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投票前。
最後の確認として、 一人ずつ話す流れになった。
ジェル
ジェル
ジェル
視線が、 さとみに向く。
さとみ
さとみ
次に、 ころん。
ころん
ころん
ころん
その言葉に。
莉犬が、 小さく息を呑む。
莉犬
えと
えとが、 被せる。
えと
えと
えと
——空気が、 変わった。
ころん
確かに、 証拠はない。
でも。
さとみ
さとみが、 静かに言う。
さとみ
視線が、 えとに集まる。
えと
さとみ
さとみ
さとみ
えと
えとの声が、 少しだけ荒れる。
えと
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
沈黙。
端末が、 最後の表示を出す。
【投票を開始してください】
指が、 重たい。
——間違えたら、 終わる。
でも。
“壊してる存在”を、 これ以上、 放置できない。
ころんは、 画面を見つめた。
そして。
【投票を受け付けました】
結果を待つ、 数秒。
端末に、 一瞬だけ、別の文字が走る。
【攪乱ログ:一部解放】
【——分断成功】 【——疑いは、予定通り】
……予定通り?
誰かが、 計画していた。
その“誰か”は、 今—— 息を潜めて、 結果を待っている。