだなんて』
『亡くなった子の恋人って花じゃない』 『どうして泣かないのかしら』
『薄情な子』
そう言われていたが
そんなこと言われようがどうても良かった
碧
その後なんて
まともに学校に行ける状態じゃなかった
親やアニキたちはドア越しに
その日1日の出来事を話してくる
そして最後に
『また顔見せてな』 『また遊ぼうな』
そう言って下の階に行く
ないこの件のこともあとから聞いた
ないこが言っていたあの2年の問題児
あの日の夜
いじめをしていたのを見つけたないこが
注意しに行ったらしい
自分もいじめをクラスのやつから受けて ボロボロだったのに
結果
いじめていた問題児はないこのことを
バットで殴る
殴る蹴るの暴力
死んでもおかしくないほど殴った
しかも頭を中心に
そのないこが自ら落ちたとは考えられない程ボロボロだったことを考えると
…そこまで来ると想像できるだろう
その問題児がないこを窓から落とした
この事は当然ニュースになった
責任感と正義感が強くて
生徒会長として何かをするあの人に
面倒見が良くて
俺が甘えた時
よく『甘えたさんだなぁw』って
言ってくれるあの人に
困っている人を助けるために
自らを犠牲にしてでも助けようとする
あの人に
俺の方を見て
やんちゃそうな笑顔で
『まろ!』って呼んでくれるあの人に
碧
2ヶ月後
碧
碧
コンコン
黄
黄
黄
黄
黄
碧
碧
黄
黄
黄
黄
碧
黄
黄
黄
碧
黄
黄
黄
黄
黄
黄
黄
碧
碧
黄
黄
碧
黄
黄
黄
黄
黄
碧
黄
黄
黄
碧
黄
黄
黄
碧
碧
碧
コンコン
碧
碧
黄
黄
碧
碧
黄
碧
黄
黄
瑞
瑞
瑞
瑞
碧
瑞
瑞
黄
碧
白
瑞
碧
碧
瑞
白
瑞
白
黄
ガチャ
黄
碧
碧
黄
碧
黄
碧
瑞
碧
碧
瑞
瑞
白
瑞
碧
黄
そこから俺は…少しずつ部屋から出るようになって
少しずつ登校するようになった
辛くて、かなしくて、
1度、歩んでいた道を立ち止まった
でもそれを支えてくれる仲間がいた
また歩めるよう
手を差し伸べてくれた
おかげで受験した大学は合格
そのまま4年通い続け
今は社会人
りうらも俺が学校にまた登校し始めた頃に意識が戻った
首を吊った時のりうらは何度か心臓が止まった
その影響で後遺症が残ってしまった
今は大学に行きながらリハビリ中
もうそろそろ杖がなくても歩けるようになるかもしれないと
本人が目をきらきらさせて言っていた
たまに…ないこが亡くなったあの日のことを
夢に見たりする時も度々
それでも
黄
黄
碧
白
瑞
赫
黄
赫
こうやって暮らせることが
今の俺にとっての幸せかな!
コメント
1件
桃くんが言った 『"_________"』 どんな事を言っていたのでしょうね… コメントで予想してみてください!