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投票前。

最後の確認として、 一人ずつ話す流れになった。

ジェル

……俺は、
昨夜、誰も守れなかった。

ジェル

でも、
誰も死んでへん。

ジェル

……それ、
不自然やと思わんか。

視線が、 さとみに向く。

さとみ

……俺も、
何もしてない。

さとみ

でも、
“何か”が止めたのは確かだ。

次に、 ころん。

ころん

……観測ログ、
一部だけ見えた。

ころん

二人いる。
役職が違う。

ころん

……最初から、
セット。

その言葉に。

莉犬が、 小さく息を呑む。

莉犬

……それ、
本当なら——

えと

……待って。

えとが、 被せる。

えと

それさ。
ころんが嘘ついてる可能性は?

えと

ログ、消えてるんでしょ?
確認できない。

えと

……なら、
言ったもん勝ちじゃん。

——空気が、 変わった。

ころん

……っ。

確かに、 証拠はない。

でも。

さとみ

……おかしいな。

さとみが、 静かに言う。

さとみ

さっきから、
“消えたこと”を
一番利用してるの、
誰だ?

視線が、 えとに集まる。

えと

……なに、それ。

さとみ

ログがない。
証拠がない。

さとみ

……だから、
疑いをひっくり返せる。

さとみ

それ、
一番得するのは——

えと

……やめて。

えとの声が、 少しだけ荒れる。

えと

今ここで、
決めつけるのは危険でしょ。

莉犬

……でもさ。

莉犬

観測って、
普通なら“情報を出す側”だよね。

莉犬

なのに、
情報が出るたび、
消えてる。

莉犬

……それ、
邪魔してる人が、
すぐ近くにいるってことじゃない?

沈黙。

端末が、 最後の表示を出す。

【投票を開始してください】

指が、 重たい。

——間違えたら、 終わる。

でも。

“壊してる存在”を、 これ以上、 放置できない。

ころんは、 画面を見つめた。

そして。

【投票を受け付けました】

結果を待つ、 数秒。

端末に、 一瞬だけ、別の文字が走る。

【攪乱ログ:一部解放】

【——分断成功】 【——疑いは、予定通り】

……予定通り?

誰かが、 計画していた。

その“誰か”は、 今—— 息を潜めて、 結果を待っている。

青い夜、人狼は息をひそめる

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