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うちの恋人が好きすぎる (4×6)

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うちの恋人が好きすぎる (4×6)

2 - うちの彼氏が鋭すぎる

♥

435

2023年02月25日

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開いていただきありがとうございます! この作品は、保護者組(桃×黒)の 恋愛物語となっております! 本人様には全く関係なく、 全てフィクションのお話です。 また、少しキャラ崩壊が含まれます。 ご理解いただける方のみ続きをご覧ください。 ご理解いただけない場合は、 通報などをせず、速やかに ブラウザバックをしていただけると嬉しいです。

荒らしや、 その他迷惑行為になる行動を 固く禁止します。

ないこ

いただきまーす!!

悠佑

ん、どーぞ、w

テーブルを挟んで向かい合う。 俺が作った料理を目を輝かせて見るないこに、 俺は少し口元が緩む。

ないこ

…ぇ、これうま!あにき店出せるよ!?

悠佑

毎日それ言うてくんなw

ないこ

ミシュラン取れるよ、の方がよかった?w

悠佑

どっちでもええわw
黙って食っとったらええやん!w

ないこ

それは無理。俺のメンタルがやられる。

悠佑

なんでやねん…w

ないこは楽しそうに笑いながら がつがつと食べている。 ダイエットはどこに行ったのか。 …まあ痩せとるし、する必要ないけど、

ないこ

…ぁ、そだあにきー?

悠佑

ん、なに?

ないこがふと思い出したように 食事の手を止めた。 俺は皿に落としていた視線をあげ、 ないこの方を見る。

ないこ

今日俺会議行ってくるね?

悠佑

ぇ、そうやったっけ、?

ないこ

えぇ?w 昨日も言ったじゃん、w

悠佑

あー…そうやった、かも、

ないこ

もーw

すっかり記憶から抜け落ちていた ないこの予定に少しだけ動揺する。 昨日確かに言ってた気もするけど、 眠すぎて聞いていなかったのだ。

悠佑

頑張ってな、

ないこ

…ん、w はーいw

にこっと笑うないこ。 会議行っちゃうんか、忘れとった。 今日はずっと一緒やと思っとったから…

ないこ

んね、あにき、w

悠佑

ん、?なに、

ないこ

俺が出かけんの寂しいって思ってるでしょw

悠佑

……っは、!?

ないこ

ほらビンゴ!w 思ってるでしょーっw

悠佑

思ってへんし、そんな子供やないんやから…

ないこ

だってばぶじゃんw

悠佑

今は関係ないやん!

ないこ

はいはい、w

的を得すぎている言葉に驚く。 なんでわかるん?俺頑張ってなって言うたし… 寂しいとか言ってないんに……

ないこ

…あにきw 分かりやすすぎだよw

悠佑

え、?

ないこ

なんで分かった?みたいな顔して
こっち見てこないでww

悠佑

は…!?

ないこ

また図星でしょ?w 全く、w

悠佑

いやお前が鋭すぎるんやって!

ないこ

あにきが顔に出過ぎなんですw

悠佑

ちゃうわ!!

ないこが悪戯っぽく笑った。 俺は反論しながらも口元を緩める。 もはやエスパーの領域に入ってきていることは 一旦スルーで置いておいた。

悠佑

で、何時に出るん?

ないこ

ん?あと30分くらい、w

悠佑

何時に、帰ってくるん?

ないこ

えっとね、会議終わったらすぐだから……
二時間後くらいには家にいると思うよ?

悠佑

…そうなん、

ないこ

っ…w うん…w

悠佑

な、なに笑ってん!

ないこ

いやw だって可愛いんだもん!w

悠佑

はぁ!?俺はかっこいい方なんやけど!

ないこ

あー分かった分かったごめんごめんw
かっこいいけど可愛いの!w

悠佑

絶対分かってないやん…

ないこ

んふ、w そーかなー?w

くすくす笑いながら飯を頬張るないこに、 俺は反論を諦めて朝食を平らげる。 見ると、ないこの皿も空になっていた。

ないこ

ん!ごちそーさまでした!

悠佑

お粗末さまでしたー

ないこ

あ、後片付け俺やっとくよ!

悠佑

いや、w まず着替えてこいw
お前部屋着で会議行くつもりなん?w

ないこ

あ、忘れてたw じゃあお願いします…!

悠佑

んー、w

ないこがばたばたと駆けていく。 その後ろ姿をそれとなく見送って、 俺は空の食器を運んだ。

悠佑

……っし、やるか、

二人分の朝食の食器は割と少ない。 さっさと終わらせてしまおうと洗い始めた。

悠佑

……会議か、

独り言が漏れる。 俺が聞いとらんかったのが悪いんやけど、 突然ないこの予定を知ると 寂しさがやっぱり顔を出してしまう。

同じ家に住んで、ほぼずっと一緒にいるのに、 ちょっとした会議で 寂しくなるとか情けないで、と自分を叱る。 でもまあ実際、寂しいものは寂しい。

…というようなことを考えながら 無心で手を動かしていたら、 あっという間に後片付けは終わっていた。

ふう、と息をつくと同時に、 俺の方に近づいてくる足音が聞こえる。

ないこ

あ、もう終わったの?
ごめん手伝えなかったぁ……!

悠佑

別にええよw 大した量やないしw

ないこ

いやでもさ?ちょっとでも一緒にいたいじゃん!

悠佑

……ん、

ないこ

っあ、照れた?w ねえ照れたでしょ!!

悠佑

うっさいなぁ!さっさと会議行けや!!

ないこ

とか言って、俺が出かけたらLINE送ってくるでしょ?w

悠佑

は、嫌なら送らんし、

ないこ

あー!うそうそ送って!!
俺あれで頑張れてんだから!

悠佑

…ん、

ないこ

ん、ありがとっw

嬉しそうに話すないこ。 時間の経過を忘れそうになるが、 会議に遅らせるわけにはいかない。 屈託なく笑うないこに現実を見せることにした。

悠佑

ないこ、時計見てみ?w

ないこ

ん?………ぇ、まじ?

悠佑

後5分やし、早めに出ときw

ないこ

え、やだぁぁぁぁ……

悠佑

早よ行ってこいよw 玄関まで送ったるからw

ないこ

そのまま俺と会社まで!

悠佑

絶対行かんわw

ないこ

くっそ…w

悠佑

誰が行くねんw

そんなことを話しながら、 俺は嫌がるないこの背中を押して玄関へ向かった。

悠佑

ほら、w 行ってらっしゃいw

ないこ

ねえなんでそんな平気そうなの!
さっきめっちゃ寂しそうだったじゃんか!

悠佑

ないこが嫌がっとんのがおもろいw

ないこ

俺の代わりに会議行く?w

悠佑

絶対いややw

ないこ

もーw じゃあもうちょっと敬って!w

悠佑

はいはい偉い偉いw

ないこ

うわうっすぅ……w

悠佑

褒めてやっただけ感謝せえw

ないこが仕方なさそうに靴を履く。 そのまま玄関のドアに手をかけるかと思ったら、 ないこは俺の方へ振り返った。

ないこ

…頑張るエネルギーちょーだい、

悠佑

ぇ、?

ないこに腕を引っ張られる。 気づくと、俺はないこの腕の中にいた。

悠佑

ちょ、時間やばいんちゃうん?

ないこ

走れば間に合うし、こっちの方が大切だもん、

悠佑

わ、分かったけど……

ぎゅうっと俺を抱きしめるないこの背中を、 俺はぽんぽんと優しく撫でる。 暖かくて、思わず眠くなりそうだった。

ないこ

…ん、

悠佑

満足?w

ないこ

満足ではないけど、帰ってからにするっw

悠佑

…ん、w

楽しみにしとく、とか。 絶対言わへんけど。

ないこ

行ってきます!

悠佑

行ってらっしゃーい、w

ないこが玄関のドアを開ける。 俺は控えめに手を振った。 ないこが外へ出ていく。

玄関のドアが閉まる直前、 ないこが俺に向かってウインクをした。 俺は一瞬固まって、 バタン、とドアが閉まる音で我に帰る。

悠佑

……せこ、っ

当てつけのように呟く。 出かけてから1分も経ってないのに もう寂しくなってしまった自分がいたのは、 絶対ないこには言わない。

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コメント

1

ユーザー

好きすぎますぅ...((((((((

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