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先生
陽太（ようた）
教科書を忘れた君は、悪びれる様子もなく、隣の席の私の教科書を覗く
けれど、彼のことが気になる私にはとても嬉しいことだった
席を近づける口実にもなるし
奈瑠（なる）
陽太（ようた）
でもね、知ってるんだよ。
忘れ物をしてるにしては重そうな
スクールバッグの中身を。
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